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IIJ、新SASEサービス「IIJセキュアアクセスサービス」を提供開始

2022年8月30日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [575KB]PDF / English

当社は、新たに自社開発したSASE(※1)サービス「IIJセキュアアクセスサービス」を2022年9月1日より提供開始いたします。本サービスは昨今の安全なリモートワーク環境の実現に不可欠なSASEサービスをセキュア・シンプル・低価格に提供するものです。場所を問わない働き方を実現するためのセキュリティとネットワークの機能がまとまっており、1ユーザ月額990円(※2)(最少50ユーザ)という低価格で導入しやすい料金設定のため、中堅・中小企業のお客様にも最適なサービスです。

  • (※1)SASE(Secure Access Service Edge):さまざまなセキュリティ機能やネットワーク機能を融合し、包括的にクラウドサービスとして提供することを目指す方法です。あらゆる環境のユーザがクラウドや社内の情報に安全にアクセスするため、クラウドへの経路上で一元的にネットワーク制御とセキュリティ統制を行います。
  • (※2)モデルケース(Webゲートウェイ、ファイアウォール タイプ1、リモートコネクトを利用)の1ユーザ料金です。

背景

従来、企業ネットワークのセキュリティは情報資産にアクセスするユーザがオフィスの中にいることを前提に、社内ネットワークへの脅威の侵入を防ぐ「境界防御型」と呼ばれる考え方が主流でした。しかし、昨今はクラウド利用が進み、テレワークが急速に普及するなかで、ユーザの居場所を問わず、クラウドや社内に分散する情報資産へのセキュアなアクセスを可能にするセキュリティフレームワークが必要とされています。当社は、ゼロトラストを実現するIIJ Omnibusサービス群のリモートアクセスサービスやセキュアWebゲートウェイサービス、ファイアウォールサービス等をご要望に合わせて提供することで、大手企業を中心としたお客様のニーズに対応してまいりましたが、このたび、中堅・中小企業のお客様からの、より簡単に安価にSASEサービスを導入したいというご要望にお応えし、新たに「IIJセキュアアクセスサービス」を開発、提供するに至りました。

「IIJセキュアアクセスサービス」の概要

本サービスでは、セキュリティ機能として「Webゲートウェイ」、「ファイアウォール」、ネットワーク機能として「リモートコネクト(リモートアクセス)」、「プライベートコネクト」を提供し、お客様は必要な機能を組み合わせてご利用いただけます。ユーザ端末側には、専用エージェントをインストールするだけで、共通のセキュリティポリシーが適用可能になり、許可されたユーザだけが社内・社外問わず必要なサービスやアプリケーションにセキュアに接続できるようになります。本サービスの特徴は以下のとおりです。

シンプルなメニューで簡単に導入

情報資産にセキュアにアクセスするために必要なセキュリティとネットワークの基本機能をパッケージ化した品目を提供します。お客様側でのカスタマイズは不要で、必要な機能を組み合わせて、SASEサービスを利用できます。またお客様自身で、専用画面からセキュリティポリシーを設定・変更できるとともに、ユーザの利用状況も確認できます。

基本機能
セキュリティ機能 Webゲートウェイ 悪意あるWebサイトへのアクセスを防止する高度なフィルタリングやアンチウィルス、アクセス制御等の機能。
ファイアウォール 簡易的なアクセス制御機能を持った「タイプ1」、マルウェア対策等のUTM機能を持った「タイプ2」(2023年1月提供予定)の2品目から選択可能。
ネットワーク機能 リモートコネクト 専用エージェントをインストールしたユーザ端末が本サービスのWebゲートウェイおよびファイアウォールを利用するためのリモートアクセス機能。
プライベートコネクト 本サービスと「IIJプライベートバックボーンサービス(※)」を接続する機能。同サービスを経由して、社内ネットワーク上の情報リソースや閉域接続したクラウドサービスにアクセスできます。
  • (※)IIJのバックボーン上にお客様専用のネットワークを構築し、IIJの各種ネットワークサービスや、お客様のデータセンター、クラウドサービス等と相互接続できる閉域ネットワークサービス。

低コストで少ないユーザ規模から導入可能

最少50ユーザから利用いただけます。ユーザ単位の課金体系のため、同一ユーザが社内利用と社外利用でデバイスを複数使用しても、追加料金は発生しません。業種や業態を問わず、SASEサービスを利用したいお客様に最適です。

「IIJ C-SOCサービス」と連携し、手軽にセキュリティ運用のアウトソースが可能

本サービスと「IIJ C-SOCサービス」の連携を中堅・中小企業のお客様でも利用しやすい料金で提供します。両サービスを合わせて利用することで、セキュリティログの集約・分析、およびインシデント発生時の初動対応までをIIJにて実施し、お客様のセキュリティ運用の負荷を軽減できます。さらに「IIJセキュアエンドポイントサービス」等と連携することで、多元的なログの相関分析で分析精度を高め、インシデントの早期発見を可能とします。

IIJ C-SOCサービス(参考価格/税抜き)

  • 監視対象:IIJセキュアアクセスサービス 50ユーザ
  • 初期費用:120,000円 月額費用 72,000円~
  • (※)Webゲートウェイ、ファイアウォールタイプ1をIIJ C-SOCサービス ベーシックプランで監視する場合の価格です。

自社開発し日本国内データセンターでサービスを提供

本サービスはIIJが自社開発・運用しており、安定した品質や迅速なサポートを実現します。また、これまでの豊富なネットワークとセキュリティの実績をもとに、モバイル回線・クラウド接続・エンドポイントセキュリティなども含めたトータルサポートが可能です。

提供費用(税抜き)

  • 初期費用:550,000円
  • 月額費用:1ユーザ990円
  • (※) Webゲートウェイ、ファイアウォールタイプ1、リモートコネクトの機能を利用する場合の価格です。

提供開始日

2022年9月1日

利用イメージ図

IIJセキュアアクセスサービス 利用イメージ

IIJでは今後、リモートコネクト機能の拡張やCASB(クラウドサービス利用状況の可視化・制御)との連携、ZTNA機能の追加など「IIJセキュアアクセスサービス」の更なる拡充を進めてまいります。

関連資料

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株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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