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野村證券株式会社 様野村證券株式会社

「ノムラFX」のシステム基盤を担う
SaaS型のIIJ Raptorサービス

野村證券では主力の株式や投資信託などに加え、2007年からインターネットを利用した店頭FX(外国為替証拠金取引)サービス「ノムラFX」を提供。顧客基盤の拡大や取引の機能強化が求められる中、IIJが開発したSaaS型のFXシステム「IIJ Raptorサービス」を導入した。高速なカバー取引や注文タイプの追加、取引ツールのリッチクライアント導入など、多様なユーザーニーズに対応するとともに、競争力の高いシステム基盤を整備している。

マーケット情報の提供など総合力を生かしたFXサービス

FXは通貨を売買する金融商品で、一定の証拠金を担保として事業者に預け入れ、証拠金額よりも大きな額のレバレッジを効かせた取引が行える。少ない手元資金で、大きな収益を期待できることから、関心を寄せる個人投資家も少なくない。大手証券会社やネット証券、FX専門会社など多くの事業者が参入し、市場拡大を図っている。

野村證券では、取引にインターネットとコールセンターを利用する「野村ネット&コール」の商品ラインアップの1つとして、2007年から店頭FX「ノムラFX」の提供を開始。株式、投資信託、先物・オプション取引とともに、FXをネット取引の柱に位置付けている。

FXでは後発だが、野村證券ならではのアドバンテージが個人投資家に評価されている。「全国に店舗を構える安心感から、株式投資や投資信託などで取引のあるお客様がインターネットを利用してFXを始める例もあります」と、ネット&コール部サービス開発推進課 エグゼクティブ・マネージャーの野村慎一郎氏は述べる。

競争力の高いサービスに向けFXシステムを刷新

顧客へのサポート体制を充実させる一方、店頭FXのシステム更改を見据え、商品の機能強化が課題になっていた。野村證券ではASP型のFXシステムを導入し、店頭FXサービスを提供してきたが、サービス開始から数年が経過。この間、「他社では様々な新機能を付加したFXサービスが打ち出されており、競争力の強化が求められていました」と野村氏は述べる。

既存のFXシステムでは、チャートを使った注文機能や分析機能などを搭載するリッチクライアント対応ができていないなど、顧客の要望に応えられるシステムへの刷新が急務だった。また、FXサービスを開始した当時はスマートフォンが普及しておらず、ノムラFXで利用できるのはWebとモバイルからのみの状況だった。

また、取引チャネルの多様化に応じた機能の拡充とともに、商品力の強化も課題だった。例えば、FXで一般的な注文単位である1万通貨単位に加え、初心者でも手軽に取引が始められる1千通貨単位での注文や、FXの多様な顧客ニーズに対応するユーロ/米ドルなど非対円通貨取引の拡充が求められていた。

さらに、店頭FXのカバー収益安定化のため、顧客からの注文と同等の注文を外国為替の事業者と取引するカバー取引の高速化なども検討課題に上っていた。

ネット&コール部では、2010年秋から次期システムの検討に着手。既存のシステムを更新して使い続けるか、それとも新たなシステム基盤を導入するか。複数の事業者のFXシステムの比較・検討を行った。

そして、SaaS 型のFXシステム「IIJ Raptorサービス」の採用を決定した。これは、IIJが独自開発したFXシステムで、並列メモリ処理技術を駆使して高速な約定処理などを担う「コアエンジン」を中心に、Web(PC、モバイル)、PC向けリッチクライアント、スマートフォンなどのユーザーインタフェースに対応する利便性の高い「投資家向け機能」、高速なカバー判定/実行処理などを行う「ディーラー向け機能」で構成され、取引所接続を含めた統合プラットフォームを提供する。

24時間のサービス提供を支えるシステムの安定性と安全性を評価

IIJ Raptorサービスの採用理由について野村氏は「リッチクライアントやスマートフォンの対応はもちろん、取扱通貨ペアの拡充、高速なカバー取引など、これまでのシステムの課題を解消し、利便性の高い店頭FXサービスを提供できます」と説明。さらに機能面に加え、「システムの安定性を評価しました」と強調する。

外国為替取引は24時間、世界各国で行われている。ノムラFXも月曜の朝から土曜の朝まで、原則24時間取引が可能で、日中仕事をしている人でも夜間の取引ができるメリットがある。そのため、FXシステムには24時間、ノンストップで稼働する高い安定性と信頼性が求められる。IIJでは、FXサービス専任の24時間365日の運用体制により、安定したシステム運用を実施している。

FX取引では、経済指標の発表後、顧客の注文が急激に増える傾向がある。「そうしたトランザクションの増加に対応できるシステム基盤であることに加え、システムを外部委託する当社にとって、SSAE16などに対するIIJの取り組みを評価しました」と野村氏は述べる。SSAE16とは、情報システムなどの受託業務に関する内部統制の保証報告書となるもので、IIJではその取得の準備を進めているところだ。

また、FXシステムは野村證券の基幹システムと連携することから、安定性とともに高い安全性が重要になる。IIJではバックボーン上にファイアウォールなどを配置。FXシステムの提供のみならず、ネットワークのセキュリティを含めたソリューションを提供できることも評価のポイントとなった。

野村證券では、既存システムの顧客・取引データをIIJ Raptorサービスに移行し、2012年2月から新システムによる店頭FXサービスを開始。「発注処理などが高速になるほか、顧客の画面もスピーディーになり好評です。機能拡充の一方、システムのコストは10%程度削減できそうです」と野村氏は試算する。

野村證券の営業部門においては、残あり顧客口座数が498万口座(2012年3月末)にのぼる。株式や投資信託などに加えて、FX取引もノムラFXを利用してもらえるような顧客基盤の拡大に向けて、IIJ Raptorサービスへの期待は大きい。

野村證券株式会社様へ導入したシステム構成図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

野村證券株式会社
本社:東京都中央区日本橋1-9-1
資本金:100億円
野村證券では、店頭を中心としたサービスと、インターネットと電話に特化した野村ネット&コールの2つの窓口を用意し、投資スタイルに合わせたサービスを利用できる。

野村證券株式会社

※ 本記事は2012年8月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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