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小樽市役所 様小樽市役所

IIJのアウトソーシングサービスで
ネットワーク運用の負荷とコストを大幅に削減

北海道・小樽市役所は、住民サービスや観光情報などの提供に欠かせないインターネット環境を刷新した。「IIJマネージドファイアウォールサービス」を導入し、セキュリティを強化。機器の監視・運用や保守を含めたアウトソーシングにより、日々の運用管理の負荷から解放され、ネットワーク運用コストの15%削減を実現した。さらに、「IIJセキュアリモートアクセス」と「IIJモバイル」を利用した行政サービスを検討するなど、先進的なIT戦略に取り組んでいる。

投資対効果の高いIT戦略と情報セキュリティ政策を推進

北海道を代表する観光都市・小樽。市内には明治・大正・昭和の面影を残し、かつての「商都・小樽」の栄華を今に伝える運河や石造りの歴史的建造物をはじめ、ガラスなどの伝統工芸や海の幸など豊富な観光資源に恵まれ、国内外から年間750万人の観光客が訪れている。

こうした観光の振興をはじめ、住民が安心して生活できる環境づくりや行政サービスを向上させるため、小樽市役所ではITの重要性が増している。

"開かれた自治体"の実現もあり、「自治体も企業と同様に投資対効果の高いIT戦略を立案し、住民や外部に示す必要があります。IRやSRI(社会的責任投資)という考えの基に、実効性あるIT政策や情報セキュリティ政策を進めることが、情報システム課の責務になっているのです」と、小樽市総務部情報システム課の渡邉氏は、小樽市役所が目指すITの方針を説明する。そのために必要なインターネット環境を、同所では2009年春に刷新した。

マネージド型のファイアウォール導入で業務負荷を1/10に削減

情報システム課では庁内システムとインターネットのゲートウェイにファイアウォールを設置し、セキュリティを確保してきたが、様々な課題を抱えていたという。「市ではこれまでファイアウォール機器を購入し、設定変更や運用を自前で行っていましたが、日々の運用管理に追われ大きな負荷がかかっていました。また、ファイアウォールやルータなどのネットワーク機器は、専門家でなければ設定情報等を把握しづらく、ブラックボックス化してしまいやすいことも大きな問題でした」と渡邉氏は打ち明ける。

そこで、リプレースの時期を機に、一層のセキュリティ強化と、ブラックボックス化の解消に向けてファイアウォールの見直しを検討。その結果、「IIJマネージドファイアウォールサービス」の導入を決定した。導入の決め手となったのは、「総務省のガイドラインや情報セキュリティ政策会議の統一基準をもとに選定、評価を行ったところ、要件を満たしたのは、IIJのサービスしかなかった」ことだ。また、「IIJは技術スキルやサービス品質が高いことに加え、ネットワーク技術の変化にどう対応していくか、将来のサービス拡張に対する企業姿勢が明確で安心感がありました」と渡邉氏は述べる。

IIJマネージドファイアウォールサービスは、ファイアウォール機器のレンタルからファームウェアの更新、設定変更、運用・監視、保守までIIJが一貫して実施。ユーザーはファイアウォール機器を保有しないため、3年毎の機器の入れ替えコストを気にすることなくセキュリティレベルを常に最新の状態に維持できる利点がある。また、通信異常を検知する独自のアノマリ検知システムや月次レポートなどのサービスを提供する。

同所では2009年3月からIIJマネージドファイアウォールサービスの利用を開始。その導入効果について、渡邉氏はまず「アウトソースによる手離れのよさ」を挙げる。情報システム課では、従来からファイアウォールの稼動状況を分析するための報告書を毎月、課内で作成していたが、「今はレポート機能があるため、2名で丸一日かかっていた作業から解放され業務負荷が1/10になりました。職員は情報政策の立案など他の業務に専念でき、同時に、月次レポートで運用状況の『見える化』も推進できます」と評価する。さらに、そういった業務負荷などの「見えないコスト」も含め、運用保守費用の大幅なコストダウンを図れたことも大きいという。「ネットワーク全体で15%のコスト削減効果があり、回線も入れれば今後もっと効果が出てくるでしょう」と渡邉氏は期待する。

住民サービスや防災などでモバイルを活用したITの構想

同所ではマネージドファイアウォールサービスのほか、インターネット接続やブロードバンドアクセス、「SEIL」ルータとその一元管理が行える「IIJ SMF sxサービス」、「IIJセキュアリモートアクセス(IDゲートウェイ)」など、WAN側にIIJの各種サービスを導入している。そして、同所の東京事務所では試験的に「IIJモバイル」を導入。東京事務所では板橋区の商店街と連携して小樽の特産品の即売会を開催するなど、イベント時にも職員が外出先からモバイル端末を利用して、セキュアに庁内システムへアクセスできるIT環境を検証しているところだ。

市域の広い小樽市にとって、モバイルを活用したIT環境への期待は大きい。例えば、市内を巡回する移動図書館にモバイルを活用する構想もある。街中の図書館と同様に移動図書館のモバイル端末から図書データベースを検索し、本の貸し出し状況を利用者に即答できるようになるなど、住民サービスの向上に役立つと見ている。

また、防災にモバイルを活用する構想もあるという。海にせり出す地形の小樽市にはがけ崩れの危険個所もある。モバイルとWebカメラを組み合わせて危険個所を監視するなど、「住民の安全・安心な生活のためにITを活用していきたいですね。各部署の要望に応じて、様々なIT活用のメニューを用意することが情報システム課の役割であり、モバイルもその一つです」と渡邉氏はIIJのサービスに期待する。

小樽市が目指しているように、投資対効果の高いIT戦略が求められるなか、IIJでは運用コストと手間を削減しつつ、セキュリティの強化などに役立つソリューションを今後も提案していく考えだ。

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

小樽市役所
所在地:北海道小樽市花園2-12-1
市制:1922年(大正11年)
職員数:1181人(2007年4月1日現在)
小樽市では観光を基幹産業と位置づけ、市民、観光事業者、観光関連団体、経済界、行政が一体となった取り組みを推進。観光・産業振興の一環として市水道局がミネラルウォーター「小樽の水」の販売元になるなど、様々な取り組みを行っている。また、昭和8年に建設された市庁舎本館は歴史的建造物に指定。映画やテレビのロケにも利用され、小樽の観光スポットの一つになっている。

小樽市役所

※ 本記事は2009年6月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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