1. ホーム
  2. 法人のお客様
  3. クラウド
  4. IIJ GIOベストプラクティス
  5. vCloud Connectorによる仮想イメージ移行

IIJ GIOベストプラクティス - デザインパターン【運用保守】

vCloud Connectorによる仮想イメージ移行

vCloud Connectorにより、オンプレミスのVMware仮想化基盤とIIJ GIOの仮想化基盤間で、仮想サーバ及び仮想サーバテンプレートをコピーして活用するのが「vCloud Connectorによる仮想イメージ移行」です。既存のVMware仮想化基盤にも容易に実装でき、単一のGUIから安全で簡便なコピーや各種管理操作の実行が可能です。

その他の
ベストプラクティス
を探す(一覧へ)

解決できる課題

  • 地理的に異なる場所にあるVMware仮想化基盤間で、仮想イメージを双方向でコピーさせたい。

デザインパターンの概要

  • オンプレミスのVMware仮想化基盤に、vCloud Connector Server(管理GUIを提供)、vCloud Connector Node(基盤間のコピーを実行)を配置し、 IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソース VWシリーズ(以下、IIJ GIO P2 VWシリーズ)にvCloud Connector Nodeのみを配置します。
  • GUIから仮想サーバや仮想サーバテンプレートのコピー操作を実行することで、各VMware仮想化基盤上のvCloud Connector Node間で、仮想サーバや仮想サーバテンプレートをコピーします。

デザインパターン概要図

このデザインパターンのメリット

  • データ転送は、イメージ変換しない単純なコピー機能で実行されるため、安全に仮想サーバ及び仮想サーバテンプレートをコピーできます。また、通信はSSLにより暗号化されます。
  • vCloud Connectorを導入するだけで実現可能なため、既存のVMware仮想化基盤にも容易に実装できます。

補足

  • 仮想サーバをコピーする際、仮想サーバの停止が必要となります。
  • 仮想サーバの持つIPアドレスなどは書き換えられませんので、移行後に変更する必要があります。また、事前に2つの基盤間でL2延伸をし、同一L2にしておくことで、ネットワークの変更なしに仮想マシンの移行が可能です。L2延伸については、デザインパターン「ネットワーク:SEILを利用したデータセンター間L2延伸」を参照してください。

関連情報

ベストプラクティス
その他のベストプラクティスを探す(一覧へ)