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Internet Infrastructure Review(IIR)Vol.52
2021年9月
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今号は、定期観測「ブロードバンドトラフィックレポート~ 2年目に入ったコロナ禍の影響~」をはじめ、フォーカス・リサーチ(1)では「Verifiable CredentialとBBS+署名」、フォーカス・リサーチ(2)では「HaskellによるQUICの実装」をご紹介します。

全体(一括)
エクゼクティブサマリ
定期観測レポート「ブロードバンドトラフィックレポート~ 2年目に入ったコロナ禍の影響~」

このレポートでは、毎年IIJが運用しているブロードバンド接続サービスのトラフィックを分析して、その結果を報告しています。今回も、利用者の1日のトラフィック量やポート別使用量などを基に、この1年間のトラフィック傾向の変化を報告します。
昨年に引き続き、コロナ禍で自宅でのインターネット利用が増え、ブロードバンドトラフィックも増加傾向が続いています。その一方で、外出が減った分モバイルの利用量はほぼ横ばいとなっています。

フォーカス・リサーチ(1)「Verifiable CredentialとBBS+署名」

本レポートのVol.43で自己主権型アイデンティティを取り上げてから2年が経過しました。
この間に、自己主権型アイデンティティの実現に必要な技術や仕組みは発展を続けています。
本稿では自己主権型アイデンティティの中核と言えるVCにフォーカスを絞って概要を示します。また、昨年からコミュニティの関心を集めている、BBS+署名を使ったVCの実装についても簡単に紹介します。

フォーカス・リサーチ(2)「HaskellによるQUICの実装」

IIJの目標の1つはインターネットの発展に貢献することであり、技術研究所は貢献方法の1つとして新しいプロトコルの標準化に参加しています。新しいプロトコルの仕様を議論し、その仕様を実装し、他の実装と相互接続性を検証することで、仕様の完成度を高めることに長年取り組んでいます。2013年以降はHTTP/2とTLS 1.3の標準化に参加しました。
最近の2年半は、この2つのプロトコルに関連が深いQUICやHTTP/3の標準化に関わりました。この記事では、QUICやHTTP/3をどのように実装したかについて説明します。

  • (※)本号で紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたもので、これらはアーカイブとして掲載しています。

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