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スポーツ×IT

ジュビロ磐田 コラボインターン・プログラム

IIJ.news vol.196|October 2026

IIJはプロサッカークラブのジュビロ磐田にスタジアムの衛星ブロードバンド通信をはじめ、複数のサービスを提供しているが、このたび、学生を対象に「IIJ×ジュビロ磐田コラボインターン5DAYS」を企画した。ここでは同プログラムの概要を中心に紹介する。

スタジアムを支える衛星ブロードバンド通信

IIJグループは、ジュビロ磐田の試合会場でIT活用を進めてきました。数万人が集まるスタジアムでは携帯電話網が混雑し、電子チケットの確認やキャッシュレス決済が滞りがちです。

そこでIIJエンジニアリングは、衛星ブロードバンド通信(Starlink)とWi-Fiを組み合わせた「マルチアクセスソリューション」を導入。2024年8月、約3万3000人が来場したエコパスタジアムでの試合において、入場ゲートやグッズ売り場などに絞った通信環境を設え、固定回線の敷設がむずかしい広大な会場でも、これまでに培ったノウハウをもとに、行列の解消や運営業務の円滑化に寄与して、快適な観戦体験を実現しました。

こうしたスポーツの現場での協業をさらに広げるかたちで生まれたのが、次に紹介するインターン・プログラムです。

企画の背景

ジュビロ磐田が持つブランドやコンテンツを活かして、私たち(IIJ)とジュビロ磐田とで、何かできることはないかと、さまざまな施策を検討しました。そのなかで、学生にIIJとスポーツ業界との関わりをリアルに体験してもらうのが有意義ではないかということになり、5日間のコラボインターンを企画しました。

会社説明を聞くだけでは、IT企業がスポーツの現場にどのような価値を提供し、どのような視点で現状を捉え、提案を組み立てているのかを具体的に想像することはむずかしい……。そこで本プログラムは、ジュビロ磐田が抱える課題をテーマとして、現地調査とグループワークを通じて、提案の仕方や改善策を考える内容になっています。

実地調査から学ぶ

大きな特徴は、ヤマハスタジアムで試合を観戦する実地調査です。試合前にはスタジアムまでの導線や周辺の混雑状況などを調査し、試合中は観客の1人として会場の雰囲気やサービスを体感します。そして試合後は、再び人の流れを観察し、現場で感じた不便や改善の可能性を整理します。観戦の特別感を楽しみながら「より快適な観戦体験をつくるには?」という視点から現場を見ることで、机上の議論からは得られない発見につながります。さらにその後、提供されたデータや実地での気づきをもとにテーマを深掘りし、IIJのネットワーク、クラウド、セキュリティなど事業領域を踏まえた改善案を考えます。

最終日にはジュビロ磐田とIIJの関係者に向けて提案を発表し、それぞれの立場からフィードバックを受けます。現場から気づきを得て、情報を整理し、技術と事業の両面から解決策を組み立てて、相手に伝えるまでのプロセスを体験することで、IIJの仕事への解像度を高めると同時に、スポーツの現場で生じるさまざまな課題に向き合います。

IIJをより身近に感じてほしい

この企画には、IIJと学生との接点をつくりたいという思いも込められています。「インターネットを支える会社」といった印象にとどまらず、IIJの技術や提案力がスポーツの現場でどのように活かされ、新たな価値創造につながっているのかを知ってほしい。インターン・プログラムを通して、スポーツとITのつながりに気づき、将来の仕事を考えるうえでIT業界、ひいてはIIJが新たな選択肢になることを願っています。

COLUMN

  • エコパスタジアムにおける衛星ブロードバンド活用

入場ゲートやグッズ売り場の周辺など計10箇所に衛星アンテナ3基とWi-Fiアクセスポイント10台を設置。カバーする対象を、電子チケットの確認端末とキャッシュレス決済端末に絞った。低軌道衛星を使う「Starlink」は、携帯キャリア網の輻輳の影響を受けないため、「一時的かつ局所的に人が集まるが、固定回線を引けない」環境でも充分に機能し、30000人を超える来場者が訪れるなか、「工事不要で、短時間で立ち上がり、終われば簡単に撤収できる」という特長がいかんなく発揮された。

設置した衛星ブロードバンドアンテナ

入場ゲートやグッズ売り場周辺など10箇所に衛星ブロードバンドアンテナ3基とWi-Fiアクセスポイント10台を設置

ジュビロ磐田

静岡県磐田市を中心に県西部をホームタウンとするプロサッカークラブ。クラブ名の「ジュビロ」はポルトガル語・イタリア語で「歓喜」を意味する。本拠地のヤマハスタジアムは、ピッチを間近で観戦できることで知られる。1994年のJリーグ加盟以来、J1優勝や天皇杯など数々のタイトルを獲得している。

執筆者
IIJ 管理本部 人事部 人事採用課
田中 雄也
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