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アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 様アイシン・エィ・ダブリュ株式会社

高信頼・高セキュリティのIIJクラウドを基盤に
スマートフォン用ナビサービスを展開

トヨタ純正ナビを手がけるアイシン・エィ・ダブリュ(以下、AISIN AW)。同社は、ボイスナビゲーションを世界で初めて商品化するなど、業界をリードしてきた。こうした車載用カーナビの機能をスマートフォンで利用できる「NAVIelite」を提供し、そのサービス基盤にIIJのクラウドサービス「IIJ GIO」を導入。ユーザー認証や道路交通情報など重要なシステムの運用に必要な高い信頼性とセキュリティに加え、将来のビッグデータに対応するプラットフォームとして期待されている。

車載用カーナビの信頼性と品質を「NAVIelite」に移植

AISIN AWのカーナビ開発の歴史は、カーナビの進化と重なる。画像と音声によって初めての道でも安全に安心して目的地まで到達できる道案内システムをつくりたい――。「こうした理想を持ち、1985年からカーナビの開発をスタートしたのです」とITS開発部 情報通信システムグループ グループマネージャーの石川裕記氏は話す。

そして1992年、音声案内機能を持つ画期的なボイスナビゲーションシステムを世界で初めて開発し、トヨタの「セルシオ」に採用され、話題を集めた。その後も、AV一体型ナビや、ナビ本体で地図データを更新する「地図差分配信システム」などで業界をリードしてきた。車載用カーナビ開発で培った技術力やノウハウを生かし、2011年1月にスマートフォン(iPhone)向けナビアプリケーション「NAVIelite」をリリース。2012 年3月にはAndroid 対応版を提供した。

NAVIeliteの特長は、「純正車載用カーナビの信頼性と品質をスマートフォン向けアプリに移植していることです」とITS開発部部長の窪田智氣氏は述べる。目的地の手前まで音声案内や地図案内で迷わずに到着できる「Door to Doorダイレクト」や、交差点などでも進路が分かりやすい「3Dグラフィックス」などの機能はその一例だ。

さらに、約2カ月に1回の頻度でデータを更新する「鮮度の高い地図データ」の機能を搭載。「開通したばかりの新東名高速の地図データもダウンロードして更新できます。車載用で評価の高いボイスナビゲーションなどの機能をスマートフォンユーザーにも手軽に利用できるよう、NAVIeliteの機能を拡充しています」と第1営業部副部長の廣瀬功司氏は述べる。

NAVIeliteのサービスを担う高い信頼性を評価

AISIN AWでは2011年1月からNAVIeliteのサービスを開始。App StoreやGoogle PlayからNAVIeliteアプリを購入し、一般地図データをダウンロードする。さらに車載用カーナビと同様の詳細地図データが必要なユーザーは、同社が用意したサーバへアクセスしてダウンロードする仕組みだ。

同社では当初、自社内のサーバを利用して詳細地図データの提供を開始した。だが、「反響が大きく、予想を上回るアクセスがあり、自社内の他のシステムにも影響を与えかねなくなっていたのです」と、石川氏は当時の状況を説明する。サーバの過負荷に加え、「アクセスが集中し、ユーザーがデータをダウンロードするのに時間がかかるといった問題もあり、その解消策が急務になっていました」(窪田氏)。

そこでITS開発部では、社内の他システムで実績のあったIIJに解決策を依頼した。その中で、IIJのサービスを利用することで、自社内のサーバアクセスが集中する問題だけでなく、夜間や休日、長期休暇時のシステム障害に対して、迅速に対応しなければならなかった問題も解決できることが分かってきた。「NAVIeliteのユーザーに安心してサービスを提供するためにも、事業者のクラウドサービスを活用すべきだと判断したのです」(石川氏)。

そして、いくつかのクラウドサービスを検討し、「IIJ GIO」を採用した。その決め手は、「高い信頼性とセキュリティを評価したためです」と窪田氏は強調する。例えば、道路交通情報では、渋滞情報や通行止めなどの移動にかかわる重要な情報も配信しており、確実に情報提供できる信頼性の高いシステムが必要だったという。特に、NAVIeliteは車載用と同様にVICSの情報をスマートフォンで入手できることがユーザーから高く評されているので、サービス基盤となるクラウドの信頼性は大きな要件だった。

具体的には、必要なITリソースを組み合わせて最適なシステム環境を構築できるIIJ GIOコンポーネントサービスを導入。ベースサーバ(仮想化タイプ)を利用してユーザー認証や、道路交通情報アプリケーションなどのシステムを構築するほか、ファイアウォールやロードバランサなどのアドオンを活用している。

ビッグデータの基盤として期待されるIIJ GIO

サービスに必要なセキュリティを担保できることもIIJ GIO選択のポイントになった。NAVIeliteを利用する際、通信網を介してユーザー認証を行う。認証システムには、ユーザーのID、パスワードやメールアドレスなどの個人情報が登録され、強固なセキュリティ基盤は必須の要件である。そのため、クラウドの検討時、独自にセキュリティのベンチマークテストを行うほどの念の入れようだったという。

IIJ GIOの導入効果については、「ユーザー数の増大やサービスの拡大などに合わせてリソースを増やせることに加え、安定的なシステム運用ができるので安心です」と石川氏は評価する。さらに、今後のカーナビの進化を支えるサービスプラットフォームとしての役割も期待されている。例えば、ナビゲーションシステムがインターネットとつながり、「様々なエンターテインメントコンテンツとリアルタイムに連動させ、ナビゲーションとの融合を図っていくことも、今後可能になります」と廣瀬氏は展望する。

ネット上にある様々な情報を収集、処理し、ユーザーのNAVIeliteに送信するといった「ビッグデータのプラットフォームとしてIIJ GIOと、IIJの技術力に期待しています」と窪田氏は話す。カーナビで先駆的な役割を担ってきたAISIN AW。IIJのクラウドを基盤に、どんな「世界初」が提供されるのか、今後の展開が注目される。

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社様へ導入したシステム構成図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
本社:愛知県安城市藤井町高根10番地
資本金:264億8000万円
設立:1969年5月
「品質至上」の経営理念のもと、オートマチックトランスミッション(AT)専門メーカーとして、カーナビゲーションシステム分野では先駆者的役割を果たしている。同社の製品は国内だけでなく、世界中の自動車メーカー、カーエレクトロニクスメーカーに採用されている。

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社

※ 本記事は2012年7月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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