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三洋電機株式会社 様三洋電機株式会社

Webを戦略的に活用するため、IBPSを利用して、グローバルサイトの統合基盤を構築、Webサーバを200台から5台に集約

環境・エナジー先進メーカーを目指し、エネルギー分野などの重点事業領域に投資を集中している三洋電機。同社はWebを戦略的に活用した顧客とのコミュニケーションを実現するため、Webサイトの役割を明確にし、サイトの運用ルールを統一。グローバルサイトをIIJ-TechのIBPS(Integration & Business Platform Service)を利用して統合し、コンテンツをIIJ-Techが開発した「SANYO Website 更新管理システム」で管理している。

Webの戦略的活用のため、グローバルに運用ルールを統一

三洋電機は「環境・エナジー先進メーカーへ」の目標をかかげ、エネルギー、エレクトロニクス、エコロジーの3分野を軸に、事業を展開している。従来から高い技術力を持つエネルギー分野に重点的に投資している。たとえば、ハイブリッドカー用電池システムでは、自動車メーカーにニッケル水素を供給、次世代電池システムの開発を進めると共に、リチウムイオン電池の新工場を建設している。また、世界的に急速な普及が進む太陽光発電システムでは、19.7%という高い変換効率の太陽電池を提供すると共に、研究段階では世界最高の変換効率23%を実現している。最も安価に太陽光発電ができる薄膜太陽電池の製造・販売を行う合弁会社も設立した。

三洋電機におけるWebサイトの利用は1990年代半ば、社内にサーバを置いて、社員がコンテンツを作成し、会社情報を発信するところから始まった。その後、扱う内容が商品情報やIR、採用情報などに拡大。商品、事業部単位でWebサイトを構築したことから、社内での運用が難しくなり、商品系サイトを中心に、外部サーバを借りるケースが増え続けた。「その結果、三洋電機全体で見ると、Webデザインがバラバラで、ガバナンスが利いていないように見え、ひとつの発信元から情報を提供し切れない状況となっていました。また、運用の統一や、Webサイト全体の品質維持、外部からの攻撃を含めたコンテンツ事故を防ぐための対策も大きな課題になっていました」と話すのは三洋電機マーケティング本部 コミュニケーション戦略部 担当部長 赤井清一氏だ。そうした問題を解決するために、三洋電機では、「顧客とのコミュニケーション」という視点を明確にしたWebサイトの運用ルールを作り、それをコーポレート全体に徹底させることにした。

IBPSを利用したWebサイト統合基盤に、グローバルサイトの7割を統合

まず、Webサイトの統合対象をグローバルとし、各サイトの役割を明確化、構成を見直した。具体的には、グローバルレベルでWeb委員会を立ち上げ、グローバルサイトの下に、日本、アジア、中国、米州、欧州、中東インドの各リージョンサイトを置き、管理する方針が決められた。そして、全サイトの7割を占めるグローバルサイト、日本およびアジアの約200台のWebサーバを統合することにした。

そこで、三洋電機は、営業活動への活用、セキュリティも含めたガバナンス、導入・運用コストの低減、アクセス増に対応した短期間でのリソース追加の実現を要件に、Webサイト統合基盤の構築と運用を行うベンダーの選定に入った。「初めての分野なので、サーバ導入を勧めるベンダーからIIJTechのようにサービス利用を提案するベンダーまで、10社ほどに幅広く提案を求めました。それまで、IIJ-Techとの取引はありませんでしたが、インターネット分野では技術力と運用実績に優れているという社会的な評価がありました。そこで、IIJグループにコンタクトを取り、IIJ-Techにコンペに参加してもらいました」と三洋電機 ITシステム本部 R&D・B2Eソリューション部 部長 早川巖氏は説明する。そして、コンペの結果、三洋電機は、IIJ-Techの「IBPS」を利用して、Webサーバを統合、運用することを決めた。IIJ-Techを選んだ理由は、提案内容や実績から見て、Webを戦略的に使うためのシステム構築や運用を信頼して任せられるパートナーであると判断したこと、そして、運用コストまで含めると、最もコストパフォーマンスに優れていたことだった。

「Webサイトを統合する上で、大きな問題になったのが、進化するWeb技術をどう取り込んでいくかということでした。次々に出てくる新しい技術を採り入れ、それを使った情報発信を可能にするWebサイト基盤にしなければ、せっかくWebサーバを統合しても、また個別にWebサイトが立ち上がってしまう可能性があります」(早川氏)。Web技術の進化に対応したWebサイトのマネジメントができることも、IIJ-Techを選んだ理由だ。

三洋電機株式会社様 IBPSを利用したグローバルサイトの統合基盤 概要図

「SANYO Website 更新管理システム」導入で、コンテンツ運用の内部統制も可能に

Webサイト統合基盤構築のプロジェクトがスタートしたのは2009年1月。3ヶ月後の4月に、三洋電機の主要Webサーバで稼動していた日本、アジアなどのサイトはすべてIBPSに移行、計画通り稼働させることができた。

「当初の計画では9月にベンダーを決定し、6ヶ月かけて構築、4月に稼働させる予定でした。ところが、決定が遅れたため、半分の3ヶ月で構築しなければならなくなり、プロジェクトにはスピードが求められました。IIJ-Techはこれに応えて、プロジェクトに取り組んでくれ、サービスイン直前にも、基盤データベースエンジンの追加仕様変更がありましたが、スケジュール通り、サービスを開始することができました」(早川氏)。

現在、Webサイトを順次、移行しており、最終的には、月間2,000万ページビューの実績を持つ180サイトがIBPSサーバマネジメントサービスを利用したWebサーバに集約され、Webサーバは200台から5台ほどに統合される予定だ。

また、コンテンツのアップロードは、全社で統一的に定められたルールに従って、IIJ-Techが開発した「SANYO Website 更新管理システム」のワークフロー機能を使って、行われている。さらに、Webサーバの統合と統一された運用ルールにもとづくコンテンツ管理によって、コンテンツのチェックなど運用面での統制を可能にするWeb監査の仕組みもできあがった。

「Webサイト統合基盤は順調に運用されており、満足しています。今後の課題は、バースト的なトラフィックへの対応です。現在、回線容量を固定で契約していますが、トラフィックが急増してアクセス不能になると、Webサイトとしてネガティブな評価を受けかねません。そうした時に、契約を上回ったトラフィック分に課金する形で、その時だけ利用できる柔軟性の高い回線利用の仕組みを提供してもらえると大変助かります」と赤井氏は期待を語る。

三洋電機では、整備したWebサイト基盤の上で、Webを戦略的に使った顧客とのコミュニケーションに本格的に取り組み始めており、1カ所に集約した商品データベースをもとに、商品を中心にしたWebプロモーションを積極的に展開していく考えだ。

プロジェクトの概要

プロジェクト概要 Webサイト統合基盤システム
サービスカテゴリ
  • コンサルティング
  • システムインテグレーション
  • サービス
    • ネットワークマネジメントサービス
    • サーバマネジメントサービス
    • データマネジメントサービス
    • 運用管理サービス
キーワード
  • サーバ統合
  • コンテンツ更新管理
  • IT投資の最適化

※ 株式会社インターネットイニシアティブと株式会社アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は、平成22年4月1日をもって合併いたしました。本合併により、ネットワークサービスとSI事業を融合し、最適なトータル・ネットワーク・ソリューションを実現してまいります。

お客様プロフィール

三洋電機株式会社
本社:大阪府守口市京阪本通2-5-5
創業:1947年2月
資本金:3222億4200万円(2008年3月31日現在)
2次電池事業とソーラー事業からなるエナジー、電子部品と半導体、デジタル事業からなるエレクトロニクス領域、そしてコマーシャル事業と白物家電からなるエコロジー、の3つの領域で事業を展開している。

三洋電機株式会社

※ 本記事は2009年6月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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