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IIJ.news Vol.191 December 2025


IIJ 広報部
笹島 貴明
2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。広報部としての業務をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。
先日、インドネシアのスラカルタという都市でワールドカップが開催され、フルーレ個人と団体で2つの金メダル、エペ個人で銀メダルと、合計3つのメダルを獲得しました。IIJに勤めながら、当初は趣味で始めた競技活動も10年近くになりましたが、今回、キャリアで初めて、国際大会で優勝しました! 振り返ると、たいした結果も出さずに10年もサポートしていただいている会社や多くの方に、改めて感謝いたします。
今回の優勝については、パラリンピックの次に重要な位置づけにある世界選手権が10日前に開催されたこともあって、出場選手が通常より少ない大会でしたが、それでも普段のワールドカップ(サッカーと違って年間5回ほど開催)と同じ重要性を持つこの大会で優勝できて、素直にうれしく思います。
個人戦はもちろん、団体戦の決勝は非常に白熱した試合展開になり、表彰式で流れる「君が代」を聞きながら、チームで喜びを共有できたことは感慨深い体験でした。ちなみに、国際大会での団体戦金メダルは、日本のパラフェンシング史上初とのことです。
帰国してからも社内や友人に祝勝会を開いてもらったり、練習場でもオリンピックに出場した選手に声をかけてもらったりするなど、メダル獲得の喜びを実感しています。
ただ、世界中のフェンサーが集まった直前の世界選手権ではメダル獲得から遠い結果でしたし、ロサンゼルス・パラリンピックのポイントレースが開始していない準備期間であるのもたしかなこと。しかし、この期間にしっかりと結果を残して、高いランキングでポイントレースを迎えることは重要であり、今後も油断せず、練習を重ねて今回のような成果をあげていきたいと思っています。

団体メダル獲得後の表彰式(前列中央が筆者)
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