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IIJ.news Vol.192 February 2026

モノを生み出す現場における“データ活用”は、生産性や品質を左右する最重要事項であり、IoTによる設備情報の収集および可視化は、効率化だけでなく、競争力強化にも直結してくる。
以下では、製品のIoT化をはじめ、スマートファクトリー化、遠隔監視など、IIJが携わった産業IoTの導入事例をもとに、事業改善・課題解決に資する取り組みを紹介する。
製品をIoT化して、計測データを可視化することで、エンドユーザにデータ閲覧サービスを提供
製品にネットワーク機能を付加し、計測データをクラウドに送信して可視化することで、エンドユーザにデータ閲覧サービスを提供。加えて、複数の顧客に同一基盤でサービス提供できるクラウドアプリケーションを導入し、顧客数が増加してもコストを抑制できるようにした。
IIJの営業担当からひと言
工場へのIoTの提案および導入経験を活かして、お客さま製品のネットワーク化をご支援した事例です。お客さまにとって新しい試みとなる製品のデータ閲覧サービスの導入にあたり、システム部分をIIJが担い、データ収集からクラウドサービスの構築、機能実装までをご支援しています。このケースでは、お客さまのビジネス規模に即したスケーラブルなクラウドサービスを活用しており、今後は他の製品にも拡張していく予定です。
新設工場にIoTシステムを導入。生産ラインの情報をクラウドに集約・可視化して、生産性と品質の向上を実現
生産品質の向上を目的に、食品メーカの新設工場における、温度など設備情報やラインの稼働状況など運転記録をクラウドに集約し、一元的に管理・可視化する仕組みを導入。同時に、従来は工場のオペレータが現場で測定して、紙に記録・管理していた設備の運転情報を、クラウド型業務アプリ「kintone」に切り替えたうえで、IIJが提供するクラウドサービスとAPI接続することで、入力データの自動連携とペーパレス化を実現した。
多彩なニーズに応える画面管理を標準提供するWISE-PaaSのダッシュボード


IIJの営業担当からひと言
新工場稼働に際し、当初はネットワークまわりのご相談だけでしたが、IoTを活用したスマートファクトリー化の取り組みについても支援させていただきました。「IoTを導入することで何を実現したいのか」というゴール設定、データ取得対象の洗い出し、プランニング、要件に合わせたデータ取得用デバイスの選定、工場内ネットワーク(NW)環境・クラウド環境の構築を行ないました。クラウド型業務アプリ「kintone」を活用したいとのご意向だったので、関連システムの連携や将来的な拡張を見据えながら提案を行ないました。
工場内の計器データと映像をクラウドで一元管理。遠隔からの統合監視と異常の早期検知により、効率的な運用を実現
工場に環境モニタリングシステムを導入し、異常時にアラートを発報する仕組みを構築。これにより、設備管理業務の効率化をはじめ、外出中・夜間・休日に大雨や地震などが発生した際にも、遠隔から現場の状況確認が可能に。気象計・水質計・流量計など複数の計測器から得たデータをIOモジュールで集約してクラウドに送信し、さらに、新設したネットワークカメラの映像を統合画面でリアルタイムに閲覧できる仕組みを整えた。
IIJの営業担当からひと言
遠隔からの状況監視を目的とした「クラウドカメラサービス」についてご相談いただき、NWカメラを中心に提案を行なっていたところ、「異常発生時の早期発見や日々の設備点検業務の効率化なども実現したい」とのこと。そこで、お客さま設備や環境データも取得できるようにしたうえで、一元・遠隔監視が可能なプラットフォームを構築しました。目下、NWカメラにAI機能を付加し、監視だけでなく、状況に応じた異常検知と通知機能の導入も検討いただいています。
設備の稼働率を最大化するとともに、保守業務を効率化するIoTシステムを構築
国内外に設置されたお客さま設備の稼動履歴や、エラーおよびメンテナンス情報をクラウドに集約し、お客さまが閲覧できる仕組みを構築。また、生産品目に即した設備の設定情報を提供し、利便性を向上。さらには、情報収集用ネットワークを利用して設備へのリモートアクセスを可能にすることで、自社のメンテナンス担当者が遠隔地からお客さま設備のPLC設定を変更できるようにして、保守業務を効率化した。
IIJの営業担当からひと言
本取り組みの課題は、国内外のエンドユーザに納品する製品について、どのようにセキュリティを確保しながらネットワークにつなげるのかという点でした。そこで、IIJのセキュアなネットワークとプラットフォームを活用したIoTシステムをご提案しました。プロジェクト期間中に課題が発生した際も、お客さまとIIJの技術者が密にコミュニケーションをとりながら、プロジェクトを推進しました。
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