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カリキュラム紹介

ー Curriculum ー

カリキュラムに込めた想い

「データはネットワークでつながった先のクラウドにあり、人と人のコミュニケーションもネットワークが媒介している」という状況が現在の社会です。したがって、ネットワークが停止してしまうと、データへのアクセスも不可能になり、人とのコミュニケーションにも支障が生じます。ネットワークはすでに社会を構成する重要基盤となっているのです。

それゆえに、ネットワークの安定運用は必須であり、また、安定運用しやすいネットワークを構築することも必須になっています。しかしながら、そのような安定運用のための技術や構築技術は、なかなか身につかない。その理由は、実践をともなった知識と技術を身につける場が少ないことにあります。座学だけで得た知識には限界があります。実践経験を伴ってはじめて、仕組みと原理の理解が深まり、血の通った技術的素養となるのです。そうなれば、その技術は、様々な局面で応用可能なものになります。

IIJアカデミーでは、ネットワークを中心とするいくつかの技術分野に対して、実践経験を積むことができ、仕組みと原理の理解が深まるよう工夫したカリキュラムを用意しました。一緒になってそのカリキュラムに取り組み、エンジニアとしての技術を向上していってもらうことを期待しています。

IIJ Engineers Blog記事​

IIJアカデミーでは、受講生の皆さんのサポートのために、多数のIIJエンジニアが参加しています。今回はその中でも、カリキュラムの検討から技術指導までを担当した「専門講師」の二人に話を聞きました。

カリキュラム紹介

IIJアカデミーでは、高度なネットワーク・システム運用の中核となる技術の習得を目的とした「動的経路制御を用いたネットワークの設計と構築」、「クラウド基盤のためのデータセンターネットワークの設計と構築」の2つのカリキュラムの実習を16週間で実施します。

(1) 動的経路制御を用いたネットワークの設計と構築

目的

通常、動的経路制御というものに触れる機会は多くない。企業ネットワークの場合には、ほとんどが静的経路制御でまかなっているか、動的経路制御を導入していても正しい使い方なのか不安に思う点も多々あると思われる。

ネットワークの規模が大きくなればなるほど、耐障害性や運用効率の観点から動的経路制御を用いたネットワーク構築は避けられないが、経路制御における基礎知識の理解が不十分な状態ではかえって不安定なネットワークにもなりかねず、また、大規模ネットワークを構築するために必要とされる高度な経路制御技術を身に付けることも困難である。

安定したネットワークを構築するためには

  • 複数の同一経路情報が存在する場合の経路選択
  • パケット高速転送の仕組み(RIB/FIB/Adjacencyテーブルの役割)
  • IGPとEGPの役割の違い
  • IGP(OSPF)とEGP(BGP4)でできること
  • ルータの防御及び経路制御におけるセキュリティ的な観点・ノウハウ

等の知識を正しく理解し使いこなすことが重要である。

本項目では、難易度の低い課題から高い課題へと実践を積み重ねながら、経路制御に必要な基礎知識の習得・再確認・補強を行いつつ、ISPクラスの経路制御技術を身に付けることを目的とする。

概要 エミュレータを使って実習。エミュレータの環境構築から実施。課題に沿ったネットワークをエミュレータ上に構築し、仮想ルータの設定や動作の確認等を行いレポートにまとめる。レポートにより理解度を確認する。
必要な技能 Linuxの設定・操作、仮想ルータ(juniper)の設定・操作
得られる技術 経路制御の基本、マルチホームの組み方、動的経路制御プロトコル(OSPF/BGP)の基本、ISPにおける経路制御手法

(2) クラウド基盤のためのデータセンターネットワークの設計と構築

目的

システムを構築する際に最初にクラウドを選択するのが一般的となってからしばらく経つ。ITエンジニアはクラウドをどのように利用するかが重要でありそのクラウドがどのように構成されているかは気にすることはほとんど無い。この状況は技術が進化した結果でありユーザとしては歓迎すべきことである。

ところが、開発中、あるいは、提供中のITサービスに問題が生じたとき、その解決のためにはクラウドの仕組みに対する深い理解が必要となることがある。また、利用しているクラウドサービスの性能を最大限に活かしているか、利用しているリソースの拡張/縮退が必要かどうかなどの判断も深い理解がないと難しい。

とはいえ、クラウドの実装においては、サーバ、ストレージとネットワークの仮想化技術を抜きには語れないが、その技術の実態と応用の仕組みに触れる機会は多くはない。

本項目では、難易度の低い課題から高い課題へと実践を積み重ねながら、クラウドサービス(IaaS)の構築に必要な基礎知識の習得・再確認・補強を行いつつ、数千台規模のサーバを収容可能なデータセンターネットワークの構築に必要な技術を身につけることを目的とする。

概要

エミュレータ環境を用いて、L2(イーサ)ネットワークを用いた論理リソース(サーバ、ストレージ)の接続を実施し、論理リソースが任意に組み合わせ可能であることを確認する。

さらに、それらのL2ネットワークを冗長化することを実習する。

続いて、大量のリソースを収容するために初期のクラウド(IaaS)で用いられた多段L2ネットワークの構築実習を行う。

カリキュラムの進め方は、上記の課題をレポートにまとめてもらい、そのレポートにより理解度を確認するという手順となる。

必要な技能 Linux(Ubuntuを使用)を操作、設定できる。仮想スイッチ(SONiCを想定、状況に応じて変更する可能性あり)の操作。
得られる技術 L2ネットワークの基本、障害に強い冗長なネットワークの構築方法

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