アイオイクス株式会社 様
短時間で実装できる仕組みで必要な工数を最小限に
国産サービスならではの使い勝手や分かりやすさが決め手
導入前の課題
選定の決め手
国産ツールの安心感と使いやすさが決め手に
比較検討段階でのSTRIGHTの印象はいかがでしたか。
藤池氏
国産ツールなので分かりやすい――これが率直な印象です。メジャーな海外製ツールも試したのですが、マニュアルは日本語化してあっても表現が分かりにくいことがあり、これだけでもストレスになってしまいます。STRIGHTはマニュアルはもちろん、ユーザインタフェースも直感的で利用に戸惑うことはほとんどありませんでした。
最終的にSTRIGHTを導入されましたが、使いやすさが決め手になったわけですか。
藤池氏
理由は他にもあります。例えば、カスタマイズ性の高さです。バナーの色や挿入するロゴなども自由に変えられるので、好みのデザインのクッキーバナーを簡単に作成できます。ユーザが煩わしさを感じないように大きさや位置を変えたり、コーポレートカラーを使ったバナーにしたり。そういうニーズにも柔軟に対応できます。実際に使ってみて、このカスタマイズ性はとても便利だと思いました。
国産なのでサポートも手厚いです。導入前にはハンズオンセミナーで使い方をレクチャーしてもらえるし、問い合わせへの対応も迅速で丁寧です。IIJが提供しているという信頼感と安心感は大きな選定ポイントになりました。
遠藤氏
コストパフォーマンスの良さも重要な選定ポイントです。料金体系が明確で比較的低価格でした。提供される機能やサポートを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと思います。中小企業でも導入しやすいですね。
導入は自社リソースだけで対応したと伺っています。
遠藤氏
当社はSEOサービスの会社で、グループの別会社ではコンテンツ制作事業も展開しています。HTMLやJavaScriptなどのコードに関するスキルはあったので、基本的に私と藤池の2人で導入しました。
藤池氏
作業はマニュアルを見ながら行いましたが、そのマニュアルも写真付きなので分かりやすかったです。個人情報保護法に準拠するにはどうするかというコンプライアンス的な社内ポリシーも共有していたので、2人でも難なく作業を進められました。かかった時間は、実質2時間程度です。
導入後の効果
自社ポリシーを反映したクッキーバナーの運用が可能
実装後の率直な感想をお聞かせください。
遠藤氏
Webサイトの右隅に「プライバシー設定」のテキストリンクを置いて、そこをクリックするとクッキーバナーが表示されます。Webサイトのデザインや世界観に影響を与えず、コンプライアンス対応できたことが一番のメリットです。
そのクッキーバナーではクッキーの利用目的を明記した上で、利用目的ごとに同意・拒否の設定を行えます。当社のポリシーを反映できたことも非常に満足しています。
貴社サイトを訪問したユーザの反応はいかがですか。
藤池氏
ネガティブな反応はまったくありませんね。すんなり受け入れられている印象です。デザインも使い勝手も以前と変わらないから良かったのでしょう。ログを見ても、サイトの離脱率に変化はありません。
SEOマーケティング全体で考えると、ランディングとなるWebサイトの印象は重要な要素になると思います。そういう点でも「出さないクッキーバナー」は非常に有効ですね。
遠藤氏
お客様も事業が成長して上場を考えるようになると、コンプライアンスの観点からクッキーバナーに関して強く関心を持つようになります。やはりコンプライアンス対応はしっかりしつつ、ユーザビリティやデザイン性は損ないたくないと考えるお客様が多いですね。
STRIGHTなら、こうしたニーズに対応できます。私たち自身がそのことを実証しています。クッキーバナーの導入を考えているお客様から推奨ツールを聞かれたら、迷わずSTRIGHTを提案するでしょう。
最後に今後のビジネスの展望をお聞かせください。
遠藤氏
最近は検索サービスにもAI(人工知能)が実装されるようになりました。AIが検索者の意図を理解するようになるので、SEOの価値がより高まってきます。私たちがお手伝いできる仕事も広がりますが、同時に期待と責任も重くなります。私たちの強みである成果と向き合う活動により一層力を入れ、お客様のビジネスの成長に貢献していきます。そのためには新たな技術やサービスのキャッチアップが欠かせません。STRIGHTを機に築いたIIJとのリレーションはこれからも大切にしていきます。
導入したサービス・ソリューション
お客様プロフィール
アイオイクス株式会社
本社:東京都渋谷区恵比寿3-46-3
設立:2002年2月22日
資本金:1,000万円
従業員:約50名
※ 本記事は2025年9月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

「サイトの“顔”がクッキーバナー」というのは避けたい
最初に御社の事業概要を教えてください。
アイオイクス 遠藤幸三郎氏
当社は2002年に設立されたインターネットサービス企業です。当時からSEOコンサルティングやSEOマーケティングを展開しており、この分野に関しては国内で老舗と言える存在です。これまで1,000サイト以上にSEOサービスを提供しています。その中で培ったノウハウと技術力は大きな強みです。
SEOは検索順位やアクセス数などの“数字”に目が向きがちですが、クリックしてくれるのは“人”です。アクセス数は1件ではなく一人と捉え、行動の裏にある思いを読み解くことが重要だと当社は考えています。施策の実施のみに終始せず、成果と向き合い、「なぜこの施策が必要なのか?」という背景を踏まえた上で必要な施策を提案します。
さらに各施策は、ユーザのニーズや反応を見て臨機応変に変えていきます。これも成果と向き合うことを大切にしているからです。
Webコンサルティング事業部
事業部長
遠藤 幸三郎氏
Webサイトはお客様との重要な接点です。クッキーバナーの対応はどうしていたのですか。
遠藤氏
以前は手付かずの状態でした。しかしながら、クッキー規制は世界的な流れです。クッキー情報の取得に必要なユーザの同意を得るにはどうすべきか。このことはSEO業界でも大きな関心事になっています。当社としてもクッキーバナーの実装を検討していました。
問題はどう表示するかです。ユーザに告知するためとはいえ、いきなりバナーがポップアップ表示され、「Webサイトの“顔”がクッキーバナーのように見える」表示の仕方はしたくない。威圧的な感じがするし、ユーザビリティやデザインの観点からも好ましくありませんからね。
アイオイクス 藤池徹氏
当社は多様な事業を展開しており、Webサイトもそれぞれ持っていますが、事業ごとにITリテラシーは異なります。導入後の運用や管理まで考えると、使いやすいツールが必要です。いろいろ検討しているとき、IIJから提案されたのが「STRIGHT(ストライト)」でした。STRIGHTを含めて、複数のツールをトライアルして比較検討していきました。
Webコンサルティング事業部
コンテンツプランナー
藤池 徹氏