IIJのセキュリティスペシャリストが解説 2025年度下半期 注目のサイバーセキュリティトレンド

IIJ セキュリティ本部
シニアコンサルタント

IIJ サービスプロダクト推進本部
セキュリティサービスエバンジェリスト

最新のサイバーセキュリティニュースを取り上げ、
最新動向と対策ポイントを解説します。

私たちが解説します

大規模な情報漏えいの裏には、クラウドの設定ミスや従業員からのデータ流出など、システム的に対策していても見落としてしまう原因も潜んでいます。自社のセキュリティ体制をしっかりと見直しましょう。

秋良 雄太

IIJ セキュリティ本部
シニアコンサルタント
秋良 雄太

2015年~2017年に内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)へ出向。現在はSOCサービスを中心にセキュリティサービスの提案・導入やセキュリティインシデントの対応支援を行っている。
吉田 拓未

IIJ サービスプロダクト推進本部
セキュリティサービスエバンジェリスト
吉田 拓未

エンドポイントセキュリティを中心に幅広い分野でマネージドサービスの立ち上げ・推進に従事。XDRスペシャリストとして企業のデジタル化に必要な新しいセキュリティの在り方を支援している。
News 01

高度化するランサムウェアに備える、
“もしも”の体制

※画像はイメージです

2025年9月、大手飲料メーカは、サイバー攻撃を受けたことでシステム障害が発生し、国内グループ各社の受注・出荷などの業務が停止していることを公表しました。その後10月にはランサムウェアによる攻撃であったことも公表しました。
調査結果が公表されたのは11月で、191万件超の個人情報漏えいの可能性が判明しました。
セキュリティ対策を事前に講じていても侵入されてしまうことを想定し、事後対策の強化を行っていくことが今後は求められます。
News 02

EDRが無効化!?
なぜ対策をしていても効果を発揮しなかったのか?

※画像はイメージです

某自動車部品メーカはランサムウェアに感染し、情報漏えいの可能性を公表しました。
流出した可能性のある情報の中には、マイナンバー情報など非常に機微な情報が含まれていたことも分かっています。
EDRを導入していたものの、無効化されていたため攻撃を検知できなかったことが調査の結果判明しました。更にユーザの認証情報も不正に取得されていたことも分かりました。
News 03

気付かぬうちに
情報漏えいしている可能性も…?

※画像はイメージです

不動産管理業務を行う企業が、サーバへの不正アクセスによる情報漏えいを公表しました。
2025年7月末に捜査機関より「闇サイトに個人情報と思われるファイルが販売されている」という連絡を受け、フォレンジック調査会社による調査を行ったのが発覚の経緯です。
事前対策は行っていても、侵入されたことに気付く「検知」などの事後対策が見落とされていることもあります。復旧まで含めたレジリエンス強化が求められているため、侵入後の対応も含めて考えていくことが重要です。
News 04

長期にわたるリスク…
クラウド環境の設定ミス

※画像はイメージです

2025年10月、某大手人材業者は従業員に貸与している端末を管理しているクラウド環境に設定ミスがあり、従業員の個人情報など14,000件超が第三者により閲覧できる状態となっていたことを公表しました。
影響期間は2022年11月から2025年9月の間で、セキュリティリスクが長期にわたり存在していたことも判明しています。
クラウド環境の活用が進む中で設定ミスを完全になくすことは難しいため、リスク低減策を図っていくことが求められます。
News 05

どうやって防ぐ!?
フィッシング詐欺

※画像はイメージです

総務省は2025年9月、フィッシングメール対策強化のため、IT関連の業界4団体にフィルタリング精度の向上やドメイン認証(DMARC)の導入を進めること、2026年8月末まで3ヵ月ごとに進捗報告を行うことを要請しました。
生成AIを使って自然な日本語を大量に生成できるようになり、これまで以上に精巧なフィッシングメールの送付が容易になっている背景から、企業としても対策を強化していくことが求められます。
News 06

金融庁からの要請も。
今後も進む脱PPAP!

※画像はイメージです

2025年5月、金融庁は各金融機関に対してパスワード付きZIPファイルを電子メールで送る慣行(いわゆるPPAP)を見直すよう求めました。
金融庁幹部は、主要な銀行・地方銀行・信用金庫協会と意見交換を行った際、「パスワード付きファイルの送付は基本的に行うべきではない」と明言し、基本はメールの通信経路を暗号化すること、難しい場合はオンラインストレージなどの代替手段を使うよう求めています。
金融機関を始め、今後他の業界でもPPAP廃止の動きが更に加速すると思われます。
News 07

クレジット決済停止!
ECサイトへの不正アクセス

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2025年8月、某通販サイト運営会社は同社が運営するECサイトへの不正アクセスがあり、クレジットカード情報を含む顧客の個人情報が漏えいしたことを公表しました。
ECサイトのシステムの一部が不正に改ざんされ、その結果、決済時に入力されたクレジットカード情報が外部に流出していたことが判明しました。
News 08

初期侵入に使われる脆弱性は
“最新のもの”とは限らない!

※画像はイメージです

CISAは、ランサムウェア「Ghost」の攻撃手法や攻撃に使用されたファイル名などを公開し注意喚起を行いました。本攻撃では既知の脆弱性が攻撃起点となっており、侵入後に即日被害が発生するケースが多いことが指摘されています。
Ghostは、2021年初頭から古いバージョンのソフトウェアとファームウェアを標的とし、70ヵ国以上の組織で被害が発生しています。政府機関・重要インフラ・教育機関・製造業など中小企業含めて被害が確認されており、組織では脆弱性対応状況等の確認が求められます。

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