事業説明会等の内容

2020年8月31日：IoT事業戦略説明会

説明会要約

IoT事業戦略説明会では、IIJが強みとするセキュアで多彩なネットワークやクラウドサービスを融合したIoTプラットフォームを軸に、産業、農業、エネルギー等の特定領域でのシェア拡大に向けた事業戦略および最新トピックスをご説明いたしました。

登壇者：

常務執行役員 立久井 正和、IoTビジネス事業部 事業部長　岡田 晋介、IoTビジネス事業部 副事業部長　齋藤 透、IoTビジネス事業部ソリューションインテグレーション課 課長　高舘 洋介

質疑応答

【質問】産業用コンピュータで世界トップシェアのアドバンテック社は産業IoT向けPaaS（※1）としてWISE PaaS（※2）を展開されていますが、その日本版であるWISE-PaaS IIJ Japan-Eastの状況について教えてください。

【回答】IIJが担うクラウド部分の開発は完了しており、すでに複数社がWISE-PaaS IIJ Japan-Eastをトライアル中の状態です。なお、今後に向けて案件の受注を積み上げに注力しております。

【質問】WISE-PaaS　IIJ Japan-Eastの訴求ポイントや優位性、ターゲット先にについて教えてください。

【回答】本サービスは、今後IoTシステムの導入を検討されている産業メーカー等をターゲットとしております。なお、IoTに必要な基盤システムとネットワークを包括的に提供可能な点に加え、生産管理や設備監視、エネルギー管理システムなどの特定業務に必要なアプリケーションをパッケージとしてラインナップすることでIoTシステムの導入を容易にいたしました。

【質問】産業機械や工場設備のIoT化に特化した「IIJ産業IoTセキュアリモートマネジメント」と、WISE-PaaSの違いについて教えてください。

【回答】本サービスはWISE-PaaSをプラットフォームとして提供するだけでなく、特定の機能開発及びアプリケーション機能を付随して提供する点や、産業IoTに必要なエッジデバイス、閉域ネットワーク、クラウドをワンストップで提供が可能な点でも異なります。

【質問】「IIJ産業IoTセキュアリモートマネジメント」の閉域網での運用以外の安全面について教えてください。

【回答】本サービスは閉域網での運用の他に、IIJが提供している様々なセキュリティのソリューションを適用できる点でも外部から脅威に対しより堅牢なサービスとなります。

• （※1）PaaS：アプリケーションソフトが稼動するためのデータベースやプログラム実行環境などのプラットフォーム一式を、インターネットを利用したサービスとして提供する形態。
• （※2）WISE-PaaS：アドバンテックが開発した様々なデバイスをIoT接続して使えるようにする産業IoT向けPaaS。