ページの先頭です


ページ内移動用のリンクです

埼玉県庁 様埼玉県庁

障害や災害に強いWebサイトを目指し
クラウド上にバックアップサイトを構築

住民への重要な情報発信手段となるWebサイトの信頼性を高めながら、いかに効率的に運用するかは自治体共通の課題である。埼玉県庁ではIIJのデータセンターを基盤にWebサーバやネットワーク・セキュリティなどの運用をアウトソーシング。加えて、Webシステムの障害対策や災害対策を強化するため、IIJのクラウドサービスやIIJ広域負荷分散サービス、DNSアウトソースサービスなどを活用し、信頼性・拡張性の高いバックアップサイトを実現している。

情報発信の中核として重要になるホームページ

約720万人の県民が暮らす埼玉県では、県政運営の基本となる埼玉県5ヶ年計画(平成24年度~28年度)を策定。戦略として、子育ての安心、健康・介護の安心、大規模災害への備えなどの指針を打ち出し、県政の各分野で施策を展開している。

こうした県の取り組みなど、情報発信に欠かせないのがホームページである。「県民や県内の事業者などへ伝える情報量が年々増加しており、他のメディアに比べ手軽に情報発信できるホームページの役割が大きくなってきています」と県民生活部 広聴広報課 課長の椎木隆夫氏は述べる。

埼玉県では平成8年から公式ホームページを開設。県庁の情報システム部門が中心となってWebサイトを運営してきたが、2009年に広聴広報課へ運営を移管するとともにシステムを刷新。新たにCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入し、各部局の職員が手軽にコンテンツを作成、アップできるIT環境を整備している。

そして、Webサイトのインフラ構築・運用にIIJの各種サービスを採用。IIJのデータセンターを基盤に冗長化されたWebサーバやCMSサーバのホスティングをはじめ、IIJマネージドファイアウォールサービスなどを導入している。

その狙いについて、広聴広報課の森田康二朗氏は「ホームページを担当する職員全員が情報システム部門のようにシステム運用に詳しいわけではありません。Webシステムやネットワーク、セキュリティなど一元的な運用をアウトソーシングすることにより、私たちはコンテンツの選定やCMSを利用する職員のサポートなどに注力できます」と話す。

障害対策や災害対策としてバックアップサイトを導入

広聴広報課では、ホームページを「情報発信の生命線」と位置付け、県民に閲覧してもらうための様々な工夫を凝らしている。その1つがFacebookやTwitterなどSNSとの連携だ。例えば、ロンドンオリンピックでは、埼玉県ゆかりの選手の活躍をホームページで紹介。その話題をSNSで配信、サイトに誘導するといった使い方をしている。

こうした取り組みや、CMSを活用した分かりやすいコンテンツが県民から評価されホームページのアクセスが年々急増。月間のアクセス数は約1600万ページビューに上り、CMS導入前に比べて倍増する勢いだという。

だが、問題もある。アクセスの急増でWebシステムが過負荷になり、障害を起こしかねない状況になっていたのだ。また、東日本大震災後、BCP対策の観点からホームページの継続性が検討されてきた。システムの障害時や災害時にもホームページを停止することなく、いかに県民に情報発信を継続するか。

この課題を解決するため、「メインサイトが停止した場合にも、Webサービスを継続できるバックアップサイトを、信頼性・拡張性の高いクラウドサービスを要件として調達することとしました」と森田氏は述べる。

いざという時にバックアップサイトが安定して稼働するよう、データセンターのロケーションや耐震設備、運用体制などを重視。また、クラウドサービスを活用することで、アクセス数の増加などに応じて短時間にWebシステムを拡張する狙いがあった。検討した結果、IIJの提案を採用し、2012年11月からバックアップサイトの運用を開始した。

IIJ GIOや広域負荷分散などを組み合わせ、高信頼のサイトを構成

IIJは関東・関西の両データセンターにクラウド設備を持ち、既存のメインサイト(関東)の問題発生時にバックアップサイト(関西)へ自動的に切り替わる仕組みを提案した。具体的には、IIJ GIOサービスを活用して冗長構成のWebサーバを構築。また、DNSサーバを運用管理するDNSアウトソースサービスや、Webサイト間の負荷分散や災害対策に役立つIIJ広域負荷分散サービスを導入。

バックアップサイトのファイアウォールやロードバランサーは、IIJ GIOのネットワークアドオンを活用。クラウドサービスを組み合わせ、バックアップサイトの検討から稼働までわずか1ヶ月で完了している。広聴広報課では、メインサイトのマネージドファイアウォールサービスと併せ、ネットワーク・セキュリティの運用をIIJにアウトソーシング。「既存システムとの接続を含めてIIJのクラウドサービスでこれだけ短時間に構築できたことに改めて驚いています。県ホームページの安定運用の観点で、バックアップサイトの導入は大きな効果が期待できます」と椎木氏は述べる。

広聴広報課では、メインサイトの障害時や災害時のみならず、必要に応じてバックアップサイトを活用する計画だ。例えば、県の職員や教員の採用試験の合格発表時に、受験者が一斉にホームページへアクセスする。「バックアップサイトへアクセスを分散することで、メインサイトの信頼性を高められます。合格発表など一時的にサーバの能力を増強するのにも、クラウドサービスは適しています」と森田氏はIIJ GIOサービスを評価する。

広聴広報課では次期Webシステムの設計に向け、間もなく検討を開始するという。アクセス数の増加が予想しにくいWebシステムは、クラウドサービスの活用が主流になるとみている。そして、多くの県民にもっと閲覧してもらうためには、どんな機能が必要になるのか、現在のWebサイトのアクセス動向などを分析する予定だ。埼玉県庁のホームページのあるべき姿の検討に向け、IIJの豊富なノウハウに基づく的確なサポートが期待されている。

埼玉県庁様に導入したシステム 概要図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

埼玉県庁
住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
総人口は約720万人。予算は一般会計1 兆6777 億2200万円(平成24 年度)。埼玉の特徴は、交通網が充実しており、光学・食品・自動車関連など多彩な企業が集積している。

埼玉県庁

※ 本記事は2013年1月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

導入事例

資料請求・見積依頼もお気軽に

お問い合わせ

電話でのお問い合わせ tel:03-5205-4466 (土日祝日除く 9:30~17:30)

導入したサービス・ソリューション

関連情報


ページの終わりです

ページの先頭へ戻る