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IIJ Research となりの情シス 情シスの「ホンネ」と「リアル」がわかる!全国情シス実態調査2025

IIJ.news Vol.191 December 2025

2021年から実施している「全国情シス実態調査」を2025年も実施。
今回は定番の設問に加え、課題解決に向けたアクションの有無や実際の注力度合なども追跡調査しました。

(実施期間:2025年 6月16日~6月23日/有効回答数:488件)

Q1.直近1年間でもっとも時間を費やした業務を教えてください。

  • 時間を費やしている業務の第1位は「既存システムのリプレース検討・検討支援」で、第2位~第5位も順位は異なるものの、昨年・一昨年と同じ項目がランクインした。
  • 役職別に見ると、係長・主任クラスと部長クラスでは「DX推進関連の活動」が上位を占めた。

Q2.貴社の「情報システム部門」の課題を最大3つまで教えてください。また、回答いただいた課題について、情報システム部門として解決に向けたアクションを実施できていますか?

  • 情報システム部門の課題のトップは「人員不足」、次に「人材育成」が続いたが、これらは従業員規模を問わず上位に挙げられている。
  • 課題解決に向けたアクションを実施しているのは、最大でも2割前後にとどまることがわかった。

Q3.昨年と比べて、情報システム部門として、下表の項目に対する重要度は変化しましたか?また、重要度の認識が「上がった」と回答した項目について、情報システム部門としての注力度合いを教えてください。

  • 情報システム部門としての重要度が昨年と比較して「上がった」項目の上位は、「セキュリティ強化」と「生成AIの活用」、次いで「DX推進」が続いた。
  • 重要度の認識が上がった項目において、注力できている割合がもっとも高かったのは「セキュリティ強化」の84%だった。一方、重要度は上がったが「注力できていない」項目は、第1位から順に「情シス人材の育成」、「エンドユーザのITリテラシー強化」、「情シス人材の採用」という結果になった。

Q4.ここ数年で経営層や社内の他部署が情報システム部門に求める役割や期待は変化していると感じますか?また、「感じる」と回答した方は、具体的にどのような点が変化していますか?

  • 昨年同様、情報システム部門の役割や期待の変化を「感じる」という回答が多かった。
  • 変化を感じる点としては、昨年は「DX」関連のコメントが目立ったが、今年は「生成AI」関連のコメントが増加した。

特に多かった“生成AI”と“DX”関連の回答

  • データとAIを活用することで、経営に役立てることが期待されている(100~500人/その他/部長クラス)
  • 生成AIが世の中に浸透し出していることから、社内での導入や活用に対して、情報システム部がリードしていかなければならない立場として期待されている(5,001~10,000人/消費者サービス/課長クラス)
  • 生成AIや業務効率化に関する相談・問い合わせ件数が増加した(1,001~3,000人/その他/課長クラス)
  • データや生成AIなどを活用し、事業への直接的な貢献が期待されている(1,001~3,000人/機械・電気製品/課長クラス)
  • 収益に直結する具体的なDXの企画や、生成AI・機械学習を活用した収益性の向上が期待されている(100~500人/小売/課長クラス)
  • 生成AIを始めとした新技術の活用及びDX推進が期待されている(1,001~3,000人/運輸サービス/係長・主任クラス)
  • 近年、会社の方針としてDXやAIの推進が重視されるようになってきている。その推進役として、情報システム部門への期待が高まっていると感じている(100~500人/機械・電気製品/一般社員クラス)
  • 従来のシステムやネットワークの整備・運用に加え、DX推進や業務変革の戦略的な役割が増している(10,001人以上/公共サービス/経営層・役員クラス)
  • 役員報告の場で、ITやDX施策に関する質疑が増えている(3,001~5,000人/機械・電気製品/部長クラス)
  • DXやデータ活用において、IT部門が主導し、ユーザ部門へ積極的に働きかける機会が増えている(501~1,000人/金融/係長・主任クラス)

※( )内は、回答者の所属する会社の従業員規模/業種/役職を示す

今年で5回目となる「全国情シス実態調査2025」の調査結果をお届けしました。特設サイト「法人IT調査レポート」では、本稿で取り上げた項目以外にも、今後、強化・習得したいスキルや情シスのお悩みなど、情シス部門のリアルな声を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。

IIJ情シスBoost-up Projectのご紹介

  • 情シスの“リアル”を知る 法人IT調査レポート
  • 視座と“やる気”を高める モチベートセミナー
  • 情シスの課題を議論する トークセッション
  • 他企業の“事例”を知る 座談会・勉強会

「IIJ情シスBoost-up Project」は、情報システム関連部門で働く皆さまに日々の活動や組織運営のヒントとなる情報をお届けしています。


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