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車いすフェンシングで世界を目指す

IIJは2016年から、車いすフェンシングの競技と仕事を両立している笹島貴明選手を応援してきました。

2018年8月31日

2013年、新卒でIIJに入社し、社会人生活をスタートさせた笹島貴明選手は、入社2年目のゴールデンウィークにスノーボードでケガをし、車いす生活をおくることになりました。もともと体を動かすことが好きだったので、東京都が主催するスポーツ選手発掘事業に参加し、「車いすフェンシング」に出会いました。

競技を始めてわずか1年で、日本はもとより世界大会でも活躍するようになり、昨年度からは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指す強化選手の一人に選ばれました。そして、日々、厳しい練習にはげみ、各地で開催される大会に出場しています。

競技生活に専念する選手が多いなか、笹島選手は、車いすフェンシングを始めてから現在に至るまで、練習や大会のあるとき以外はフルタイムで働いています。仕事ではMVNO事業部に所属して、個人向けモバイルサービス「IIJmio」のマーケティング業務に従事し、顧客分析や販売・収支の管理を行なっています。

笹島選手は「フェンシング選手としての活動も重要ですが、IIJの仕事が生活の基盤であり、"ファーストキャリア"である仕事もしっかりやっていきたい」と話します。

最近では、障がい者スポーツ普及のために小学校で講演を行なったり、2年後に開催される東京オリンピック・パラリンピックの関連イベントにゲストとして参加するなど、活躍の場を広げています。

IIJは今後も、世界を目指す笹島選手を応援していきます。

2018年6月1日、東京臨海副都心地区に建設されたパラスポーツ専用体育館「日本財団パラアリーナ」のオープニングセレモニー。(前列・右から2人目が笹島選手)

6月8日~10日、福岡で開催された全日本車いすフェンシング選手権に笹島選手も出場した。結果は、フルーレ5位、エペ5位。(右が笹島選手、左は香港のYu Chui Yee選手)

「車いすフェンシング」とは

ユニフォーム・剣・マスクなどは、健常者のフェンシング競技と同じ装具を使用し、「ピスト」と呼ばれる装置に車いすを固定して、上半身のみで競技を行なう。フットワークを使わないぶん、剣さばきの技術とスピードが、勝敗を分けるポイントとなる。精神を極度に集中するため、競技者がほんの数分で汗びっしょりになるほど激しいスポーツである。

パラリンピックでは、第1回のローマ大会(1960年)から正式競技種目で、特にヨーロッパで盛んな障がい者スポーツの一つに数えられている。日本では、1964年の東京パラリンピックに日本選手が出場したが、その後しばらくは国内での競技者はいなかった。そして、2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京のパラリンピックに相次いで代表選手が出場するようになり、2015年にはTOKYO 2020を目指して、NPO法人日本車いすフェンシング協会が発足し、新たなスタートをきった。現在は、京都の常設練習場に全国から競技者が集まっている。


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