IIJ GIO VWシリーズをDR環境として利用

DRサイトに、IIJ GIOインフラストラクチャーP2の「仮想化プラットフォーム VWシリーズ（以下、VWシリーズ）」を利用。 既存オンプレミスのVMware環境から、VWシリーズのプライベートクラウド環境へレプリケーションし、DR環境を構築します。

• ZVM（Zerto Virtual Manager）：Zertoの管理ソフトで、VWシリーズ側のWindowsマシンにインストール
• VRA（Virtual Replication Appliance）：ZVMからESXiへデプロイされるバーチャルアプライアンス

リアルタイムなレプリケーション

DR対象のVMは、Zerto Virtual Replicationによってほぼリアルタイムにレプリケーションが行われます。初回の同期が行われた後は、変更分のジャーナルデータが転送される仕組みです。

東西2つのリージョンから選択

DRサイト用のVWシリーズは、東日本リージョン、西日本リージョンから選択できます。

既存サイトのシステム要件

ソフトウェア要件

• vCenter Server 4.0 U1以上
• ESXi 4.0 U1以上
• バージョンごとに利用可能な組み合わせは、Zerto社公式ドキュメントサイトをご確認ください

ハードウェア要件

• お客様環境とVWシリーズに、管理系サーバ（ZVM、VRAなど）をデプロイできる空きリソースが存在すること

ネットワーク構成

• お客様環境とDRサイト間の接続で、最小5Mbpsの帯域が確保できること
• お客様環境とDRサイト間の接続で、閉域網接続かVPN接続が利用できること
• ZVMがインターネット経由でZerto社との通信を行うため、下記のポートを開放する必要があります。

使用ポート番号	用途
443/https	ZVMとZerto社のサーバ間での通信で使用

Zerto Virtual Replicationコンポーネント要件

コンポーネント	vCPU	メモリ	ディスク	OS	その他	備考
ZVM 750 VM/5ピアサイト	2vCPU	6GB	合計100GB	Windows Server 2008（R2）/ 2012（R2）/ 2016	次の場合は外部DB使用が推奨 ・40ホスト以上 ・4サイト以上 ・400VM以上 ・200VPG以上	1つの固定IPが必要
ZVM 2000VM/15ピアサイト	4vCPU	6GB	合計100GB
ZVM 2000VM/15ピアサイト以上	8vCPU	10GB	合計100GB
VRA	最小1vCPU 最大2vCPU	最小1GB 最大16GB	12.5GB以上の空き	ー	ー	ー

ZVM

• VMware HAをZVMサーバで有効にすること
• ZVR以外のアプリケーションをインストールしないこと
• 管理アカウントを用意しておくこと
• ZVRがインストールされているフォルダは、アンチウイルスソフトのスキャン対象外とすること

ストレージのサイジングについて

• レプリケーション先のサイトにおけるバックアップストレージのサイジングは、Zerto社から提供されているツールを用いて行う
• 必要なストレージのサイジングについて、基本的な考え方は「VMサイズ＋ジャーナルサイズ」となる。ジャーナルサイズの参考値としては、元データの7～30％（ただし更新量や保持期間に依存）

WAN帯域のサイジングについて

• Zerto社から提供されているサイジングツールを用いてサイジングを行う

IIJシンプルDRソリューション

• ソリューショントップ
• ソリューションメニュー・料金
• IIJ GIOを利用
• Microsoft Azureを利用