IIJ Research となりの情シス 全国情シス実態調査2023

• どの規模の企業でも「正社員」が「正社員以外」より多い。1,000名以下の企業では、正社員の平均は10名以下。
• 「人員を増やす方針」と回答した企業が昨年より増加し、「現状維持」の割合が減少。情報システム部門の人員を増やす傾向が見られる。

• 時間を費やしている業務は「既存システムリプレース検討」が第1位に。
• 役職別では、経営者役員クラス、本部長クラスの第1位は「DX推進関連活動」。

• 情報システム部門の課題は、第1位「属人化している業務がある」、第2位「人材（できる人）が足りない」、第3位「人員（人数）が足りない」と、人員・人材関連のテーマが上位を占めた。
• 昨年（2022年）の調査結果と比較しても、課題の上位3つに変化はなく、人員・人材関連のテーマが慢性的な課題と推察される。

• 今後強化すべきことの第1位は「情シス内の人材育成」。ほぼ同数で「セキュリティ強化」が続く。
• 昨年と比較しても、今後強化すべき上位3つに変化はない。一方、昨年は入っていなかった「DX推進」が今年は第4位に、「AIの活用」が第7位に登場。

• 企業の年商規模が大きくなるほどクラウドの比率が高くなっている。
• 昨年と比較すると、年商規模にかかわらず、オンプレからクラウドへ移行している企業が増加している。

「自社業務の理解」を筆頭に同等のパーセンテージの回答が複数存在し、ITベンダへの要望が多岐にわたることが読み取れる。