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大和ハウス工業株式会社 様大和ハウス工業株式会社

社内システムをIBPSと仮想化技術を組み合わせた
サービスの利用に切り替え、運用負荷とコストを削減

住宅総合メーカーとして、住宅、賃貸住宅、マンション、流通店舗、建築、リフォームの各事業を展開する大和ハウス工業。同社はITインフラのランニングコスト削減のために外部リソースをサービスとして利用する方針を決定。手始めに、社内システムのWebサーバをIIJ-Techが提供するIBPS(Integration & Business Platform Service)と仮想化技術を組み合わせたサービスを利用する形で統合した。これによって、運用負荷とコストの削減を実現。今後も、メールシステムをはじめとして、サービス利用を積極的に進めていく考えだ。

ITインフラのコスト削減のため、サービス利用を決定

大和ハウス工業は1959年プレハブ住宅の原点となる「ミゼットハウス」を開発した住宅総合メーカーである。同社は「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、住宅、賃貸住宅、マンション、流通店舗、建築、リフォームの分野で事業を進めている。そして、2009年4月には環境エネルギー事業部を立ち上げ、消費電力と二酸化炭素を大幅に削減する白色LED照明システムの提供を開始した。これは商業施設やオフィス、ホテルなどの蛍光灯による照明を白色LEDに切り替えて、消費電力・CO2発生量を最大53%カットし、地球温暖化対策に貢献するものだ。

このように、顧客と共に新たな価値を創り出し、人々が心豊かに生きる社会の実現を目指す大和ハウス工業では、事業活動の基盤となるITインフラの整備にも力を注いできた。同社は、ITインフラを自前で構築してきたが、保守サポート期間の終了などハードウェア・ソフトウェアベンダーの都合で、安定して動いているシステムをリプレイスし、その都度費用をかけるのは、ムダなコストが大きいと考えるようになった。そうした中で、SaaSやクラウドコンピューティングなどの新しい動きに注目、自前でのITインフラ構築をやめ、外部のサービスを利用していくことを方針として決めた。

「ITインフラのランニングコストを減らすのはなかなか難しいのですが、何とかコストを抑えようと手をつけました。たとえば、サーバは年間を通して同じ利用率ではなく、月末や月初、また1日の中でも朝に利用が集中して、それ以外は低くなります。そのため、自前での構築では、ピーク時を想定し、スペックを最大にあわせて決めなければなりません。それに対し、外部のITリソースをサービスとして使えば、利用状況に応じた料金を払えばよいため、コストを削減できると考えました」と話すのは大和ハウス工業 情報システム部 情報技術グループ グループ長川口正起氏だ。

IIJ-TechのIBPSと仮想化技術を組み合わせて、Webサーバを統合

サービス化の手始めとして選んだのが、社内システムのWebサーバ15台だ。大和ハウス工業ではBCM(事業継続マネジメント)の観点から、本社内の全サーバをデータセンターに移す作業を進めていたが、Webサーバが更新時期を迎えていたため、IIJ-Techの「IBPS(Integration & Business Platform Service)」を利用することにした。「2007年のIIJ-Techのカンファレンスで、大手ゲーム会社がIBPSを活用し、オンラインゲームのアクセスがピークになる発表時にリソースを最大にし、その後アクセスの減少に合わせてリソースを減らし、利用料をコントロールしている事例を聞きました。それがとても印象に残っており、IBPSをオンデマンドで使い、利用変動に合わせて料金を支払うようにし、コストを減らそうと考えたのです」(川口氏)。

IIJ-Techは2000年から首都圏データセンターで提供してきたIBPSを2009年2月から関西地区でスタートする計画だった。大和ハウス工業は設備の単独利用ではコストが高くなるが、IIJ-Techが持っているIBPSの設備を使うのであれば、コストを下げられると判断し、利用を決めた。そして、リソースをシステムの利用状況に合わせ、最適化して使うには、サーバへの仮想化技術の採用が欠かせないとし、併せて高い可用性の実現をIIJ-Techに要望した。

「私たちの要望に対して、IIJ-Techは、仮想化ソフトVMwareによる仮想サーバ環境をSANブートで構築する、という提案をしてきました。VMwareを使えば、リソースが最適化でき、且つ柔軟性の高い環境ができます。また、SANブートはストレージからブートするので、サーバが故障しても最短で復旧でき、高い可用性を確保できます。この環境であれば、私たちの要求を充分に満たすことができると判断しました」と説明するのは大和ハウス工業 情報システム部 情報技術グループ上席主任 櫻井直樹氏だ。

そして、2008年12月、導入プロジェクトがスタートし、2009年5月末には、グループ全体2万人余りのユーザーが使う約200のWebサイトの移行がすべて完了した。その結果、運用負荷は20-30%削減され、その分を他の業務に回せるようになると共に、ランニングコストの引き下げも実現できた。

IIJ-TechのIBPSと仮想化技術の組み合わせによるWebサーバを統合 概要図

プロジェクトマネジメント力を評価、メールシステムのサービス化も着手

今回のプロジェクトとその後の運用を通して、大和ハウス工業のIIJ-Techに対する評価は非常に高い。一般に、プロジェクトはスタートする段階ではよいが、終了間際になると、計画通りに進まないことがわかり、規模の縮小などを余儀なくされるケースが多い。「IIJ-Techは、我々と同じ目標を共有し、期待通りに動いてくれました。期限を守りつつ、最初の目標をいかに達成するかを考え、軌道修正しながら、プロジェクトを確実に進める高いプロジェクトマネジメント力を持っています。また、営業も含めて技術に関する高い知識とノウハウを持っているため、新しい案件に関する問い合わせや相談も気軽にできますし、どこよりも早く的確な答えが返ってきます」(櫻井氏)。

さらに、運用面では、従来は、サーバの設定変更などをドキュメントに残すように統一されていなかったが、新しいシステムでは申請書をあげて、きちんとドキュメントを残す仕組みができており、業務を属人化しない工夫がなされている。

本件で、コスト削減に対する大きな手応えを感じた大和ハウス工業では、今後アプリケーション層やデータベース層も含めたインフラ部分についても、サービス利用を積極的に進めていく考えだ。「今回、経営からは、必要なリソースをオンデマンドで使えることをキーワードにして、決裁を得ました。そのためIIJ-Techには、1日単位、時間単位でのオンデマンド・サービス提供と課金を実現して欲しいと思います」(川口氏)。サーバに続き、大和ハウス工業では2009年秋をめどに、IBPSを利用したメールシステムのサービス化に取り組んでおり、インフラ部分に関するサービス利用の流れが加速していくことは確実だ。

プロジェクトの概要

プロジェクト概要 IBPSと仮想化技術を組み合わせ、サーバの集約・統合
サービスカテゴリ
  • コンサルティング
  • システムインテグレーション
  • サービス
    • ネットワークマネジメントサービス
    • サーバマネジメントサービス
    • データマネジメントサービス
    • 運用管理サービス
キーワード
  • サーバ統合
  • 仮想化
  • サーバリソースの有効活用
  • SANブート
  • 運用負荷低減
  • IT投資の最適化
  • ※ 「IBPS」は新規お申し込みの受付を終了しました。後継サービスはクラウドサービス「IIJ GIO」としてご提供しております。
  • ※ 株式会社インターネットイニシアティブと株式会社アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は、平成22年4月1日をもって合併いたしました。本合併により、ネットワークサービスとSI事業を融合し、最適なトータル・ネットワーク・ソリューションを実現してまいります。

お客様プロフィール

大和ハウス工業株式会社
本社:大阪市北区梅田3-3-5
創業:1955年(昭和30年)4月5日( 設立昭和22年3月4日)
資本金:1101億2048万円
従業員数:13,623名 (平成25年4月1日現在)
注文住宅や分譲住宅、マンション、賃貸住宅などの住宅分野とレストラン、店舗、オフィスビル、医療・介護施設、工場などの建築分野からなる建築及びリゾートホテル、ゴルフ場、別荘地などの都市開発が事業の柱である。

大和ハウス工業株式会社

※ 本記事は2009年6月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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