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IIJグループについて

IIJグループの事業展開

1990年代初頭、日本のインターネットは誕生前であり、産学共同にて研究開発活動をしていた「WIDEプロジェクト(※)」 が、インターネットに関する諸技術の蓄積として有力なものでした。当社は1992年12月に、このような研究開発に携わっていた技術者を中心に、日本にインターネットとの新たな通信手段を普及したいとの夢により、日本のISPの先駆けとして設立されました。その後、インターネット接続サービス、ダイアルアップIPサービス、ファイアウォールサービス等の国内初のネットワークサービスを開発のうえ提供開始し、1990年代中頃には国内ISPとして独占的なマーケットポジションを築きました。インターネットの普及につれて、ISP市場への参入者が急増し価格競争は激化し、その後多くのISPが淘汰されました。

そのような市場環境のなかで、当社グループは、強みであるインターネットに関連する技術力の集積と顧客基盤を基に、インターネットを事業用に活用するであろう大規模な法人・官公庁層向けに注力し、信頼性と付加価値の高いインターネット関連サービスを複合的に提供するとのビジネスモデルへと戦略的に変革してまいりました。企業がインターネットを使うにあたって必要となる、セキュリティ関連サービス、ネットワークの運用監視、ネットワークやインターネット関連システムの構築・運用等へと領域を広め、子会社・関連会社群も設立していきました。その後、法人向けに複合的なネットワークサービスを提供する必要性によりMVNOの態様でモバイルサービスの提供を開始し、ネットワークとシステムが融合していく流れのなか先んじてクラウドサービスを開発いたしました。グローバルでインターネットネットワークを自社運営するために米国・欧州に拠点を設け、国内顧客の海外進出をネットワーク・システム面でサポートすることを中心に、アジア事業を強化してまいりました。

このような事業展開の経緯のなかで、優良法人・官公庁中心の顧客基盤を築きあげ、総売上の約8割強となる月額売上を蓄積し、法人IT市場においてのブランド認知と当社グループ独自のポジショニングを確立してまいりました。近年、日本の企業・官公庁において、インターネット技術を取り入れた複合的な企業ネットワーク・システムの運営が定着しつつあります。経営理念に掲げる、日本のインターネットを支え、技術力でネットワーク社会の実現に貢献していきたいとの当社グループの役割は、ますます重要になっていくものと考えております。

  • (※)1988年に開始された日本のインターネット関連プロジェクト。産官学の多様な人材や団体が緩やかに連携する中で、より便利で安全な未来を目指した技術開発と研究を行うプロジェクト。


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