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財務戦略

株主還元の基本方針

DX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が提唱されているように、法人ITマーケットの需要は益々拡大すると想定しております。そのような成長市場において、当社グループの事業は成長途中であり、今後も売上高伸長と営業利益率を向上しながら事業規模を拡大することで、継続的な企業価値向上を実現していきたいと考えております。当社は株主還元として実質30%程度の配当性向を継続しており、一株当たり配当金は、ここ数年、利益成長に伴い大きく増加しております。今後も他社に先駆けた事業投資や成長を加速させるM&A機会への機動的な対応等のための一定の内部留保と財務体質の強化にも配慮しながら、利益向上に伴う株主還元増加を進めてまいりたいと考えております。

一株当たり配当金推移

2022年9月30日現在

投資についての考え方

事業投資について

当社グループは、成長市場で競争優位性を発揮し続けるためにも、事業規模の拡大が重要と考えており、経営指標として売上高成長率を意識しています。売上高の伸長とともに利益率は向上していく傾向にあり、営業利益及び営業利益率も重要な指標と認識しており、それらはROEとも連動しています。新規技術領域等への新たな事業投資・サービス開発が順次必要となり、これらを積極的に推進しておりますが、事業投資にあたっては、事業性質により投資回収期間の想定は柔軟にIRR等で評価し、ポートフォリオとして既存コア・成長・新規事業領域等へのリソースアロケーション等も踏まえて、取締役会・経営会議等で判断され、その回収状況は事業・サービス毎にモニタリングしております。

設備投資について

当社グループの主な設備投資は、ネットワーク・クラウド・データセンター等のサービス運営設備やシステムインテグレーション提供にて必要となるお客様向け設備の取得及びソフトウェア開発等です。市場規模拡大を見据え、2017年度以前に設備投資水準を増加し、以降はその水準の投資を継続しています。ネットワークインフラは継続的に拡大し、サービス開発にも積極的に取り組んでおりますが、近年は投資額と償却費がバランスし安定推移しており、当面そのような状況が継続すると想定しております。

M&Aについて

当社グループは、これまで自己成長が主軸ではありますが、過去に、WANサービスを提供する(株)IIJ グローバルソリューションズ(2010年AT&Tから事業買収)、技術人材を獲得・供給する(株)IIJ プロテック(2014年 M&A)、シンガポールの現地有力システムインテグレーターであるPTC SYSTEM (S) PTE LTD (2021年 M&A)とのM&AとPMI(買収後統合プロセス)を実行し、グループ事業連携の効果を発揮しております。更なる成長実現に向けた人的リソースの獲得は非常に重要であり、自社でのリソース確保を補完するものとして、M&Aを継続追求していきたいと考えております。

資本市場とのコミュニケーション

当社グループは成長途中であり、資本市場との密なコミュニケーションが非常に重要と考えております。経営陣自ら、国内外のロードショー・カンファレンス・個別面談等で、株主・機関投資家・アナリストの皆様とのコミュニケーションを実施しています。2021年度での国内外の株主・機関投資家・アナリストとの延べ面談数は358名であり、2022年度はそれを上回るペースで遂行しております。

当社グループの情報を適正・適時・公平に開示するために、有価証券報告書・四半期報告書・決算短信・決算説明資料・株主総会招集通知・統合報告書等の重要情報の日本語・英語の同日開示を実践しております。また、当社グループと社会の長期かつ持続的成長のため、ESG課題に取り組むことが重要と認識しており、TCFDに基づく情報開示、ダイバーシティの考え方・目標等の開示拡充をするとともに、ESG評価機関との直接のコミュニケーションも継続しております。


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