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地域に眠る豊かな資産を、デジタルの力で持続可能な価値へ転換する―― 株式会社DCPは2025年12月、北海道美唄市、女子バレーボールチームを運営する株式会社アルテミス北海道、みらい株式会社、フューチャリズム株式会社、一般社団法人GovTech美唄とともに、コンテンツ提供にもとづく新たな収益分配システムの実証実験を実施した。目指したのは、ITとスポーツの融合、そしてクリエイターエコノミーが支える地域活性化である。
地域経済の活性化の一案として、クリエイターの人材集積が注目されるなか、地域に眠るアセットをデジタル化して収益を生み出す動きが広がっています。しかし、コンテンツ発信にともなう権利収益は「少額かつ多頻度」で発生するため、振込コストや複雑な分配計算が大きな負担となっています。この決済課題を乗り越え、“稼げる地域”を実現するのが本実験の狙いです。
実証実験では、地域内外のクリエイターが協働して「アルテミス北海道」の応援曲と映像を制作しました。そして、即時決済が可能なトークン化預金(銀行預金をブロックチェーン上でトークン化したデジタル通貨)を活用し、その権利収益を自動かつ継続的に分配する仕組みを検証しました。
トークン化預金「DCJPY」を用いた収益分配システムの手順は、下記の通りです。
1:売上の受領
配信ディストリビューターから、代表者(アセットオーナー)の銀行預金へ楽曲の配信売上が入金される。
2:分配額の算出
配信明細データにもとづいて、独自のシステムが、作詞・作曲・映像編集などクリエイターごとの分配額を自動算出する。算出結果にもとづき、システムからDCJPYネットワークへ支払指図を連携する。
3:デジタル送金
2にもとづいてトークン化預金「DCJPY」として各クリエイターのウォレットへ瞬時に移転される。
4:資金化
DCJPYを受け取ったクリエイターは、各自のウォレットからDCJPYを償却し、銀行口座へ戻すことで、資金化(精算)が完了する。※実証実験の銀行口座は、仮想の口座/検証用環境を使用

参加企業・団体の役割
今後は、商用化に向けた課題である「源泉徴収や消費税(インボイス制度)といった税務処理の完全自動化」に取り組みます。また、音楽だけでなく、アート・観光・福祉など幅広いアセットのトークン化を進め、地域共創モデルを推進していきます。
実証実験の流れ
掲載画像内の名称・ロゴ等は当時のものです
株式会社アルテミス北海道
BM/取締役副社長
平野 龍一 氏

AIが一般化する時代だからこそ、スポーツをはじめとするエンターテインメントがもたらしてくれる“リアルな感動”の価値が高まります。そこで「新たな未来を地方から作る」という志の実現に向けて、クラブ運営を圧迫しかねない膨大な請求書処理や振込手数料をデジタル技術で解決してくれる本仕組みには、大きな期待を寄せています。今回の実証実験は、地域とスポーツの持続可能な未来を支える大きな1歩になると確信しています。

アルテミス北海道
北海道札幌市を拠点に活動する女子バレーボールチーム。2020年に設立され、現在はV.LEAGUE WOMENに所属。「北海道の女性活躍のシンボルとなる」をミッションに掲げ、競技活動だけでなく、地域との交流や次世代育成にも注力している。北海道から全国へ挑戦を続けるクラブとして、多くの人に夢や感動を届けながら、地域に根ざした活動を展開中。


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