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パラアスリート 笹島貴明のROAD to PARIS 競技生活の進退に迷いもパリ五輪を目指す

IIJ.news Vol.179 December 2023

執筆者プロフィール

IIJ 広報部

笹島 貴明

2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。個人系サービス「IIJmio」等のデータ分析をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。

自国開催の東京パラリンピック出場を逃し、2021年時点で30歳になり、同年齢のアスリートが少なからず引退していることも重なって、IIJで普通の会社員としてのキャリアを遅まきながら取り戻していくほうがいいのでは……という思いも正直ありました。

一方、「延期期間中に練習を積んだ自分の現在の実力はいかほどか?」という山で修行を積んだ野武士のような気持ちもあり、国際大会に臨む高いモチベーションは維持していました。

悩むことの少ない筆者にしては、それなりに悩み、チームメイトなど周りの人とも相談した結果、会社からも競技の継続を応援していただけることになり、2024年のパリ・パラリンピック出場を目指すことを決めました。

東京パラリンピック後もコロナ禍の影響で国際大会はしばらく開催されずにいましたが、2022年5月にタイで開かれたワールドカップに約2年ぶりに参加しました。

さて、(自称)山籠りの成果はというと、強豪国の参加者が少ない大会だったとはいえ、普段は予選落ちするか否かの瀬戸際で戦っていた筆者が、予選を好成績で通過することができ、多少満足できる結果となりました。決勝トーナメントも含めると、素晴らしい成績とは言えないものの、練習で習得した技が試合中に決まる嬉しさを実感したり、筆者の試合を見た他国の選手から褒められたりと、久しぶりの大会で「競技を続けて良かった」と、精神的な充足感を味わうことができました。

タイでの久しぶりの国際大会で奮闘する筆者(手前)


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