マイクロデータセンター（Zella DC）

DX edgeのマイクロデータセンター（Zella DC）は、 単なる空調付サーバラックではありません。無限の可能性を秘めたエッジコンピューティングを実現するキーデバイスです。
オフィスや倉庫、工場などの屋内から過酷な環境の屋外まで、どのような場所にも簡単に設置でき、統合的なリモート運用・保守が可能なため、経済的で環境にも優しい設計です。

マイクロデータセンターの3つの特長

• 拡張性

  短期間でのスモールスタート、需要に応じた拡張が可能。また、容易に移転できます。

• 運用性

  IIJによるリモ ート運用保守で 、現地にIT設備担当者を配置する必要がなくなります。

• 経済性

  • 月額サービスでご提供（機器販売も可能）
  • サーバルーム建設と比較して低TCO
  • PUE=1.2※の省エネ性能

  ※ PUE（Power Usage Effectiveness）とは、データセンターの電力使用効率を表す指標です。理論上、PUE1.0が最も良い値 とされています。

  とされています。

ラインアップ

オーストラリアZella DC社とパートナー契約を締結し、高機能、高品質なマイクロデータセンターを日本国内及びワールドワイドに提供しています。

Zella DC社

IIJは、Zella DC社と日本国内初の導入検証を実施し、パートナーシップを結びました。

Zella DC社は、オーストラリアのパースに拠点を置く、Edgeを実現する次世代のデータセンター専業メーカです。
2010年にグローバルなマイクロデータセンター専業のスタートアップとして創業以来、効率的、堅牢、インテリジェントという3つの重要な考慮事項でエッジデータセンターを実現しています。

マイクロデータセンターのパイオニアとして10年以上の歴史の中で、様々な過酷な環境で製品が機能することが証明されています。 ベンダーにとらわれないアプローチ、グローバルスタンダードに基づいて製造されたハードウェア、そしてクライアントとパートナーのカバレッジは世界中に広がっています。顧客は、オーストラリアならではの暑く埃っぽい鉱山採掘現場からはじまり、通信キャリア、造船業者、政府機関、その他製造業やIT企業でも多数採用されています。

ご利用料金

ご要件に応じて個別にお見積もりします。お気軽にお問い合わせください。

導入時初期費用

初期投資負担無し、リモート運用保守込みのマイクロデータセンター月額利用サービスも用意しています。サービス契約期間は3年からで、サービス期間終了後、最大10年（当初サービス契約期間含む）までのご利用延長が可能です。

ランニング費用

マイクロデータセンターの事例

IIJ白井データセンターキャンパス（千葉県）

白井データセンター内のショールーム「白井ワイヤレスキャンパス」において、エッジコンピューティングのデモ環境として設置しています。

物流倉庫に設置したZella Pro（東京都内）

テナントとして入居の物流倉庫内でサーバルームとして設置しています。
一日で設置作業が完了しました。

鉱山の過酷な環境下に設置したZella Hut
（オーストラリア）

オーストラリアの高温、埃っぽい過酷な環境にZella Hutが採用され、スマートマイニングの基盤として利用されています。

FAQ（よくあるご質問）

• Q1.マイクロデータセンターとはどのようなものですか？
  A.

  マイクロデータセンターは、無停電電源装置（UPS）、サーバ冷却、物理セキュリティなど、サーバやストレージを安全に運用するために必要な要素を冷蔵庫大のサイズに凝縮したモジュール型のシステムです。
  専用のサーバルームがなくても、オフィスや倉庫、工場だけでなく、屋外などどのような場所にでも設置可能。エッジやフィールドでコンピューティングリソースを利用できます。

  
• Q2.マイクロデータセンターと専用サーバルームはどう違いますか？
  A.

  マイクロデータセンターには、導入・拡張・運用の点で、多くのメリットがあります。

  	マイクロデータセンター	専用サーバルーム
  導入のしやすさ	既存の建物内、敷地屋内外のスペースに設置できるため、工事費が割安で短期間で導入可能 マイクロDCごと設置場所の移転が可能	専用ルームとその空調設備や物理セキュリティなど大掛かりな工事となり、コスト、期間がかかる 設備の移転ができない
  拡張のしやすさ	ラック単位で需要に応じた追加、拡張が可能	手狭になってもサーバルームの拡張工事は困難
  運用のしやすさ	現地に専門の技術者を配置不要 マイクロDC設備の状況（利用量、故障）を遠隔からリアルタイムに可視化 マイクロDC設備の故障は、ラック単位に極小化 定期的なセルフチェック	設備状況が可視化できないため、サーバールーム設備とIT機器などの切り分けに時間がかかる場合がある 設備の故障がサーバルーム全体に影響する 専門業者による業務用空調機などの法定点検を定期的に実施する必要がある

• Q3.マイクロデータセンターの監視・運用、保守はどうなりますか？
  A.

  構成部品はプラグ＆プレイで専門の技術者でなくても簡単に交換可能。センドバック保守となっています。また、リモート運用保守プションを契約いただくことにより、DX edgeサービスデスクからリモート監視・運用や故障時の手配代行を提供します。

• Q4.マイクロデータセンターを設置可能な国・地域はどこですか？
  A.

  Zella DC社のマイクロデータセンターは、世界中ほとんどの国、地域に販売、設置可能です。
  構成部品のプラグ＆プレイとセンドバック保守の特徴により、メーカ保守員の駆けつけ対応を必要としません。

• Q5.Zella DC社のマイクロデータセンターの優位性はなんですか？
  A.

  Zella DC社は、マイクロデータセンターやエッジ環境に関する豊富なノウハウを持つマイクロデータセンター専業メーカです。鉱山など過酷な環境での実績が多い堅牢な製品を提供しています。
  空調やPDUなどの部品には日本や米国メーカ製品を採用。空調ユニットを含め機能の冗長構成を選択できる特長があります。
  IIJは、Zella DC社のパートナーとして、お客様の要件に合わせた柔軟なカスタマイズにも対応します。

DX edge

• サービス概要
• マイクロデータセンター（Zella DC）
• コンテナDC「co-IZmo/I」