ページの先頭です


ページ内移動用のリンクです

  1. ホーム
  2. IIJについて
  3. 情報発信
  4. 広報誌(IIJ.news)
  5. IIJ.news Vol.192 February 2026
  6. 産業IoTが現場を変える――食品・化学・製造業で進むスマート化

IoTで足場固め 産業IoTが現場を変える――食品・化学・製造業で進むスマート化

IIJ.news Vol.192 February 2026

モノを生み出す現場における“データ活用”は、生産性や品質を左右する最重要事項であり、IoTによる設備情報の収集および可視化は、効率化だけでなく、競争力強化にも直結してくる。
以下では、製品のIoT化をはじめ、スマートファクトリー化、遠隔監視など、IIJが携わった産業IoTの導入事例をもとに、事業改善・課題解決に資する取り組みを紹介する。

CASE1 計器メーカ

製品をIoT化して、計測データを可視化することで、エンドユーザにデータ閲覧サービスを提供

製品にネットワーク機能を付加し、計測データをクラウドに送信して可視化することで、エンドユーザにデータ閲覧サービスを提供。加えて、複数の顧客に同一基盤でサービス提供できるクラウドアプリケーションを導入し、顧客数が増加してもコストを抑制できるようにした。

導入前の課題
海外製品が流入し、競争が激化するなか、自社製品の差別化と高付加価値化が必須
導入後の効果
  • 製品のIoT化により、商品を差別化し、付加価値を向上
  • これまで機会損失となっていた顧客要望に対応し、売上を拡大
導入ポイント
  • 製品にネットワーク機能を追加してデータをクラウドに収集し、可視化を実現
  • 複数顧客対応のクラウドアプリケーションにより、スケーラブルなサービス提供を可能に

IIJの営業担当からひと言

工場へのIoTの提案および導入経験を活かして、お客さま製品のネットワーク化をご支援した事例です。お客さまにとって新しい試みとなる製品のデータ閲覧サービスの導入にあたり、システム部分をIIJが担い、データ収集からクラウドサービスの構築、機能実装までをご支援しています。このケースでは、お客さまのビジネス規模に即したスケーラブルなクラウドサービスを活用しており、今後は他の製品にも拡張していく予定です。

CASE2 食品メーカ

新設工場にIoTシステムを導入。生産ラインの情報をクラウドに集約・可視化して、生産性と品質の向上を実現

生産品質の向上を目的に、食品メーカの新設工場における、温度など設備情報やラインの稼働状況など運転記録をクラウドに集約し、一元的に管理・可視化する仕組みを導入。同時に、従来は工場のオペレータが現場で測定して、紙に記録・管理していた設備の運転情報を、クラウド型業務アプリ「kintone」に切り替えたうえで、IIJが提供するクラウドサービスとAPI接続することで、入力データの自動連携とペーパレス化を実現した。


拡大する

多彩なニーズに応える画面管理を標準提供するWISE-PaaSのダッシュボード

生産進捗行燈:
生産数をリアルタイムで取得して、(工場全体やラインごとの)時間単位の生産数量や生産進度(標準生産量との差異)を集計・表示。
設備故障予兆のモニタリング画面:
グラフィックダッシュボード機能、稼働状況管理のための機能を組み合わせ、設備状況を可視化。異常や不具合をアラート表示して、生産停止回避を図る。
導入前の課題
新工場の稼働開始に合わせて、生産性と品質を向上させるIoTシステムを導入
導入後の効果
生産品質に関わるデータをクラウドに収集・蓄積・可視化し、データ活用による生産性向上を実現
導入ポイント
  • 設備に合わせたデータ取得機器の選定からクラウドサービスまでをワンストップで提供
  • 設備から収集して、クラウドに蓄積したデータと「kintone」を連携し、管理業務の自動化とペーパレス化を実現

IIJの営業担当からひと言

新工場稼働に際し、当初はネットワークまわりのご相談だけでしたが、IoTを活用したスマートファクトリー化の取り組みについても支援させていただきました。「IoTを導入することで何を実現したいのか」というゴール設定、データ取得対象の洗い出し、プランニング、要件に合わせたデータ取得用デバイスの選定、工場内ネットワーク(NW)環境・クラウド環境の構築を行ないました。クラウド型業務アプリ「kintone」を活用したいとのご意向だったので、関連システムの連携や将来的な拡張を見据えながら提案を行ないました。

CASE3 化学品メーカ

工場内の計器データと映像をクラウドで一元管理。遠隔からの統合監視と異常の早期検知により、効率的な運用を実現

工場に環境モニタリングシステムを導入し、異常時にアラートを発報する仕組みを構築。これにより、設備管理業務の効率化をはじめ、外出中・夜間・休日に大雨や地震などが発生した際にも、遠隔から現場の状況確認が可能に。気象計・水質計・流量計など複数の計測器から得たデータをIOモジュールで集約してクラウドに送信し、さらに、新設したネットワークカメラの映像を統合画面でリアルタイムに閲覧できる仕組みを整えた。


拡大する

導入前の課題
  • 現場に行かないと設備の状況を確認できない
  • 監視すべき環境データが不足し、データ集約・活用が不十分
導入後の効果
  • 情報の一元化により管理業務を効率化
  • 早期の異常検知で監視力を強化し、設備保全環境が改善
導入ポイント
  • ネットワークカメラや各種センサの調達からデータの可視化・管理画面構築までをワンストップで提供
  • さまざまなセンサデータとネットワークカメラの映像を遠隔からでもリアルタイムに監視・管理可能に

IIJの営業担当からひと言

遠隔からの状況監視を目的とした「クラウドカメラサービス」についてご相談いただき、NWカメラを中心に提案を行なっていたところ、「異常発生時の早期発見や日々の設備点検業務の効率化なども実現したい」とのこと。そこで、お客さま設備や環境データも取得できるようにしたうえで、一元・遠隔監視が可能なプラットフォームを構築しました。目下、NWカメラにAI機能を付加し、監視だけでなく、状況に応じた異常検知と通知機能の導入も検討いただいています。

CASE4 食品向け生産設備メーカ

設備の稼働率を最大化するとともに、保守業務を効率化するIoTシステムを構築

国内外に設置されたお客さま設備の稼動履歴や、エラーおよびメンテナンス情報をクラウドに集約し、お客さまが閲覧できる仕組みを構築。また、生産品目に即した設備の設定情報を提供し、利便性を向上。さらには、情報収集用ネットワークを利用して設備へのリモートアクセスを可能にすることで、自社のメンテナンス担当者が遠隔地からお客さま設備のPLC設定を変更できるようにして、保守業務を効率化した。


拡大する


拡大する

導入前の課題
  • 突発的な設備故障による長時間の停止が生産性を下げ、顧客満足度にも影響
  • 設定作業が属人化し、業務効率が低下
導入後の効果
  • 設備の予兆保全と異常の早期発見を実現
  • 設備情報の一元管理による顧客利便性の向上
  • 保守業務の省人化を実現
導入ポイント
  • グローバル展開する製品のIoT化をIIJがワンストップで支援
  • セキュアなネットワークを利用したIoTシステムで、安心・安全な導入を推進

IIJの営業担当からひと言

本取り組みの課題は、国内外のエンドユーザに納品する製品について、どのようにセキュリティを確保しながらネットワークにつなげるのかという点でした。そこで、IIJのセキュアなネットワークとプラットフォームを活用したIoTシステムをご提案しました。プロジェクト期間中に課題が発生した際も、お客さまとIIJの技術者が密にコミュニケーションをとりながら、プロジェクトを推進しました。

利用サービス

ページの終わりです

ページの先頭へ戻る