IIJ IDサービスの基本機能をご紹介します。
サービス毎に認証セキュリティは異なります。また、認証セキュリティの強度が期待値に達していない場合もあります。利用するサービス群がIIJ IDサービスと連携することで、ユーザ毎に高度でかつ均一の認証セキュリティを適用させることができます。
※ 統合Windows認証をご利用の場合は、利便性向上のため全エンドユーザの認証方式を統合Windows認証で統一されることを推奨します。
ユーザに覚えてもらうのはIIJ IDサービスの1つのIDだけ。ログイン後は再認証なしで連携サービスへアクセスできます。利用可能なアプリケーションサービスが表示されるポータル画面を提供します。
IIJ IDサービスに対するアカウント管理/グループ管理機能を提供します。
伝搬されたグループ情報に基づき、各ユーザに対するIIJ IDサービスの各種制御が可能です。
クラウドサービスを利用するにあたっても、社内と整合性がとれたパスワードポリシーの遵守が求められます。
セキュリティ基準であるPCI DSS v3.2.1に対応する際には細かく指定されたパスワードポリシー内容の遵守を要求されます。
IIJ IDサービスではお客様に合わせてパスワードポリシーをカスタマイズして利用することができます。
PCI DSS v3.2.1 | IIJ IDサービス(カスタマイズ可能) | |
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8.1.6 | 6回以下の試行で、ユーザ IDをロックアウトすることによって、アクセスの試行回数を制限する。 | アカウントロック |
8.1.7 | 最低30分間、または管理者がユーザIDを有効にするまでのロックアウト期間を設定する。 | |
8.1.8 | セッションのアイドル状態が15分を超えた場合、ターミナルまたはセッションを再度アクティブにするため、ユーザの再認証が必要となる。 | セッション有効期間 |
8.2.3 |
パスワード/パスフレーズは以下を満たす必要がある。
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パスワードの最小長 |
パスワードの複雑性
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8.2.4 | ユーザパスワード/パスフレーズは、少なくとも90日ごと変更する。 | パスワードの有効期限 |
8.2.5 | これまでに使用した最後の4つのパスワード/パスフレーズのいずれかと同じである新しいパスワード/パスフレーズを許可しない。 | パスワードの世代管理 |
8.2.6 | 初期パスワード/パスフレーズと、リセットパスワード/パスフレーズをユーザごとに一意の値にリセットし、 初回の使用後直ちに変更する。 | 基本機能 |
IDの棚卸しに必要なIIJ IDサービスの認証履歴とジョブ履歴の各種ログを画面/CSVファイル出力できます。また、ユーザ情報/グループ情報をCSVファイルでエクスポートできます。
IIJ IDサービスではパスワード変更/リセット機能、プロフィール変更機能を提供。ヘルプデスク業務の負荷を軽減します。Active Directoryと連携する際は、本機能を無効化することもできます。
IIJ IDサービスは、各種画面要素をお客様のブランディングに合わせてカスタマイズ可能です。
カスタマイズ可能範囲は、Web画面、通知メール、および、多要素認証アプリです。