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IIJ、「経済安全保障重要技術育成プログラム」においてマルチクラウド環境での「データの保護と流通の自動化技術」の研究開発を受託

さまざまなデータが高い信頼性のもと、利便性高く流通できる社会の実現へ

2023年11月8日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [223KB]

当社は、内閣府、経済産業省などが中心となって推進する「経済安全保障重要技術育成プログラム」の実施プロジェクトの一環として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO(※))が公募した「ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発」において、IIJの研究開発テーマ「データの保護と流通の自動化技術」の研究開発が採択され、契約を完了したことをお知らせいたします。
経済安全保障重要技術育成プログラムは、経済安全保障推進会議及び統合イノベーション戦略推進会議の下、内閣府、文部科学省および経済産業省等が中心となって、府省横断的に経済安全保障上重要な先端技術の研究開発を推進します。

当社は、本年7月より2026年7月まで、安全にデータ連携するための制御技術、大量データを円滑に連携するための分散処理技術、許可されたユーザのみがデータにアクセスできる改ざん等防止技術について研究を行い、機密性の高い情報を含む様々なデータが、高い信頼性のもと、利便性高く流通できる社会の実現に向けて技術開発を進めます。

  • (※)NEDO:New Energy and Industrial Technology Development Organization

背景

近年、DXやデータドリブン経営へのシフトを図るため、組織間を横断するデータの整備やデータ流通基盤の構築など、データを幅広く活用しようとする社会的気運が高まっています。民間企業においては、複数のクラウドサービスを組み合わせて利用するマルチクラウドの形態によるデータ活用が増えていることを受け、当社では、昨年12月に、複数のクラウド間でのデータ連携・活用を支援する「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」を提供開始しました。本サービスでは、数多くのクラウドサービスに対応した連携アダプタや機密性の高いデータの秘匿機能等を提供しており、「簡単・セキュア・低コスト」にデータ連携・活用を実現することができます。

このようなマルチクラウド環境でのデータ連携・活用は、今後ますます拡大していくことが見込まれますが、データ連携の要件の多様化や複雑化、システム停止や情報漏えい等の社会的影響の甚大化などを背景に、データ連携・活用システムの高度な自律性の確保や制御技術の向上が求められています。

当社はこうした要求に応えるべく、これまで以上に安全で円滑なデータ流通を目的としたデータ保護技術やデータ流通の自動化における研究開発テーマを定め、その成果をIIJクラウドデータプラットフォームサービスへ要素技術として取り込むことを目指すとともに、官公庁や民間企業が様々なデータを、高い信頼性のもと、利便性高く利活用できるよう本プロジェクトに取り組んでまいります。

研究概要

研究開発名 データの保護と流通の自動化技術の研究開発
実施者 株式会社インターネットイニシアティブ
主な研究開発内容

安全なデータ連携のための「データ連携処理ポリシー制御技術」

あらゆる分野でデータの利活用の促進が求められるなか、複数のデータを、データの提供者と利用者の間で、その重要度に応じて、安全に流通させるためのデータ連携と処理を行うにあたってのポリシー制御技術の開発を行います。具体的には、データ利用条件の合意を支援するデータカタログの開発、合意された利用条件にもとづくデータ連携処理の制御、データ提供者、利用者ロケーションでのデータ連携処理の制御、耐改ざん性を備えたデータベースを利用したログ管理システムの開発などを進めていきます。

大量データ連携リクエストに向けた分散処理技術

複数のデータ利用者によるアクセスの集中が想定されるインターフェースにおいて、スケールアウト型のデータ連携処理基盤の検討を行います。具体的には、複数のデータ利用者によるアクセス集中が想定されるHTTP APIインターフェースへのアクセスによるデータ連携処理を並列分散して処理する仕組みを検討・開発します。

サービス提供者によるのぞき見や改ざんの防止技術

データ処理サービスの利用領域を暗号化し、処理中データを保護する仕組みを検討・開発します。これにより、サービス事業者による許可ユーザへの成り代わり、データののぞき見・改ざんを防止します。

実施期間 2023年7月~2026年7月
報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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