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カブドットコム証券株式会社 様カブドットコム証券株式会社

「IIJモバイル」と「IIJ SMF sxサービス」を活用し、
移動営業所のネットワークインフラを構築

オンライン証券サービスを提供するカブドットコム証券では、業界初となる移動営業所による証券窓口サービスを2008年10月から開始した。移動営業所は、改装したトラック車両に株価ボードやパソコン、応接用什器など、店舗同様の設備を搭載したもの。そのネットワークインフラとして、法人向け高速モバイル通信サービス「IIJモバイル」と、ネットワークサービス・マネージメントソリューション「IIJ SMF sxサービス」を組み合わせて導入。インターネットを介してリアルタイムに市況情報を提供したり、安全にオンライントレーディングを体験できるIT環境を実現している。

店舗と同様のIT環境を車両に備える「移動営業所」

カブドットコム証券は、最先端のITを駆使したネット証券取引をコアに利便性の高いサービスを提供。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の一員として、顧客の資産運用を支援する情報提供サービスなどを拡充している。

2009年1月施行の株券電子化で、証券業界は大きな変革期を迎えている。同社では、既存のオンライン証券取引に加え、対面営業による顧客の拡大やサービスの向上を目指している。「MUFGを構成する金融機関の顧客は、資産運用などに高い関心を持っています。オンライン証券の強みを生かしつつ、グループの金融機関を訪れる顧客にどうアプローチするか。従来のようにインターネットでの口座開設を待つのでなく、顧客のところに出向く。その発想の転換から生まれたのが移動営業所です」と話すのは、カブドットコム証券システム統括部ITプロフェッショナルエバンジェリストの谷口有近氏だ。

移動営業所の室内は、リアルタイムに株価情報を提供する電子ボードやネット証券を体験できるパソコンのほか、顧客がくつろいで相談できるよう、応接テーブルとソファを配置。また、車外にも株価情報を表示する液晶ディスプレイを設置するなど、店舗と同様の設備を整えている。

この移動営業所実現の、大きな課題がネットワークインフラだった。移動営業所は、MUFGの金融機関が各地で開催する投資セミナーなどに合わせて車両を移動する。そのため、どこからでもインターネットにアクセスできるよう、衛星通信を検討したが、通信コストや帯域の制約から導入を見送った。そんなとき、「IIJモバイルとIIJ SMF sxサービスを組み合わせ、セキュアに高速データ通信を利用できるとの提案をIIJから受けたのです。これだ、と思いましたね」 と、谷口氏は振り返る。

移動営業所の高速インターネットやセキュリティの強化を実現

IIJモバイルは、MVNO(仮想移動体通信事業者)としてIIJが提供する法人向け高速モバイルデータ通信サービス。3G/HSDPA網を利用し、最大7.2M ビット/秒の高速インターネット接続を実現する。また、IIJ SMF sxサービスは、高性能ルーター(サービスアダプタ)を集中的に運用管理するマネージメントソリューションである。サービスアダプタの設定はWebベースのユーザーインタフェースから一括して行え、サービスアダプタをネットワークに接続するだけで自動的に設定情報を取得し、設定変更や監視、運用保守などを効率化できる。

IIJ SMF sxサービスで提供するサービスアダプタに、接続回線としてIIJモバイルを利用することで、様々なメリットがある。例えば有線のブロードバンド回線を導入する場合、回線の開通確認や工事に時間と費用がかかったり、地理的な理由で回線が引けない場合もある。また、開通後、ルーターの設定や障害時の切り分けが必要になり、運用保守の負荷が増える問題がある。

それに対し、IIJモバイルであれば開通工事が不要で、回線の制約を受けることなくどこでも利用できる。また、万一の障害時にも、サービスアダプタを交換するだけで設定情報を移行できる。移動営業所では、サービスアダプタとモバイル通信カードを2組用意し、モバイル通信の冗長化と負荷分散を図っている。

「サービスアダプタの自動設定などで運用管理を省力化できるため、移動営業所内に専任のIT担当者を配置する必要がありません。こうした利点に加え、IIJ SMF sxサービスを組み合わせてモバイル通信のセキュリティを強化できます」と谷口氏は評価する。

サービスアダプタの設定情報は、起動のたびにSMFシステムから取得し、電源をオフにすると設定情報は残らない仕組み。このため、「万一、盗難などの被害に遭っても、不正利用される心配がありません。移動営業所も、社内ネットワークと同レベルのセキュリティポリシーで設計できます」(谷口氏)。例えば、モバイル通信の電波状況によっては、車内に設置しているモバイル通信カードとサービスアダプタを車外に持ち出して、電波のよい場所に自由に移動することもできる。

職域営業など適用範囲が広がる移動営業所

カブドットコム証券では、国内初となる移動営業所の運用を2008年10月中旬から開始した。IIJモバイルの導入効果として、当初の狙いであった高速なインターネット接続が挙げられる。「大容量データの株価情報もリアルタイムに表示できます。また、パソコンのWebアクセスも快適に行え、利用者は自宅のブロードバンドと同様の通信環境でネット証券サービスを体験できると好評です」と谷口氏は語る。

現在は、金融機関の投資セミナーに出向いてネット証券の新規顧客の開拓や情報提供を行っているが、今後、一般企業の拠点へ移動営業所を持ち込み、証券投資の相談会を実施するなど「職域営業」に活用する計画もある。また、インターネットを介したデスクトップ会議を検証。移動営業所と本店の端末をつなぎ、本店の営業担当者がインターネットごしに対面で顧客にサービスの詳細を説明することも考えられるという。

さらに、BCP(事業継続計画)の観点からIIJモバイルとIIJ SMF sxサービスの活用を視野に入れる。有線の社内ネットワークが災害でダウンした場合、遠隔地のデータセンターへのアクセスラインをモバイル通信で確保できると見ている。また、顧客の口座開設などの窓口業務の展開に際し、VPNを導入する構想もある。IIJ SMF sxサービスはVPNにも対応し、よりセキュアなモバイル通信も可能だ。「IIJは、当社のビジネスの基幹となるインターネット接続などで実績があります。移動営業所のネットワークインフラの拡張についても、ワンストップの対応を期待しています」と谷口氏は述べる。IIJモバイルとIIJ SMF sxサービスをプラットフォームに、証券ビジネスを革新するカブドットコム証券の動向に着目する金融機関は多い。

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

カブドットコム証券株式会社
本 店:東京都中央区新川1-28-25 東京ダイヤビルディング3号館
設 立:1999年11月
資本金:71億9600万円
オンライン証券の基盤となるコンピュータシステムの内製化で培ったIT技術を駆使し、多彩なサービスを提供。移動営業所の許可を金融庁から取得し、三菱UFJグループの営業拠点を活用した証券窓口サービスの営業展開を強化している。

カブドットコム証券株式会社

※ 本記事は2008年12月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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