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Technical Now

約1900店舗に拡大中のコンビニジム 「chocoZAP(チョコザップ)」 ――IIJ Omnibusサービスで大規模&スピーディな店舗展開を実現

IIJ.news vol.195|August 2026

RIZAPが展開している無人運営のコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」。
圧倒的なスピードを誇る店舗展開の裏側をIIJ Omnibusサービスが支えている。

RIZAPテクノロジーズ株式会社
DX推進本部 情報システム部
DX推進本部 プロダクト開発統括2部
部長
永嶋 義憲 氏
RIZAPテクノロジーズ株式会社
DX推進本部 情報システム部
部長補佐
高田 充 氏

[導入前の課題]
類をみない出店スピード
ネットワーク構築が課題

──IIJ Omnibusサービスを導入された経緯を教えてください。

永嶋:
RIZAPは2022年から、24時間ご利用いただけるコンビニジム「チョコザップ」を展開しています。重視しているのは出店スピードです。2026年3月末には約1900店舗で、会員数は111万人(2026年2月12日時点)を突破しています。ほかには類をみない出店スピードだと思います。
高田:
大量出店にあたって課題となったのが、店舗のネットワーク環境です。新店舗をオープンする場合、一般的にはネットワークエンジニアが現地に足を運び、ルータなどの機器設置やテストなどの工程を踏む必要があります。しかし、RIZAPのIT担当者は全国どこにでもいるわけではありません。エンジニア不在の地域でも、すばやく一定のネットワークサービスを展開するにはどうすればいいか。そこで検討したのがSD-WANソリューションである「IIJ Omnibusサービス」でした。

──店舗のどのようなところにネットワークが使用されているのですか?

高田:
監視カメラ、入退館時のQRコード認証、ゲストWi-Fi、カラオケなど、さまざまな部分をネットワーク通信が担っています。

[選定の決め手]
出店スピードへの対応力と技術力
ネットワーク構成の柔軟性が決め手

──数あるSD-WANのなかからIIJ Omnibusサービスを選択された理由は?

永嶋:
IIJさんとはもともとRIZAPとしてお付き合いがありました。加えて、チョコザップが展開を始めた2022年は、世の中が半導体不足に苦しんでいた時期でしたが、IIJさんは自社開発のSA-W2Lというルータの在庫をたくさん持っておられた。大量出店するには、それだけルータも必要ですからね。チョコザップの出店スピードに対応できたのは、IIJさんだったからこそだと思います。SA-W2Lは無線LANなど店舗運営に必要な機能を1台で完備していたのも魅力でした。
高田:
IIJさんはネットワークの管理基盤も優れています。以前使っていたルータは輻輳による遅延がたびたび起きていましたが、IIJさんのSA-W2Lに替えてからは大きな問題は発生していません。
永嶋:
IIJ Omnibusサービスは機器の設定がテンプレート化されているのも大きな魅力でした。というのも、実際にパラメータ設定などを担当するのは、IT職ではないメンバーだからです。テンプレートを私たちが一度“翻訳”するだけで、非IT職でも簡単に対応できるようになります。結果として属人性を持たずに済むのはスピーディな出店には大きなメリットです。
高田:
チョコザップではWANからそのままインターネットに出るオプションは不要だったため、ネットワーク構成を変更してコストを削減しました。このようなネットワーク構成の柔軟性も、IIJ Omnibusサービスならではです。

[導入後の効果]
場所を選ばない管理体制を実現
セキュリティ性能も向上

──IIJ Omnibusサービスの導入効果は?

高田:
IIJ Omnibusサービスの管理ポータルには助けられています。各店舗のルータのパフォーマンス状況をモニタリングでき、設定情報の変更もすべてのルータに対して一気通貫で実施できます。管理する場所を選ばず、フルリモートで作業できるため、オフィスに出社しなくても大規模ネットワークの保守運用管理が行なえる点は強みだと感じています。

──セキュリティ面のメリットは?

高田:
セキュリティ面でも大きな効果を実感しています。チョコザップのような多店舗展開の場合、ともすればルータのファームウェアがばらばらになってしまい、ある店舗は最新版でも別の店舗は脆弱性を抱えているといった状況になりがちです。IIJ Omnibusサービスを通すことで、セキュリティのばらつきを防ぎ、冪等性(同じ操作を何回繰り返しても同じ結果が得られること)を担保できるので、セキュリティに注力している当社にとっては非常にありがたいです。

──サポート体制や対応はいかがですか?

永嶋:
営業の方を含め、トラブルや困っていることへの対応が早く、スピーディに解決してくれるので非常に助かっています。といっても実際にトラブルで連絡することはあまりないのですが(笑)。チョコザップは会員数も多いですし、無人店舗ということもあって、ネットワークにトラブルが起きると大変です。お客さまが入館できなくなる可能性もありますからね。そんな致命的な事態を避けるためにも、24時間365日のサポート対応が整っているのは、大きな安心材料です。SD-WANの構築だけでなく、ルータの開発から管理ポータルまで自社で対応している事業者は意外と少ないですからね。

[今後の展望]
さらなる事業拡大を見据えながら
着実な成長を目指す

──今後の展望を教えてください。

高田:
これまではBtoC企業としてお客さま向けのネットワークセキュリティに注力してきましたが、今後は自社ネットワークのセキュリティもより強固にする必要性を感じています。そのためにも、IIJさんと協業しながら、特にゼロトラストに力を入れていきます。
永嶋:
今後、直営店舗もFC店舗もさらに出店スピードを加速させる予定です。海外展開も本格的に始まりますし、ネットワークの保守管理もより大変になるでしょう。IIJさんには既存環境で培った実績をもとに、引き続きお付き合いいただければと思っています。
導入したサービス・ソリューション

RIZAPグループ株式会社

  • 本社:〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階
  • 設立:2003年4月10日
  • 資本金:1億円(単体)
  • 従業員:連結4625名(2025年3月31日現在)
    ※臨時従業員除く

RIZAPグループ株式会社は、『「人は変われる。」を証明する』を理念に掲げ、連結子会社のRIZAP株式会社において、パーソナルトレーニングジム「RIZAP」やコンビニジム「チョコザップ」など、ヘルスケア・ウェルネス領域の事業を国内外で展開している。

RIZAPテクノロジーズ株式会社

  • 本社:〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階
  • 設立:2022年6月2日
  • 資本金:100万円
  • 従業員:138名(2026年1月1日時点)
    ※パート社員含む

RIZAPテクノロジーズ株式会社は、RIZAPグループのIT戦略を担う企業として、全国規模の多店舗展開を支えるシステムやネットワーク基盤の企画・構築・運用を手がけている。

  • ※ 本記事は2026年1月に取材した内容をもとに構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。
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