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中外製薬株式会社 様

VWシリーズを活用し、プライベートクラウドを実現。インフラの管理負荷が軽減され、戦略的な情報活用が加速

大手製薬メーカーの中外製薬は、Webシステムの基盤強化を目的に「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ(以下、VWシリーズ)」を導入。パートナー企業のトライベック・ストラテジーと連携して、物理サーバによるオンプレミスからIIJのクラウドサービスに移行したことで、ITリソースを必要な時に必要な分だけ利用できるようになり、運用管理の負荷軽減を実現。システムの安定性も向上した。この結果、医療・医薬品情報をはじめとするコンテンツの拡充に注力できるようになり、より戦略的な情報活用が可能になった。

Webシステムを支える物理サーバの運用管理が課題に

「世界に通用する日本のトップ製薬企業」の実現を目指す中外製薬。最大の強みである「バイオ・抗体技術」や「標的分子探索技術」などの最先端技術を駆使し、国内外において独自性の高い革新的な医薬品の創出に取り組んでいる。

トップ製薬企業としての期待と責務に応えるには、革新的な医薬品を創出・提供するだけでなく、患者やその家族ならびに医療従事者の信頼を獲得することが大切だ。その一環として同社が力を入れているのが、Webシステムにおける情報提供活動である。「コーポレートサイトでIR情報を公開するほか、医療従事者向けに専門性の高い医療・医薬品情報を、患者さんやご家族向けには病気とくすりの情報を分かりやすく解説したコンテンツを提供しています」と同社の岡村 真吾氏は述べる。

コンテンツを管理するシステムの開発・管理は、Webコンサルティングを行うトライベック・ストラテジーが担当する。作業をアウトソースすることで、情報システム部門はより戦略的なIT活用に専念する狙いがある。

しかし、従来は物理サーバをベースに構築したオンプレミスのシステム。開発・管理を行う上で様々な課題を抱えていた。「例えば、お客様へ最新の医療・医薬品情報を提供するためには、Webコンテンツを充実させなければなりません。そのためには、スマートフォン対応やCMSの改修、セキュリティパッチへの対応、OS・ミドルウェアのバージョンアップなどが必要となります。それぞれ、検証環境を構築して正常性を確認しますが、物理サーバではその環境構築も一苦労。事前の準備に多大な手間とコストを費やす必要がありました」と同社の内田 真氏は振り返る。

自由度と柔軟性の高さを評価。WAN直結でセキュアな運用も可能

インフラ管理の手間を軽減し、高い安定性を確保するにはどうすべきか――。中外製薬では情報サイトのリニューアルを機に、従来システムの見直しに着手。その解決策として採用したのがVWシリーズである。

決め手になったのが、自由度と柔軟性の高さだ。「VWシリーズはVMwareの管理者権限が提供されるため、仮想サーバやOSを自由に設計でき、オンプレミスと同等の利用環境をスピーディーに実現できます」と岡村氏は評価する。

それに加え、セキュリティの懸念を払拭できることも大きなポイントだったという。「医療従事者向けのコンテンツの中にはID登録が必要なものもあるため、情報保護には万全を期す必要があります。その点、IIJ GIOは専用線、広域イーサネットなどのWANをデータセンターに直接引き込むことが可能。オンプレミスのセキュリティシステムとデータセンター内の個別ラックを直接接続できるため、インターネットを経由せずにクラウド環境へ接続できます。その結果、既存のセキュリティポリシーを変更することなく、セキュアなプライベートクラウドを実現できています」と内田氏は語る。

そこで同社はVWシリーズと同時にIIJマネージドIPS/IDSサービス、IIJマネージドファイアウォールサービスも導入。IIJのマネージドセキュリティサービスとデータセンター内の個別ラックを直接接続することで、既存のセキュリティポリシーを継承すると共に、運用管理の負荷軽減を図った。「データセンターにWANを引き込む作業ではIIJの適切なサポートを受けることができ、サービス品質の維持と高いセキュリティを確保する上で大きな助けになりました」とトライベック・ストラテジーの白須 剛氏は話す。

コストメリットも高く評価している。「オンプレミスを増強し継続利用するケース、他社のクラウドサービスを利用するケースも比較検討しましたが、最もコストパフォーマンスが高かったのがVWシリーズだったのです」と岡村氏は語る。

インフラ管理の手間が軽減。コンテンツ開発環境も短時間で構築

同社はVWシリーズの利用を開始。本番系/開発・検証系を仮想マシンによるプライベートクラウドで実現している。

導入効果としてまず挙げられるのが、運用の柔軟性が高まったことだ。VWシリーズはVMware環境を自前のシステムと同じように使えるため、開発・検証環境も短時間で構築することが可能だ。「コンテンツの追加や更新、セキュリティパッチの適用などの事前確認を容易かつ短時間で行えるようになりました。インフラの管理に費やす手間と時間が大幅に軽減されました」と内田氏は満足感を示す。

以前はオンプレミスだったため、サーバの障害対応や機器の拡張作業などのためにデータセンターへ出向かなければならなかったが、今は必要な時に必要な分のITリソースをオンデマンドで増やすことができる。「例えば、コーポレートサイトは決算時期にアクセスが急増することがあります。その場合も柔軟にリソースを増強することで、アクセスの急増に対応できます」(内田氏)。

このように中外製薬はプライベートクラウド化により、Webシステムの基盤強化を実現した。今後はVWシリーズの更なる有効活用を図り、仮想マシンを増強してコンテンツの開発・検証環境を強化する方針だ。

今回のケースでクラウドの有用性を強く実感した中外製薬。「今後は現在オンプレミス環境にある各種サーバのアウトソースを検討していきたいと考えています。IIJ GIOはその実現手段の候補の1つになると思われます。IIJには競争力の高いサービスの提供と共に、クラウドの有効活用を図る有意義な提案を期待しています」と岡村氏は今後の展開に期待を込めた。

中外製薬株式会社様に導入したシステム 概要図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

中外製薬株式会社
本社:東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー
設立:1925年
資本金:729億6,700万円(2013年12月31日現在)
医療用医薬品の製造・販売・輸出入。「すべての革新は患者さんのために」を事業哲学とし、革新的な医薬品とサービスの提供に積極的に取り組んでいる。

中外製薬株式会社

※ 本記事は2014年3月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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