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グローバルに展開し、ローカルに攻める——IIJグループの国際戦略 もっと遠くへ、さらに広がるIIJの国際展開

IIJ.news Vol.193 April 2026

ここでは、欧米やアジア以外の開発途上国における、IIJのIT関連事業を紹介する。

執筆者プロフィール

IIJ グローバル事業本部

大谷 壮史

コートジボワール

西アフリカのコートジボワール共和国では、妊産婦や乳幼児の死亡率が依然として高く、母子健康保健の強化が重要な社会課題となっています。こうした状況を改善するため、デジタル母子手帳アプリや医療データ管理システムの導入に向けたプロジェクトが進められています。

健診記録やワクチン履歴などの母子保健データは、センシティブな個人情報であり、現地の法制度や当局の運用を踏まえた慎重な取扱いが必要です。IIJは、それらのサービスを現地で円滑に運用できる環境を整えるため、「マイクロデータセンター」*の提供・運用を見据えた環境調査を進めています。

過酷な環境下でも安定稼働するインフラを整えることで、持続可能な保健サービスの実現に貢献できるよう、これからも取り組みを進めていきます。

*冷蔵庫ほどの筐体にサーバ、電源、空調などを備えた小型のデータセンター。日本国内だけでなく、海外にも提供している。

プロジェクトで訪れたアビジャン郊外

ウクライナ

2022年から続くウクライナ紛争。穀物やエネルギー価格の高騰など、日本にも大きな影響をもたらしています。このような状況下で、IIJは現地インフラ企業に対し、システムの分散化やバックアップ体制を強化するための「マイクロデータセンター」を提供しています。

これは単なる一時的な支援ではなく、将来的に分散型インフラの需要がいっそう高まることを見据えた布石でもあります。戒厳令が解除されれば、データ主権の観点からシステムやデータの「国内回帰」が求められる一方、地政学的リスクは残り続けます。その両立を実現する手段として、分散化と冗長化を可能にする小型データセンターの価値は、今後さらに高まっていくはずだと考えています。

ポーランド国境から夜行列車で12時間、「時間的に世界でもっとも遠い首都」と言われるキーウ。歴史あるこの美しい街をもっと自由に訪れることができる日を願いながら、今後もウクライナのインフラに貢献していきます。

首都キーウの独立広場

ウズベキスタン

シルクロードの交易地として繁栄してきたウズベキスタン。世界でも数少ない2重内陸国であり、冬は氷点下、夏は40度を超える猛暑にさらされます。IIJは同国のクラウド化を支えるために、過酷な環境下でも安定稼働するインフラの整備に取り組んでおり、2023年からUzbektelecom(ウズベクテレコム)に、モジュール型コンテナデータセンター「co-IZmo/I」*を提供し、IaaS基盤の構築を進めています。

さらに昨年からは、ゼロトラストセキュリティサービス「IIJ Safous」の提供に向けた連携もスタートし、Uzbektelecomによるセキュリティサービスの強化が本格化しています。

IaaSもサイバーセキュリティも、中央アジアではまだ未成熟ながら、今後大きな成長が期待される分野です。IIJはこれまで培ってきた知見を生かし、パートナーとともに新たな市場を切り拓いていきます。

*co-IZmo/I(コイズモアイ)は、IIJが開発したモジュール型コンテナデータセンター。コンテナにラックや空調を内蔵し、間接外気冷却方式による高い省エネ性能を誇る。

輸送中のコンテナデータセンター


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