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株式会社DCPは、ブロックチェーン技術を基盤としたトークン化預金「DCJPY」を活用して、企業・地域・人々がより円滑につながる「価値循環型コミュニティ」の創出を目指している。このたび、2026年2月にオフィシャルパートナー契約を結んだガンバ大阪とともに、価値循環型コミュニティの実現に向けた実証実験をパナソニックスタジアム吹田におけるホームゲームで実施した。本稿では、その概要を紹介する。
これまでかたちにできなかった「チームを応援する想い」が、デジタル技術によって届くようになり、届いた応援がリワードとしてファンに返ってくる――選手・チームを応援するあなたの熱量がそんなふうに循環する世界がもう目の前にあるとしたら、どんな応援を届けたいですか?
ファン・サポーターが注ぐ「応援の熱量」は、クラブにとって計り知れない価値を持っています。しかし、従来のスポーツビジネスでは、ファン・サポーターは「サービスを受ける側」、クラブは「提供する側」という一方通行の関係になりがちでした。DCPは、ファン・サポーターのかけがえのない応援の熱量を、デジタル技術によって「クラブへの貢献」として可能な限り可視化・価値化したいと考えました。
目指したのは、互いに手を取り合い、ともに価値を創りあげる「共創型」のコミュニティモデルです。ファン・サポーターがサポートやエコ活動などに主体的に関わり、その対価としてクラブなどからデジタル通貨DCJPYや特別なリワードを受け取る。そうした循環を生み出すことで、持続可能で自律的に活性化し続ける「新しい経済圏」を構築できるのではないか? 今回のガンバ大阪との実証実験は、まさにこの「応援が価値として循環する未来」を検証するための挑戦でした。
2026年3月8日、パナソニックスタジアム吹田における試合当日に行なわれた実証実験では、ブロックチェーン技術を用いた投票システムや貢献度管理の仕組みを導入し、ファン・サポーターが活動に直接参加して「リワード(特典)」を受け取ることができる3つの体験が提供されました。
1:コミュニティへの参加・登録
スタジアム周辺にブースを設置し、ブロックチェーン技術を用いた新たなコミュニティサービスへの登録を案内。
2:ファン・サポーター参加型投票企画
活躍してほしい選手への投票、スタジアムグルメや公式コンテンツへのリクエスト投票などを実施し、ファン・サポーターの「声(意見)」がクラブに届く、主体的かつ双方向な参加型体験を提供。
3:貢献に対するリワード
特典として、選手のデジタルカードに加え、抽選でサイン入りの試合球などのリアルグッズを投票参加者にプレゼント。
DCPが目指す価値循環型コミュニティ
今後は、トークン化預金プラットフォーム「DCP」と接続し、金融機関連携を通じた本格的な「トークン化預金」の活用を目指します。そして、貢献活動へのリワードをスタジアム周辺や地域加盟店で使えるクラブ独自のデジタル通貨として発行し、地域内で資金が循環する経済圏を構築します。さらに、小口スポンサーのDX化や、試合結果に連動したゲーム性豊かなファン・トークンなども検討し、ファン・サポーター、クラブ、地域がテクノロジーでつながる豊かな未来を創出していきます。

スタジアムにおける実証実験のひとコマ
ガンバ大阪
常務執行役員
村林 紘行 氏

ガンバ大阪は、寄付金で建てられたスタジアムを拠点に、多くの皆さまに支えられてきたクラブです。「勝って、地域の方々に喜んでいただく」という原点は、30年以上変わっていません。 今回の挑戦は、ファン・サポーターの皆さまとのつながりをデジタルによってさらに深めるためのものです。これまでのポイント施策は一方向で終わりがちでしたが、今回は投票アクションがリワードにつながり「循環」していく仕組みに大きな可能性を感じました。
今後、この仕組みがファン・コミュニティ内で広がることで、応援の熱量はこれまで以上のスピードで拡大していくでしょう。ガンバ大阪が世界の強豪と戦い、日本のサッカー界がさらに発展していくうえで、今回の実証実験は小さな1歩かもしれませんが、確かな未来へつながる大きな1歩だと期待しています。

ガンバ大阪
大阪府吹田市を中心とした北摂地域をホームタウンとするプロサッカークラブ。Jリーグ創設時から参戦する「オリジナル10」の1つで、J1リーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ制覇など、数々の実績を誇る。「パナソニック スタジアム 吹田」をホームスタジアムとし、地域との結びつきを大切にしながら、国内外の舞台で躍動し続けている。

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