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テノン・システムコンサルティング株式会社 様テノン・システムコンサルティング株式会社

IIJ GIOとMicrosoft Azureのマルチクラウド環境に
SAPシステムのメイン/DRサイトを構築しBCP対策を強化

「SAP&EDIマネージドサービス」を提供するテノン・システムコンサルティングは、サービス基盤としてIIJのクラウドサービスを利用していた。エンドユーザからのBCP(事業継続計画)対策強化の追加要望に対し、IIJ GIOとMicrosoft Azureのマルチクラウド構成を採用してメイン/DR(ディザスタリカバリ)サイトを構築。その両方の基盤をIIJがサポートしている。

課題

  • 基幹業務システムの事業継続性の強化
  • システム利用用途やユーザ要件に応じた最適なインフラの選定
  • 信頼性の高いデータ同期機能の構築

対応策

  • 東西DR構成により災害時における供給途絶リスクを最小化
  • ネットワークを含めたマルチクラウド基盤をワンストップサービスで利用
  • 広帯域で信頼性の高いバックボーンとASR(Azure Site Recovery)を活用し、安定したデータ同期を実現

導入前の課題

災害などのリスクを考慮し、DRサイトを構築

2004年に設立されたテノン・システムコンサルティングは、幅広い産業分野の顧客に対してコンサルティングや情報システムの構築、運用などのサービスを提供しており、SAPをはじめとするERPパッケージや周辺業務システムに対する豊富な経験と知見を持ち、産業や機能別に開発した独自テンプレート、ソフトウェア製品を多くそろえている。

代表的なサービスの1つが、製薬企業向けに基幹システムと電子商取引システムを提供する「SAP&EDIマネージド サービス」である。

「国内外の製薬業が日本で事業を行う上で必須の機能を個社専有型のクラウドサービスで提供するとともに、トラブルシューティングや個別のリクエストにも対応する運用サービスを行っています。ITの障害復旧だけでなく、誤請求などオペレーション上のミスにも対応することができる、広い業務をワンストップでカバーするサービスです」と説明するのはテノン・システムコンサルティングの萩原大輔氏だ。

ある製薬企業X社は、短期間で基幹システムを立ち上げられる点などを評価し、テノン・システムコンサルティングのSAP&EDIマネージド サービスを活用している。その基盤として採用されたのが「IIJ GIO」である。その際、首都圏に置かれたIIJのデータセンターが拠点となった。

ただ、災害リスクなどを考えると、単一拠点での運用には不安が残る。X社も、BCP強化を重要な課題と認識していた。そこで、X社はテノン・システムコンサルティングにDRサイト構築を依頼。両社でクラウドを中心にいくつかのサービスを比較検討した結果、DRサイトを「Microsoft Azure」上に置くことを決めた。メインの基幹システムとバックアップシステムの両方をクラウド上で運用する、先進的なマルチクラウド環境の活用事例である。

選定の決め手

関西のデータセンターと「顔の見えるサービス」

Microsoft Azureの利用にあたり、ライセンスはIIJ GIO with Microsoft Azureを活用し、IIJ経由で提供される。

「当初からMicrosoft Azureは選択肢の1つと考えていましたが、これをIIJ経由で活用できるというのは意外でした。IIJにメインとDR両方の基盤をサポートしてもらうのは、当社としても非常にありがたいことです。複雑な運用フローでは、災害状況に応じた柔軟な対応が難しくなってしまいますからね」とテノン・システムコンサルティングの木野田博樹氏は言う。

特に重視したのは、データセンターの場所と法人営業の体制だったようだ。

「メインサイトが首都圏のIIJデータセンターにあるので、関西圏のデータセンターが希望でした。また、IIJは法人営業の体制が整っているため、顔の見えるサービスという点で、信頼性も高い。もちろん、複数の候補について多角的な検討も行いました。候補となった別のクラウドサービスの場合、短サイクルでの大量データ同期の仕組みや安定したネットワークがネックでした。IIJ GIOとMicrosoft Azureの組み合わせでは安定的なバックボーンネットワークも含めて提供を受けられ、最も効率が良いとの結論に至りました」とテノン・システムコンサルティングの長谷川幸佑氏は話す。

メインとDRの両方の基盤を接続するにあたっては、「IIJプライベートバックボーンサービス」「IIJクラウドエクスチェンジサービス for Microsoft Azure」「ExpressRoute」が採用された。また、ASR(Azure Site Recovery)を用いてMicrosoft Azure上にDR環境を構築するため、IIJはこのインテグレーションサービスも提供した。これらのサービスを利用できる点も、評価のポイントだったようだ。

「迅速な業務復旧に備えるためには、受発注などに関わる重要かつ大量のデータを、確実に同期しなければなりません。その点、IIJの広帯域で高品質なバックボーンは大きな魅力でした。また、同期の機能を担うソフトウェアは高い効率性と同時に、高品質と信頼性が求められます。IIJからはASR構築の実績などについても説明を受け、ユーザにも納得してもらいました」。テノン・システムコンサルティングの萩原氏はこのように振り返る。

導入後の効果

供給途絶のリスクを最小化し、ビジネスの成長を加速する

今回のDRサイト構築プロジェクトは2017年中には実稼働が予定されている。IIJ GIO(メイン)とMicrosoft Azure(DR)というマルチクラウド環境のSAP&EDIマネージド サービスは、X社のビジネスを一層力強く支えることになる。

特に医薬品の場合、供給の途絶は人命に関わることもある。災害などでシステムダウンが長引けば、メーカとしての供給責任を果たせなくなるかもしれない。それは、企業の存在意義が問われるほどのリスクである。このリスクを最小化した上で、X社は市場における信頼感を高めつつ持続的な成長を目指している。

「X社の事業は急成長しており、業務の拡大に伴いシステムへの要件も増えています。当社はその要望をしっかり受け止めて、より高水準のサービス提供を目指しています。同時に、SAP&EDIマネージドサービスの機能も今後更に充実したものに進化させていくつもりです」とテノン・システムコンサルティングの米﨑琴枝氏は力を込める。

SAP&EDIマネージド サービスをインフラ面でサポートするIIJもまた、X社やテノン・システムコンサルティングをはじめとするユーザ企業からのフィードバックを得ながら、サービスの進化を加速させる考えだ。

テノン・システムコンサルティング株式会社様へ導入したシステム概要図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

テノン・システムコンサルティング株式会社
本社:東京都港区白金台3-19-1 興和白金台ビル3F
創業:2004年2月
業務パッケージソフトウェア製品による基幹業務システム構築に関するコンサルティングやソフトウェア製品の開発・販売などを行う。幅広い業界に精通し、クラウド関連の知見も豊富なのが強み。

テノン・システムコンサルティング株式会社

※ 本記事は2017年6月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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