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清水建設株式会社 様清水建設株式会社

IIJのクラウドサービスを利用して
セキュアなメールシステム基盤を構築

大手総合建設会社の清水建設では、クラウドを利用してメールシステムの刷新とメールセキュリティの強化を実現した。 メールサーバ機能や暗号化機能などを備えた統合メールセキュリティソリューション「iiMail Suite」をIIJのクラウドサービス「IIJ GIO」の基盤で構築。メールシステムのカスタマイズから運用、メールセキュリティ対策までをIIJにアウトソースすることで、システムの更新や運用管理の課題を解決している。

定期的な更新などに依存しないメールシステムへ刷新

清水建設では2010年、新長期ビジョン「Smart Vision 2010」を策定し、コアビジネスである建設事業の競争力強化をはじめ、ストックマネジメント事業、グローバル事業、サステナビリティ事業の強化を基本方針に掲げている。そして、すべての事業活動の機軸を「環境」に置き、シナジー効果の追求によるグループ経営のパワーアップを図っている。

環境への取り組みといった先進的な事業活動を支えるのがITである。なかでも、「全社で利用するメールはビジネスに欠かせない情報インフラとなっており、システムとセキュリティの両面で高い信頼性が求められます」と、情報システム部インフラ企画グループの藤井義大氏は強調する。同社のメールアカウント数は約1万5000で、社内外のメールのやり取りの量は1日に20数万通に上っていた。これまで自社構築のメールシステムを都内のデータセンターに配置し、運用管理を行ってきたが、さまざまな課題が持ち上がっていたという。

その1つが、メールサーバが老朽化し、定期的な更新に手間がかかることだった。同社では4~5年に1回の割合でメールシステムの更新を行う。その際、新システム導入に必要な要件の取りまとめや、機器の選定、構築、運用管理などの作業に多くの時間と労力がかかり、そうした負担を減らすためにも、機器のライフサイクルに依存しないメールシステムへの刷新が求められていた。

メールシステムのアウトソースで更新や運用管理の課題を解決

一方で、情報漏えい対策を徹底する観点から、メールセキュリティの強化も課題だった。例えば、社外に送信する添付ファイルを自動的に暗号化したり、メールの件名と送信元のみ抜粋して携帯電話などへ転送する仕組みなど、一般のアプライアンスでは対応が困難なセキュリティ機能をメールシステムに付加する必要があった。

同社では、メールシステム刷新とメールセキュリティ強化に向け、複数事業者の提案内容を比較検討した結果、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」を基盤とした統合メールセキュリティソリューション「iiMail Suite」を採用した。また、従来から利用している、メールのセキュリティ機能をゲートウェイサービスで提供する「IIJセキュアMXサービス」と組み合わせることで、社内イントラネットからインターネットゲートウェイまで統合的なメールセキュリティを実現した。

「自社でのシステム構築に代えて、クラウドサービスを利用することにより、将来のシステム拡張にも柔軟に対応できます。そして、メールシステムとメールセキュリティをIIJにアウトソースすることで、更新や運用管理の課題を解決できると判断しました」と、インフラ企画グループの平林直樹氏はクラウドサービスをはじめ、IIJの提案を採用した理由を語る。

清水建設株式会社様へ導入したシステム 概要図

既存システムとの連携やセキュリティ機能の追加に対応

清水建設では、クラウドサービスを活用し、約1万5000アカウントに及ぶ大規模なメールシステムの本格稼働を2010年10月から開始した。メールシステムを構成する「iiMail Suite」は、メールサーバ機能、メールアーカイブ/監査機能、誤送信防止機能、暗号化機能を搭載。ビジネスに必要なメールの基本機能だけでなく、情報漏えい対策や内部統制など、メールに関する拡張機能をトータルにサポートする。

このiiMail Suiteの基盤として、サーバやストレージなどを柔軟に組み合わせることができるIIJ GIOコンポーネントサービスを活用。高い信頼性とパフォーマンスが要求されるメールサーバは専有タイプで冗長化し、メールセキュリティやアンチウイルス、Webメールサーバは仮想化タイプを用いるなど、用途に応じて使い分けている。

「クラウドサービスを利用する場合、コストが増える心配や、既存システムとの連携などで不安もありましたが、IIJはこうした懸念を払拭してくれました」と藤井氏は評価する。

同社では、データセンターで情報系システムなどを運用しているが、「サーバの更新にともなう初期コストや、メールシステムを設置していたデータセンターのラック費用が不要になる他、運用管理もIIJにアウトソースすることで、運用コストを低減できます」と藤井氏は導入効果を挙げる。

情報系システムの監視・運用は、システム運営グループが担当。以前は毎日、メールサーバの稼働状況を確認していたが、IIJに運用を任せることで、他の運用業務に専念できるようになった。

また、データセンター内に設置されたユーザID管理システムとIIJ GIOのメールシステムを連携させるなど、使い勝手を損なうことなくメールを送受信できるシステムを構築した。さらにIIJ セキュアMXサービスとiiMail Suiteを組み合わせ、セキュリティ対策を強化。「迷惑メール対策用のホワイトリストなどセキュアMXの情報とメールシステムを連携させ、その運用をIIJに一括できるので安心です」と平林氏は話す。

IIJでは、清水建設が構築していたメールシステムの機能を維持・拡張できるよう、要件に応じてiiMail Suiteの機能をカスタマイズした。例えば、同社ではセキュリティポリシーとしてメール全文の社外転送を制限しているので、今回新たにメールシステムに抜粋転送機能を付加した。「ユーザごとに転送条件の設定が異なるため、メールシステムの移行に際しては、IIJの協力を得ながら詳細にチェックしました」とインフラ企画グループの西岡直輝氏は語る。

清水建設では今後も「システムに応じて、コストやセキュリティ、運用管理面を評価しながらクラウドサービスを活用していく」とのこと。持続的な成長とさらなる進化に向けて事業を強化する同社のIT基盤の一翼を、IIJのソリューションが強力に支援している。

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

清水建設株式会社
本社:東京都港区芝浦1-2-3 シーバンス S館
設業:1804年
資本金:743億6500万円
従業員数:1万1369人(2010年4月1日現在)
「Smart Vision2010」では、建設事業を核として、社会と建造物の持続可能性(サステナビリティ)を追求し、顧客の期待を超える価値を提供し続ける「スマートソリューション・カンパニー」を目指している。

清水建設株式会社

※ 本記事は2011年2月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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導入したサービス・ソリューション


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