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日本大学 様日本大学

IIJ GIOでクラウド化を3日で実現し、
不透明な計画停電のリスクを解消

日本を代表する総合大学の1つである日本大学では、情報基盤の整備・運営を担う総合学術情報センターが計画停電エリアに含まれることから、リスク回避策を検討。IIJのクラウドサービス「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」を導入し、Webサーバ環境の移行を実施した。これにより、自前のサーバ環境をわずか3日で「クラウド化」することに成功。計画停電のリスクを解消し、教職員ポータルや公式ホームページなどの継続的なサービス提供を実現した。

計画停電の実施により大学の公式HPを停止

特色ある部科校によって構成される総合性を生かし、世界の未来を担う人材の育成に努める日本大学。その情報基盤を整備・運営し、高度情報化社会に対応した教育・研究活動を支援するのが総合学術情報センターの役割である。同センターでは、自前のサーバルームをベースに、全学的な情報サービスなどを提供している。

総合学術情報センターの所在地は埼玉県所沢市。計画停電(2011年3~4月)の際には、同センターの所在エリアが対象地域に含まれることになった。

「計画停電の実施時間は3時間。予備電源は用意してありましたが、バッテリーの電源だけでは3時間は持ちません。そこで計画停電に備え、予防的にシステムの運用を停止する措置をとりました」と情報事務局情報推進課課長の小野浩樹氏は説明する。具体的にはWebサーバ環境で提供する全学共通の教職員ポータル、公式ホームページといったサービスをストップした。「事前に周知したとはいえ、授業管理や学内業務を支えるポータルサービスが使えなくなったため、教職員などからクレームが寄せられました」と情報事務局情報推進課課長補佐の吉田清氏は振り返る。

公式ホームページには、企業の人事担当者、学校関係者などが閲覧に訪れ、アクセス数は1ヶ月で200万ページビューを超える。「一時的とはいえ、公式ホームページが使えなくなるのは利用者に対して大変な迷惑。大学のイメージも毀損しかねません」と吉田氏は危機感を語る。

「スピード」を重視しWebサーバをIIJ GIOに移行

計画停電のリスクを回避するため、日本大学ではクラウドサービスの導入を視野に、自前の運用からデータセンターへの移行を検討した。その際、重視したのが「提供スピード」。「計画停電は"計画"とはいうものの、実施時期やエリアが直前になるまで分からないので、先が読めません。次にいつ停電になるか分からない状況のなかでは、迅速かつ確実に移行できることが重要でした」と情報事務局情報推進課の相川成周氏は移行のポイントを挙げる。

こうしたニーズに対応するサービスとして導入したのが、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」(以下、IIJ GIO)である。

移行対象としたのは、Webサーバとして利用している仮想サーバ5台、NASサーバ、DBサーバ、LOGサーバから成る計8台の物理サーバ。2011年3月18日に申し込み、3日後の21日にはWebサーバ環境の移行を完了して仮運用を開始、そして23日には本運用をスタートした。「結果的に、24日に実施された計画停電時にはシステムを止めずに済み、教職員ポータル、公式ホームページともにサービス提供を継続できました」と小野氏はそのメリットを語る。

このように同学では情報発信の基盤となるWebサーバ環境をIIJ GIOに移行することで、計画停電にともなうシステムダウンのリスクを解消し、サービスの継続的な提供が可能な環境を実現した。なお、自前のサーバルームのリソースは、IIJ GIOに移行したWebサーバ環境のバックアップとして利用しているという。

設定・管理が容易でスムーズな移行を実現

申し込みからわずか3日というハイスピードでクラウド化を実現できたのはなぜか?

その理由としてまず挙げられるのが「運用の容易性」。IIJ GIOは、Webホスティングシステムで求められる機能をあらかじめパッケージとして設計・設定してある。そのため、ユーザの手を煩わせない、スピーディーな移行・展開が可能となったのだ。

設定・管理画面などがGUIでの直感的なインタフェースで構成されている点も"ハイスピードなクラウド化"に一役買っている。「例えば、ロードバランサ、ファイアウォールなどのIPアドレスの切り替えをGUIでスムーズに実行できるため、セキュリティの作り込みも比較的容易に行うことができました」と相川氏。

さらに、移行を支援する「サポート体制」に対する評価も高い。「技術的な課題や問い合わせにも迅速に対応してもらえたおかげで、自前環境からクラウド環境へスムーズに移行できました」(相川氏)。また、国内のデータセンターをベースにした"国産クラウド"という安心感も大きなポイントだったという。

クラウド化がもたらすメリットはほかにもある。必要なところからスモールスタートできるので、最適なコストで現実的なアプローチを選択できる。そして、サービスの拡充に応じて柔軟にサーバリソースを追加することで、過剰な投資を抑制し、段階的にシステムを拡大していくことも可能だ。「運用をアウトソースできるので、自前のサーバルームで運用していたころに比べ、システム管理者の負荷も軽減されています」と小野氏は話す。さらには、システムの最適化も促進され、従来に比べてパフォーマンスも向上しているという。

当初は緊急を要する計画停電対策としてIIJ GIOを導入したが、信頼性の高いデータセンターで運用されるため、計画停電以外の幅広いリスクにも対応できる環境が整った。

 「これまでは法定停電などにより、一時的にサービスを停止することもありました。しかし、今では24時間365日のサービス提供が可能になったので、システムの可用性も向上しています」と吉田氏は評価する。

今回のケースでクラウドサービスの有効性を実感した同センターでは、今後もクラウドの活用を推進していく考えだ。信頼性・可用性の高さは、災害時に備えたリスク管理基盤としても有効である。「一例として、教職員や学生の安否確認の仕組みをクラウド上で展開していくことも考えています」と吉田氏。さらに「多様なニーズに対応できるIIJ GIOのさらなるサービス進化に注目しています」と続け、今後の展望に期待を寄せた。

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

日本大学
本部:東京都千代田区九段南4-8-24
創立:1889年
学生数:9万9776人(2011年5月1日現在)
14学部86学科大学院22研究科で構成される総合大学。常に世界的な視野と進取の精神で大学教育・研究活動を展開する。またその総合性を生かし、部科校間の有機的連携を深めた教育を実施し、社会の要請に応える人材の輩出に努める。

日本大学

※ 本記事は2011年7月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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