2026年8月7日:2027年3月期 第1四半期 決算説明会(オンライン開催)
(※)主な質疑応答の要旨を記載しております。
略語説明:FY26は2027年3月期、1Q26は2027年3月期 第1四半期、NWサービスはネットワークサービス、SIはシステムインテグレーションを指します。
- 【質問】携帯キャリアの新料金プランや端末価格の高騰を踏まえ、個人向けモバイル「IIJmio」の契約動向とIIJの取り組みの方向性をお聞かせください。
- 【回答】「IIJmio」の契約動向は、低容量から中・大容量プランへの移行が進んでおります。現在、5GBプランの割合が最も高いものの、10GB以上のプラン比率が高まっており、ARPU(※)は徐々に向上しております。端末価格は高騰しておりますが、多様な端末ラインアップを揃えることに加え、中古端末等の販売も強化することで、多様な顧客ニーズに対応しております。
- (※)Average Revenue Per Userの略。ユーザー1人あたりの平均売上を指す。
- 【質問】1Q26末の法人モバイル回線数が前四半期末比で減少している要因について説明してください。
- 【回答】1Q26における法人モバイル回線の減少は、訪日外国人向けに事業展開をされている特定顧客の動向による一時的なものであり、IoT関連等の需要は堅調に推移しております。
- 【質問】1Q26 NWサービス粗利率が前年同期比で低下している要因について説明してください。
- 【回答】インフレ等による全般的なコスト増加基調のなか、保守・外注・人件費等の固定的原価の期変わり時での微増傾向に加え、モバイル端末の仕入増加やモバイルデータ接続料単価の動向等によりモバイルサービスの粗利が前年同期比及び前四半期比で低下したことが要因です。
- 【質問】メモリを含むコンピュータ部品の価格高騰による業績影響について説明してください。
- 【回答】SIにおいては、個別案件ごとに仕入価格等の原価に一定のマージンを織り込んで見積りを作成しているため、粗利への影響は限定的です。NWサービスについては、サーバ等の機器を自社設備として利用しており、償却期間が4年程度のものが多いことから、価格上昇による粗利への影響は短期的には限定的と想定しております。
- 【質問】AIによる開発の効率化・代替が進むなか、IIJのSIの収益性に与える影響を説明してください。
- 【回答】当社はネットワークインフラの構築・運用を事業の基盤としており、物理的な設備の運用や高度なネットワーク技術を伴うインフラレイヤーに位置しております。AIによる代替が進みやすいアプリケーション開発やコンサルティング等の領域と比較し、当社事業の代替リスクは相対的に低いと考えております。
- 【質問】シンガポール子会社PTC SYSTEM(以下PTC)が獲得したGPU基盤構築案件について、運用フェーズの収益性を教えてください。
- 【回答】一般的に、SIの粗利構造において、システム構築の粗利は、ハードウェア部分を内包することが多く粗利率は高くない一方で、運用フェーズの粗利率は相対的に高くなる傾向があります。このような案件は、ハードウェア部分の構成比率が高く、低利益率ではありますが、多くのエンジニア工数を要さずに粗利額を積み上げられるものと考えております。