クラウド型データベースサービス「IIJマネージドデータベースサービス」の小規模メニューを白井データセンターキャンパスで提供開始 | IIJについて

新たに小規模構成で利用できる12コア/16GBメモリの低価格なメニューを追加

2022年4月21日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、高性能なデータベースをクラウドサービスとして提供する「IIJマネージドデータベースサービス」において、Oracle Databaseのサービスメニューに新たに小規模で安価な品目を追加し、2022年4月27日より提供開始します。本サービスのサーバ設備を、自社データセンターである白井データセンターキャンパス（千葉県白井市、以下白井DCC）に構築し、小規模から大規模までカバーできる新たなメニュー体系のサービスとして提供します。これにより、小規模構成でOracleを利用したいお客様や、Oracleデータベースの設計、構築、運用を行う技術者の確保が難しい中小企業のお客様、さらに重要なデータは国内データセンターに置きたいといったお客様のニーズに対応いたします。

IIJマネージドデータベースサービスは、高性能なデータベースを提供するクラウド型サービスで、データベースエンジンはOracle DatabaseとMicrosoft SQL Serverから選択できます。Oracle Databaseについてはお客様占有のサーバ機器を、マイグレーションされないサービス基盤より提供します。どちらのデータベースもフルマネージドで提供するため、お客様は、DR（ディザスタリカバリ）構成や冗長構成、バックアップなど複雑なデータベースの運用に煩わされることなく、手軽にご利用いただけます。

今回提供を開始する新メニューの主な特徴は以下のとおりです。

白井DCCに設備をもつ各種サービスと構内接続が可能

今回新たに白井DCCにサービス設備を構築することで、同じ白井DCC内に設備のあるクラウドサービス「IIJ GIO（ジオ）インフラストラクチャーP2 Gen.2」との高い接続性を提供します。また、本サービスはIIJプライベートバックボーン上のゲートウェイを経由して、Microsoft AzureやAmazon Web Services（AWS）など、他社クラウドサービスとも低遅延での接続が可能です。
データの保護の観点から重要なデータは国内に保管したいというお客様も、アプリケーションは外資系パブリッククラウドを利用しながら、データは国内クラウドサービスに保管する、といったシステム構成が可能なため、安心してご利用いただけます。

新メニューにより小規模のOracle構成が可能

白井DCCのサービス設備では、小規模から大規模までのニーズをカバーする3品目を新たに提供します。従来のサービスにはなかった12コア/16GBメモリ月額10万円台の小規模構成、低価格のメニューも加わり、業務システムでOracle Databaseの利用が必須だが、データベースの構築や運用を行える技術者がいない中小規模のお客様をはじめ、低コストかつ負荷なくOracleデータベースを利用したいといったお客様にも最適です。

新メニューのスペックと提供価格

品目		OD-D12-16	OD-D24-96	OD-D24-192
論理コア		12コア	24コア	24コア
メモリ		16GB	96GB	192GB
ストレージ		500GB	500GB	500GB
初期費用		0円
月額費用（税抜）	冗長化なし	103,000円	166,000円	226,000円
月額費用（税抜）	冗長化あり	233,000円	367,000円	487,000円