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IIJ、FXプラットフォーム「IIJ Raptorサービス」の新機能として店頭CFD(差金決済取引)システムを提供開始

第一弾としてヒロセ通商のCFDサービス「LION CFD」の取引システムに導入

2022年1月17日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [574KB]

当社は、SaaS型のFXプラットフォーム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」を拡張し、同サービスのプラットフォーム上に新たに店頭CFD(差金決済取引)(※)に対応した取引システムの機能を追加し提供を開始しました。これによりFX事業者や金融機関のお客様は、FXサービスと同一の基盤上にCFDサービスを構築し、共通機能の活用など業務効率化を図ることで、初期コストと運用負荷を抑えることが可能となります。
また、本サービスは、ヒロセ通商株式会社(本社:大阪府西区、代表取締役:野市 裕作、以下 ヒロセ通商)が2021年11月15日より提供している「株価指数CFDサービス(LION CFD)」のシステム基盤として採用され、安定稼働を続けています。

  • (※)CFD(Contract for Difference):証拠金を預けて取引を行い、差益だけを決済する金融商品。

サービス提供内容

IIJ Raptorサービスは、並列メモリ処理技術を駆使した「取引コア機能」を中心に、ユーザビリティに優れた「投資家向け機能」、収益を最適化させる「ディーリング機能」、顧客管理を行う「バックオフィス機能」から構成されるSaaS型のFXシステムです。注文受付から約定まで数ミリ秒という高速な約定処理スピードが特徴で、2010年にサービスを開始して以来多くの金融機関に採用いただき、現在十数社を超えるFX事業者のサービス基盤として稼働しています。
今回新たにCFDサービスを、FXサービスと同一のIIJ Raptorサービスのプラットフォーム上に構築し、提供開始いたしました。すでにIIJ Raptorサービスをご利用中のお客様も、これから導入されるお客様も、IIJ Raptorサービスを基盤としてFX/CFDサービスを提供することで、共通化によるコスト減、運用負荷の抑制といったメリットを享受できます。各サービス単体での導入も可能です。また、本サービスはSaaS型のため、取扱銘柄や取引量が増えた場合にも容易にシステムを拡張することが可能です。

ヒロセ通商 LION CFDへの導入の背景

ヒロセ通商は、国内一般投資家の差金決済取引へのニーズの高まりをうけ、既存のFXサービスに加えて新たに日経225やニューヨークダウなど、世界各国の株価指数の取引ができるCFDサービスの導入を決定しました。同社は、現在提供しているFXサービス「LION FX」のシステム基盤としてIIJ Raptorサービスを採用しており、新たにCFDサービスを導入するにあたって、最小限のコストかつ短期間で導入できることから、IIJ Raptorサービスの同じシステム基盤上にCFDの取引システムを構築することとなりました。長年にわたるIIJ Raptorサービスの安定した稼働実績と、同一システムを使うことによる業務効率化に加え、FX/CFDサービスの利用者が同じユーザインタフェースで取引操作できる点を高く評価いただき、継続しての採用に至りました。

サービスの提供イメージ

サービスの提供イメージ

IIJでは、今後もIIJ Raptorサービスの安定運用と機能拡充を続けていくとともに、10年以上にわたるFXや仮想通貨取引システムの構築、運用を通じて蓄積した知見を活かし、ユーザの取引情報など実データの分析、活用による新たな領域でのサービス展開を進め、お客様の新たな金融ビジネス創出を支援してまいります。

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株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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