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株式会社豊田自動織機 様株式会社豊田自動織機

取引先企業向けポータルをIIJグループで再構築
約20の業務アプリケーションを一括表示

トヨタグループの源流である豊田自動織機は、2002年に取引先企業向けポータルサイトを構築し、社員向けポータルサイトと同一インフラ上で稼働させていた。しかし5年後には、ハードウェアやソフトウェアの老朽化に加え、取引先の新しいPC環境に対応しきれなくなってきたこと、レスポンスの遅延が目立ってきたことなどから、システムの再構築を決断する。この時、プロジェクトのSIパートナーとして選ばれたのが、IIJグループだ。

ハード・ソフトの老朽化に加え運用面での問題点も顕著に

豊田自動織機が2002年に構築した取引先企業向けポータル「e-shokki」は、発注管理や納期管理など約20の業務アプリケーションの窓口となるもので、例えば、発注した部品の納期を「e-shokki」を介して仕入先に回答してもらうといった使い方をする。利用者数は、海外の関係会社も含め4000~5000名にのぼる。

しかし2007年頃から、さまざまな問題点が顕在化してきた。当時の状況を、グローバルIT部 システム企画第一室 第1グループ 飯田光安氏は、次のように振り返る。

「最初の課題は、ハードとソフトの老朽化でした。技術の進歩が速いオープンシステムを採用していたので、サポート対応切れのサイクルも速い。そうなると業務に影響が出てしまいます。再構築の話はここから始まりました」。

取引先のPC環境が、Windows VistaやInternet Explorer 7などに置き替わり、当時の「e-shokki」では対応しきれないこともあった。

さらにグローバルIT部 部長の山田達也氏は、運用面からの課題を挙げる。「取引先が急速に拡大して利用者数も一気に増えたことで、レスポンスが非常に悪くなりました。また『e-shokki』と同一サーバ上で社員向けポータルも稼働させていたので、一方のトラブル発生時にもう一方も止めなければならない。安定稼働のために、インフラを切り分ける必要もありました」。

アクセス権の設定ができないという問題もあった。「e-shokki」のユーザはそのほとんどが仕入先だが、一部、販売店も含まれている。ポータル上に表示される情報には本来切り分けが必要だが、それが同一画面になってしまっていた。

こうした数々の課題を抱えたシステムを刷新するため、同社では2007年10月から「e -shokki」再構築の検討を開始した。

株式会社豊田自動織機様へ導入したシステム概要図

豊富なパッケージ機能とプロジェクトマネジメント力を評価

2008年1月、豊田自動織機は再構築プロジェクトを共に進めるパートナーとして、IIJとIIJ-Techから成るIIJグループを選定する。

実際のプロジェクトでパートナーとの窓口を担当したのは、豊田自動織機の情報関連会社である豊田ハイシステムだ。豊田ハイシステム ITインフラ部 インフラ・運用課 1グループ グループリーダーの小形健一氏は、「既存システムを大規模な改修なく使えること、費用対効果、構築実績。主にこの3つの観点から評価しました。安定稼働、レスポンスの改善、セキュリティの強化といった基本要件の実現はいうまでもありません」と選定ポイントについて説明してくれた。

IIJグループは、ポータル機能にドリーム・アーツの製品「INSUITE Enterprise」を採用した。標準で提供されている豊富な機能があるため、カスタマイズを抑えられる。アクセス権限を設定する機能も、既存の認証の仕組みを有効活用でき、コスト削減を実現できるという狙いもあった。

「各パートナー候補から提案を受ける際には、私が窓口となってやり取りさせてもらいましたが、グループ間の連携が一番強く感じられたのがIIJグループでした」と話すのは、同グループの本多麻奈未氏だ。

この点について山田氏は、「パッケージ製品は、自分たちでカスタマイズできません。私たちの課題や要望を汲みとり、システム要件として具体化するIIJ-Techと、アプリケーションベンダーであるドリーム・アーツの連携の良さが、最終的には品質につながると考えました。」と語る。

実際のプロジェクトは2008年2月に始まり、IIJグループはシステム構築の他にサーバ13台を調達し、ネットワーク、ストレージと併せてユーザ環境内に提供した。「とくに大きな問題もなく、構築は順調に進みました」(小形氏)。テストで見つかった不具合にも迅速に対応し、約10ヵ月のプロジェクト期間を経て、12月に本番稼働を迎えた。リリースしてから現時点で約4ヵ月が経過したが、「立ち上がり時にも不具合は起きていないし、システム停止に至ったこともない。もちろんレスポンスも早くなっています」(小形氏)。

標準化されたIBPS運用管理サービスは導入のしやすさが魅力

豊田自動織機は新生「e-shokki」の稼働開始に合わせ、IIJ -Techの提供するIBPS(Integration & Business Platform Service)の運用管理サービスも採用した。IBPSは運用も含めたリソースをユーザ企業にオンデマンドで提供するサービス群で、運用管理サービスは、ユーザ環境で稼働するシステムの監視/管理/運用/障害対応を、24時間365日で提供するものだ。同社は、別システムでも利用しており、その運用実績から今回も採用を決めた。

「実際に利用しているメニューは、監視機能と運用機能です。問題発生と同時にリモートでシステムにアクセスしてもらい、障害箇所を特定して、一次対応からシステム復旧までお願いしています」(小形氏)。

IIJ-Techのサービスを評価する点として、小形氏は、「一般的な運用サービスは、個々のシーンを想定して運用体制を作ることになる。ところがIBPSでは、標準サービスがメニュー化されていて、その中から選ぶだけで済みます。この導入のしやすさは魅力的です」という。

パッケージ製品を導入して心配になるのが保守だ。SIerとしてのIIJ-Techについて、グローバルIT部 システム企画第一室第1グループ グループ長の鈴木洋氏は、「問題を解決する能力が高いこと」を評価する。構築過程での不具合発生時にも、それがパッケージ部分なのか、カスタマイズ部分なのか切り分け、的確に対応した。「システム品質を担保できたのは、プロジェクトマネジメント力」だと強調する。

今後、豊田自動織機は、今回の協働で吸収したノウハウを自社内でも活用し、さらに新しいシステム開発案件が上がってきた時には、改めてIIJグループの問題解決力に大きな期待を寄せたいとしている。

プロジェクトの概要

プロジェクト概要 取引先企業向けポータル基盤構築
利用サービス
  • システムインテグレーション
  • アプリケーション開発
  • サービス
    • 運用管理サービス
キーワード
  • ポータル、INSUITEREnterprise
  • ドリーム・アーツ社との協業
  • プロジェクトマネージメント

※ 株式会社インターネットイニシアティブと株式会社アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は、平成22年4月1日をもって合併いたしました。本合併により、ネットワークサービスとSI事業を融合し、最適なトータル・ネットワーク・ソリューションを実現してまいります。

お客様プロフィール

株式会社豊田自動織機
本社:愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地
設立:1926年11月18日
資本金:805億円(2009年3月31日現在)
売上高:1兆5842億円
社員数:3万9916名(2009年3月31日現在)
トヨタグループの源流となる企業。豊田佐吉が発明した自動織機の製造・販売を目的として、1926年に創業。現在は繊維機械に加え、自動車や産業車両の製造・販売などを展開する。フォークリフトの分野では、国内で約40%、全世界でも約20%のシェアを占めるリーディングカンパニー。

株式会社豊田自動織機

※ 本記事は2009年6月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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