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グローバル・トレンド 久々のGMM

IIJ.news Vol.175 April 2023

執筆者プロフィール

IIJ.news編集部

小河 文乃

IIJグループは、米国・英国・ドイツ・中国・シンガポール・タイ・インドネシア・ベトナムの8カ国に海外現地法人を置いています。かつて海外現地法人の長や幹部社員は、飯田橋のIIJ本社に年に1回集まって、Global Management Meeting(以下、GMM)と呼ばれるミーティングを実施し、情報交換と連携強化を行なっていました。ここ数年はコロナ禍でリモート開催となっていましたが、2023年3月、久しぶりにGMMが復活。筆者はIIJグループの社内報の取材を兼ねて、GMMを見学しました。

海外現地法人の長の多くは日本人ですが、参加者である現地法人の幹部社員のなかには、海外国籍で日本語を解さない人もいます。そのためGMMでは、プレゼンテーションから議論、配布資料まで、あらゆる情報伝達を英語で実施します。いつもは日本のオフィスで日本語を使って仕事をしている社員も、この3日間は文字通り「英語漬け」で、議論に参加したり、会議の運営に勤しみました。

英語が苦手な筆者はGMMの取材にあたり、Microsoft Teamsの「ライブキャプション」を活用。会場で話者が英語で発した言葉は、自分のPCで起動しているTeamsの画面上でのみ、リアルタイムで日本語字幕に変換されます。余談ですが、英語を日本語に変換する精度は、流ちょうな英語であればあるほど、わかりやすい日本語に変換されるようだと、筆者は感じました。

同じくTeamsの文字起こし機能「トランスクリプション」にも救われました。話者が発した単語が聞き取れず、日本語字幕から意味を読み取ることもできない時、トランスクリプションで表示された英文テキストから単語を拾い、Google翻訳で日本語の意味を調べれば、会話の要点を理解できます。本来、Teamsは離れた場所にいる社員を対象に、GMMの情報を共有しようと設定されたはずですが、使いようによっては、言語の壁がある社員にとって大いに役立つことがわかりました。

海外現地法人の長たちの報告から、インフレ・人材不足・IIJのブランド力が、グローバルビジネスにおける共通課題であることが浮き彫りになりました。GMMでは、こうした報告を単なる「報告」で終わらせないように、課題の解決に向けて参加者たちが侃侃諤諤と議論する様子が強く印象に残りました。実際に会ってなされる議論が持つ「価値」を、GMMで実感することができました。

会議中の風景


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