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IIJ、LINE証券のCFD取引サービス「LINE CFD」にSaaS型FXプラットフォーム「IIJ Raptorサービス」を提供

2022年1月26日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [317KB]

当社は、LINE証券株式会社(以下LINE証券)が提供を開始した差金決済取引(CFD取引)(※)サービス「LINE CFD」のシステム基盤として、SaaS型の取引プラットフォーム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」を提供し、運用を開始いたしました。同社では、外国為替証拠金取引(FX取引)サービス「LINE FX」のシステム基盤として2020年3月よりIIJ Raptorサービスを利用しており、この度、同一システム基盤上にCFDシステムを構築し、一元的な運用を開始いたしました。

  • (※)CFD(Contract for Difference):証拠金を預けて取引を行い、差益だけを決済する金融商品。

サービス提供の背景

LINE証券は“投資をもっと身近に、もっと手軽に”をミッションに、簡単・便利で分かりやすくシンプルなスマホ投資サービスの提供を目指しており、現在、「LINE証券」、「LINE FX」などのサービスを運営しています。今回新たに「LINE CFD」を開始するにあたり、取引システムのプラットフォームに「LINE FX」サービスで運用実績のあるIIJ Raptorサービスを採用しました。IIJ Raptorサービスの同じシステム基盤上にCFDサービスの取引システムを構築することで運用を一元化できることに加えて、これまでログイン機能や通知機能などLINEプラットフォームを活用した様々な機能を開発してきた実績を評価いただき、今回の採用に至りました。

サービス提供内容

IIJ Raptorサービスでは、注文受付から約定まで数ミリ秒という高速な約定処理スピードを実現するとともに、各取引機能をAPIとして提供することで、スマートフォンアプリやPCブラウザなど多様なチャネルとの連携、接続を可能にします。「LINE CFD」の銘柄は株価指数、商品指数、日本や海外の個別株、海外ETFなどに対応しており、今後も取扱銘柄の拡大に対応していく予定です。
また、今回IIJでは、IIJ Raptorサービスの提供に加えて、LINEアプリ内で「LINE CFD」の取引をするための取引チャネルを開発、提供いたしました。LINE Front-end Framework(LIFF)(※)上で動作し、個別のアプリをインストールしなくてもLINEアプリ内で手軽に取引を行うことが可能です。

  • (※)LIFF:「LINE」アプリ内で動作するウェブアプリが実装できるプラットフォームで、「LINE」ユーザのアカウント情報を活用した様々な機能の提供が可能になります。

サービスイメージ

サービスイメージ

IIJでは、今後もIIJ Raptorサービスの安定運用と機能拡充を続けていくとともに、10年以上にわたるFXや暗号資産取引システムの構築、運用を通じて蓄積した知見を活かし、ユーザの取引情報など実データの分析、活用による新たな領域でのサービス展開を進め、お客様の新たな金融ビジネス創出を支援してまいります。

IIJ Raptorサービスについて

IIJ Raptorサービスは、一つのプラットフォームで、店頭FX、店頭CFD、取引所FX(くりっく365)、取引所CFD(くりっく株365)、暗号資産取引に対応した取引システムをSaaS型で提供するIIJ独自開発のFXサービスです。並列メモリ処理技術を駆使した「コアエンジン」を中心に、ユーザビリティの高い「投資家向け機能」と高い管理機能を擁した「業務管理者向け機能」、収益を最大化させる「ディーリング機能」から構成されています。金融サービスに必要な機能をワンストップで提供できる統合プラットフォームを実現するとともに、それぞれの機能を自由に導入できる柔軟性の高いシステムです。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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