1. ホーム
  2. 法人のお客様
  3. 導入事例
  4. 株式会社山陰合同銀行 様

株式会社山陰合同銀行 様株式会社山陰合同銀行

ISDN回線廃止を見据えた先行対応に取り組み
約200拠点の店外ATM網をIIJサービスで最適化

山陰地方を中心に地域経済の活性化に貢献する山陰合同銀行。2020年にISDN回線が廃止予定とされている中、同行は約200拠点を展開する店外ATMネットワークを支えるISDN回線をIIJサービスで刷新した。高品質な専用線とコストパフォーマンスの高いNGN-VPNを組み合わせたネットワークインフラにより、高い信頼性を維持するとともに、増大していたコストの最適化も実現。サポート対応の一本化により、店外ATMネットワークの運用負荷も大幅に軽減された。

課題

  • 店外ATMに利用するISDN回線が2020年に廃止される見込み
  • ATMネットワークには「止まらない」高信頼性が必須
  • 従来の店外ATM網は構成が複雑で、運用負荷とコストが増大

効果

  • ISDN回線廃止に対する先行対応を短期間かつ安全に実現
  • 拠点の追加や統廃合に対応する柔軟性・拡張性も向上
  • 運用負荷の軽減に加え、トータルのネットワークコストも低減

導入前の課題

ATMネットワークを支えるISDN回線が数年後廃止に

山陰、山陽、兵庫・大阪にまたがる広域店舗ネットワークを活用し、取引先の事業支援活動に力を入れる山陰合同銀行。最近では、個人向けコンサルティング営業を強化し、それぞれの方に最適な商品・サービスをご提案できる体制の構築に取り組んでいる。

地域に根差した金融機関にとって、顧客の利便性の確保は重要な要件である。ATMの拡充とサービス品質の向上はその1つだ。しかし、そのATM運用を難しくする事態が浮上。NTTグループが2020年度に向けてISDN回線廃止を進めていると発表したのだ。

同行は窓口店舗のない場所に設置する店外ATMを、山陰地方を中心に約200拠点展開する。この店外ATMと事務センター間をつなぐ基盤ネットワークにはISDN回線を利用。また店外ATMを監視する防犯カメラの映像は、フレッツADSLでセンターとつなぐ形だ。

ISDN回線廃止は公衆網のIP化に伴うもの。同時にフレッツADSLも廃止される見込みだ。「店外ATMの運用を支える2つのネットワークの見直しが喫緊の課題となっていたのです」と山陰合同銀行の吉田孝氏は語る。

従来のネットワーク構成にも課題を抱えていた。店外ATMはISDN回線で最寄りの事務センターにつながり、そこから専用線を介して勘定系システムにATM関連のデータを送る。店外ATMと最寄りの事務センター間のISDN回線にトラブルがあると、店外ATMのサービスの維持が難しくなる。「約200拠点それぞれにISDN回線とフレッツADSLを引き込んでいるため、回線コストに加え、運用コストも増大していました」と山陰合同銀行の金坂徹氏は振り返る。

新たなネットワークに求めたのは、止まらないサービスを実現する高い信頼性・可用性と運用を含むトータルコストの最適化だ。「ISDN回線の廃止を見据え、この2つを両立することが必須命題となっていたのです」と吉田氏は語る。

選定の決め手

高信頼・低コストなATM網を実現する技術力と提案力

課題解決のために同行がパートナーに選定したのが、今回が初取引となるIIJである。決め手の1つが、高い技術力と豊富な実績に支えられた提案力だ。「IIJはISDN回線を新しいネットワークに置き換えるだけでなく、全体最適の視点に立ち、店外ATMと事務センター、勘定系ホストをつなぐネットワーク構成全体の見直しにまで踏み込んだ抜本的な提案をしてくれました」と話す吉田氏。

具体的には、店外ATM拠点と勘定系システムをIIJ広域ネットワークサービスによる専用線でつなぎ、バックアップ回線として高品質かつ低コストなNGN-VPNを組み合わせる。このNGN-VPNは店外ATM拠点、勘定系システム、複数の事務センターをメッシュ型でつなぐことで、高い可用性を確保する仕組みだ。「店外ATMネットワークの刷新は当行にとって大きなチャレンジです。日本で最初にインターネットビジネスを開始したIIJの先進的な技術と気風を銀行内に取り込みたいという思いも強かったです」と吉田氏は続ける。

しかも、IIJはネットワーク機器や回線、必要な工事や運用保守までワンストップで対応する。また、最新のネットワーク機器を採用することで、従来はATMデータ用と防犯カメラ用に別々に導入していたルータを一台に集約できるようになった。「これをレンタルで提供してくれるため、ネットワーク機器の集約に加え、初期導入コストを抑えられます。中長期的なスパンで見た場合、従来環境と比較して台数が集約できた分、ランニングコストも低減できます」(金坂氏)。

運用保守をIIJに一本化することで、運用の透明性も高まる。「万が一のトラブル時にも迅速な対応が期待でき、サービス品質を高いレベルで維持できます」と山陰合同銀行の江藤聡氏は述べる。

導入後の効果

短期間かつ安全な移行を実現。将来の柔軟性・拡張性も向上

プロジェクトは2016年3月からスタートし、同10月から新ネットワークへの移行を開始。年内にはすべての拠点の移行作業を完了した。

最大のメリットはISDN回線廃止への先行対応を短期間かつ安全に実現できたことだ。「店外ATMを支えるミッションクリティカルなネットワークの構築に向け、こちらが納得いくまでリハーサルに対応してくれるきめ細かなサポートのおかげで、2ヵ月弱という短期間で店外ATMネットワークの移行を完了できました。プロジェクト中も本格運用後も、大きなトラブルは発生していません」(江藤氏)。高い信頼性・可用性を維持しつつ、将来的な店外ATMの追加や統廃合に向けた柔軟性・拡張性も向上した。

また、IIJの高品質なサポート体制により運用負荷も大幅に軽減できたという。設置したルータはコンフィグ情報の自動設定に対応するため、変更情報をリモートで即座に反映可能だ。

今後は店外ATM以外の店舗間ネットワークなども集約・最適化を進めていく計画だ。データセンターを活用した、セキュリティやITインフラの統合も検討していく。「その実現に向けて、IIJの提案とサポートには今後も大いに期待しています」と吉田氏は話す。

IIJのネットワークサービスにより、約200拠点におよぶ店外ATMネットワークの最適化を実現した山陰合同銀行。この強みを活かし、安全かつ利便性の高いサービスの提供を通じ、地域経済の活性化により一層貢献していく考えだ。

株式会社山陰合同銀行様へ導入したシステム概要図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

株式会社山陰合同銀行
本社 島根県松江市魚町10番地
創立 昭和16年7月1日
山陰、山陽、兵庫・大阪をカバーする山陰地方で最大規模の地方銀行。多様な金融サービスの充実に努め、企業の付加価値向上と個人の豊かな生活の実現をサポートする。

株式会社山陰合同銀行

※ 本記事は2017年4月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

導入事例

資料請求・見積依頼もお気軽に

お問い合わせ

電話でのお問い合わせ tel:03-5205-4466 (土日祝日除く 9:30~17:30)

導入したサービス・ソリューション