トワイライトコンサートの舞台裏

IIJは、毎月、東京大手町の三井住友銀行ロビーで「トワイライトコンサート」 を開催しています。室内楽を中心とした1時間のクラシックコンサートで、誰でも無料で参加することができます。

2008年9月。このコンサートは三井住友銀行東京営業部部長（当時）の発案で、始まりました。「2年後の大手町ビル（旧東京営業部）取壊しを前に、周辺で働いている方々へ恩返しをしたい」という思い。三井住友銀行と取引のあったIIJもこれに賛同し、コンサートを支援することになりました。2010年に三井住友銀行は新しいビルに移転しましたが、生演奏の素晴らしさをお届けするために、コンサートを継続しています。

会場は、銀行のエントランス。エレベータや空調が動作する中での演奏で、ベストな環境とはいえません。それでも「気軽にクラシックを楽しんでもらおう」と、多くの演奏家が協力してきました。

コンサート当日。15時に窓口が終了すると会場作りが始まります。三井住友銀行の社員が手際良く200脚以上の椅子を並べ、ステージを作ります。インターネット中継を行うための機材も搬入されます。17時10分の業務終了後、演奏家がリハーサルを開始。18時に開場ですが、既にお客様が並んでいます。18時半の開演前に満席になり、急遽席を追加することもあります。19時半で終演。甘美な余韻の中、あっという間に撤収が完了します。

2011年の震災以降、節電のため7月から9月はお休みしていますが、「トワイライトコンサート」は2013年6月で50回目を迎えます。IIJは今後も、「音楽のおくりもの」を続けていきます。周辺にお越しの際はぜひお立ち寄りください。