【後編】Raptor事業推進本部社員座談会!
皆さん、こんにちは。IIJ人事部の澤崎です。
以前ご紹介させていただいた【前編】Raptor事業推進本部社員座談会!に引き続き、後編では入社理由や部内の雰囲気などにフォーカスしご紹介します!

入社理由について
土屋:今回、新卒・キャリア2名ずつご参加してますが、梅村さんから入社理由についてお伺いできますか?
梅村:私は文系の国際学科出身で、正直ITではなく、旅行関係などの少し違った業界を見ていました。
ですが、就活中に、就活生と企業のマッチングを図るワーク会のようなものに参加し、IT業界が文系・理系関係なく募集していることを知ってそこからITに興味を持ち始めました。
また、ITによってさまざまなことが便利になっていることを感じ、自分の学部でもフリー論文でAIについて書いていたこともあり、次第にITに関心を持つようになりました。
そこから国際関係の業界とIT業界の両方を見始め、説明会などに参加するうちに、IT業界への興味が深まり、最終的にIT業界をメインで目指すようになりました。
IIJに決めた理由ですが、いろいろと話を聞いていくうちに、実際にエンジニアになって自分でシステムを作ってみたいと思うようになりました。
また、IIJは日本のインターネットを長年支えてきた企業であり、ノウハウや技術が豊富に蓄積されていると感じました。
ここでならインターネット技術を基礎から学び、エンジニアとして成長できるのではないかと思ったのが、大きな理由です。
土屋:文系からITへ、良いターニングポイントがあったこと、そしてそれに対して論文を書いたり、自分で調べたりする過程を経たからこそ、最終的な着地ができたんですね。
IIJは日本初の商用ISPとして始まった企業で、設立当時のメンバーが今も社内に在籍しており、情報としてはおっしゃる通り、収集しきれないほど蓄積されている環境だと思います。採用担当としても、そうした点に期待される方が非常に多いと感じています。
続けて、向永さんからもお願いします。
向永:僕は情報系の学部出身で、IT企業を中心に就職活動をしていました。
軸は2つあり、1つは僕自身がITを使って新しいサービスを作ってみたいという思いがありました。
新しいITサービスを実現できる会社を探していた中で、ウェブだけ、サーバだけといった一部分だけを扱う企業ではなく、すべての領域を一貫してサービス提供できる組織で働きたいと考えていました。
もう1つは、新しいサービスを作るために技術力を重視していたことです。
技術のノウハウや技術力が確かな企業で、サービス企画と技術力の両方を鍛えて、新しいサービスを実現できる会社を探していました。
その中で、IIJは技術力・内製力が非常に強く、新しいサービスも毎年リリースしていたため、入社を決めました。
土屋:まさに今、やりたかったことを体現している部署に所属されているんですね。Raptorも当時は今ほど大きくなかったと思いますが、成長を体感しながら関われているのは貴重な経験ですね。
向永:IIJの中でもRaptorは、同じ部署内でワンストップでさまざまな領域を経験できるので、技術力を高めながらサービス企画に取り組めていると思います。
土屋:一方でキャリア入社組のお二人ですが、新卒の方とは違い、社会人経験を経たからこその視点があったのではないかと思います。岡田さんから伺ってもよろしいでしょうか。

岡田:僕は前職で証券会社のシステム部に所属しており、そこでFXサービスや暗号資産サービスの開発をしていました。
よりベンダー側で深く技術領域に関わり、自分のスキルを伸ばしたいと思い、転職を考えました。
IIJはインフラで有名な会社ですが、開発にも力を入れている姿勢があり、チャレンジングな文化に惹かれて応募しました。
最終的に入社を決めた理由は、中途面接の際、面接官が2人いたのですが、その2人のタイプが真逆で、お一人はすごく真面目で的確なことを言ってくださる方で、もう一人はとても大らかで優しい方でした。その2人が共存しているというのが、すごく多様性にあふれている文化を感じたので、IIJに入社を決めました。
土屋:インフラの印象が強い中で、開発にも力を入れていると感じたきっかけは何でしたか?
岡田:入社当時、IIJのグループ会社であるDeCurret(ディーカレット)がサービスインしたタイミングで、IIJがその開発にすごく携わっていたというお話を伺ったことがきっかけですね。
土屋:ありがとうございます。続いて、渡部さんからもお願いしてもよろしいでしょうか?
渡部:はい。入社理由はキャリアアップが目的でした。
もともと僕は飲食業をしていましたが、いろいろあってIT職に就きたいと思い、初めて業種を変えて転職しました。
IT系の客先常駐型の会社に所属し、一般的なシステム運用監視オペレーター業務(24/365)を2年間ほど担当していました。
しかし、そのままの業務が続く可能性が高く、キャリアアップが見えなかったため、再度転職活動を始めました。
いろいろな企業を検討する中で出会ったのがIIJでした。
Raptorサービスの業務内容を伺ったところ、現職で行っていたシステム運用監視とほぼ同じ内容で、使用しているツールも一致していたことがプラス要素でした。
さらに、オペレーター業務だけでなく、運用管理業務や運用設計、シフト管理などキャリアアップにつながる業務ができると聞き、エントリーして入社しました。
部内の雰囲気について
土屋:文字では伝えづらいカルチャーや雰囲気についてもご紹介できればと思います。Raptor事業推進本部って、どんな文化がありますか?
向永:上司がメンバーの話を聞いて、やりたいことを任せてくれる自由な文化はあるかと思います。
サービスの企画をやりたかったのですが、もともとこのRaptor事業推進本部の中にはサービス企画の部署はありませんでした。ですので、ずっと1年目から「企画をやっていきたい」、「企画部署は必要なんじゃないか」と上司と相談し、「どういうことをやっていくかを考えてみてくれ」と言われました。自分で構想を練ってプレゼンし、3年前に実際に部署を立ち上げることができました 意見を聞いて、取り入れて、挑戦させてくれる部署の文化があると思います。
土屋:1年目からそういう思いがあったのもすごいですね。組織が立ち上がるまでにはどれくらいかかったんですか?
向永:4年ほどですね。その間、もともと技術力も高めたいと思いがあったので、アプリ開発をやっていました。その傍ら、新サービス企画のブレスト会をやってみたり、色んなメンバーに協力いただいたりしていましたね。

土屋:私なんかは新卒採用担当をやっていた際、新入社員の方々に一番驚かれるのが、入社して早々、「何やりたい?」って聞かれるところから入るのが、驚かれていましたね。
渡部:Raptor事業推進本部の下にいろんな部、その下に課がぶら下がっていて、その中にチームが属しています。ですので、組織の都合上、他の部と直接やり取りする機会はあまりありませんが、内部で閉じていることが多いので、それぞれのチームで気軽に話しやすい環境ではあります。
梅村さんや岡田さんも同じフロアにいて、斜め前に座っていたりするので、カジュアルな会話も自然にできます。みんなでサービスを作る意識が強く、協力体制がしっかりしています。いざこざもなく、穏やかな環境ですね。
土屋:事業部としては何人ぐらいなんですか?
向永:50人ぐらいです。パートナー会社さんも一緒にやっていますので、全体で言うと200人ほどです。
土屋:200人規模となると、もう1つの会社みたいですね。皆さんが同じフロアにいることで、声もかけやすい環境なんですね。
渡部:そうですね。課が違っても社員同士垣根なく、業務後に飲みに行くこともあります。僕たち4人は年代も近いので、節目に「〇〇お疲れ会」などもやったりしています。
土屋:会社全体としても風通しがいいという話はよくありますよね。
役職者にも「誰々さん」と呼ぶカジュアルなコミュニケーションも然り、新卒の我々からすると当たり前に感じますが、中途入社の方からすると驚かれることが結構ありますよね?
岡田:そうですね。確かに前の会社では「○○課長」や「○○社長」と呼んでいました。小さい会社ではありましたが、それでも役職名をつけないといけないという文化がありました。ですので、IIJに来て、ちょっとびっくりしました。
土屋:会社全体としても、Raptor事業推進本部としても、風通しの良さが根付いているんですね。
キャリアについて
土屋:これまで現在〜過去の話を伺ってきましたが、ここからは少し未来に向けて、IIJで今後どうしていきたいか、ご自身の事業をどう育てていきたいかについてお話いただければと思います。
向永:Raptorサービスはまだ15年目で、僕は現在企画業務を担当しています。
今の外国為替のプラットフォームにとらわれず、世の中を便利にする新しいサービスをどんどん企画していきたいです。
部署もまだ若く、未整備な部分もあるので、環境を整えながら、企画・リリースまで一貫して進められる体制を作っていきたいと思っています。
渡部:運用管理業務では、シフト管理や手順書の査読、監視登録など多岐にわたる業務がありますが、属人化や手動作業が残っている部分もあります。
それらを最適化し、例えばシフトメンバーの業務キッティングの自動化や、アラートの内容を分析して次の対応を明示する仕組みなどを整備したいです。
誰でも対応できる運用体制を目指し、キャリアアップも含めて取り組んでいきたいです。
土屋:皆さんそれぞれ、Raptorを育てている感覚がありますね。「もっとこうしたい」という視点があるのは頼もしいです。岡田さんはいかがでしょう?
岡田:僕は主にJavaやTypeScriptを使って開発をしていますが、今はDockerやKubernetesなど、スケーラビリティや可用性が高くなるような技術を使って、経験値を上げているところです。
これからは、より可用性の高いアーキテクチャを設計していき、最終的には金融システムに限らず、より多くのユーザーに使っていただけるような新しいサービスを、自分たちの手で開発していきたいと思っています。
梅村:私は基盤課ですが、特にやりたいことは改善活動です。
サービスの質を高めるだけでなく、業務を効率化し、それぞれのメンバーが様々な技術を扱えるようにしたり、他のことを考える時間を作れるように、もっと便利にしたいと思っています。
例えば、GitLabのCI/CDパイプラインで、内部で使うツールに証明書を自動発行したり、Kubernetesの可視化ツールを導入して、今何が起きているかを分かりやすくするなど、メンバーの業務効率化と技術習得の両立を目指しています。
土屋:お客様へのサービス提供だけでなく、事業部内の改善にも目を向けているのは本当に心強いですね。

みなさんへのメッセージ
土屋:今回のこちらの動画をご視聴いただいているIIJに興味を持っていただいている皆さんに対して、最後にメッセージをいただければなと思っていますがいかがでしょうか?
向永:上司と考えを相談しつつ、周囲へ意見を発信する人が、様々なものを作っていく文化があります。 ですので、「こういうことをやってみたい」「こういうサービスを作ってみたい」「この技術を使ってみたい」といった思いを持った人に、ぜひ来ていただきたいと思っています。 また、金融サービスを扱っている事業部ですので、「ちょっと大変なのかな」と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。 IIJには働きやすい制度が整っており、他の金融業界向けの開発企業と比べても非常に働きやすい環境です。ぜひ、ためらわずに来ていただきたいです。
梅村:「これを足したら良くなる」「こうしたらもっと便利になる」といった改善提案が歓迎される文化です。
課題解決や改善が好きな方には、ぴったりの職場だと思います。
渡部:文系出身でIT未経験からスタートした僕でも、IIJで活躍できています。
「技術力がないと無理かも」と不安に思う方もいるかもしれませんが、質問しやすく、意見も言いやすい環境です。
やってみたい気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしてほしいです。
岡田:基本的に、様々な分野のスペシャリストがたくさんいて、個性派が集まった集団だと思います。 ただ、そういった方々がうまく調和している組織ですので、お互いを尊重し合い、背中を押すような文化があります。 個性をお持ちの方や、背中を押してもらいたい、チャレンジしていきたいという気持ちを持っている方がいらっしゃれば、雰囲気が合うなと思ったら、ぜひ応募していただきたいと思います。よろしくお願いします。
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