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IIJとACCESS、次世代クラウド基盤技術の研究開発を行う合弁会社を設立

2012年04月05日
株式会社インターネットイニシアティブ
株式会社ACCESS

株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、以下IIJ)と株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)は、次世代クラウド環境に最適なプラットフォームの構築を目的として、SDN(Software Defined Network)※1を実現するソフトウェアの研究開発を行う合弁会社「株式会社ストラトスフィア」(以下ストラトスフィア)を、2012年4月5日付で設立したことを発表いたします。

SDNは、クラウド上でネットワークの仮想化と運用の自動化を可能にする新しい技術モデルとして昨今注目を集めており、SDNの要素技術であるOpenFlow※2とともに基盤ソフトウェアの開発が米国を中心に進んでいます。新会社のストラトスフィアは、SDNをはじめとするネットワークおよびモバイル技術分野で優れたソフトウェア開発力をもつACCESSと、クラウドおよびネットワーク運用技術に強みをもつIIJが相互に優秀な技術者を集め、早期に革新的なプロダクトを投入することで、立ち上がりつつあるネットワーク仮想化市場をリードしていくことを目指します。

背景

SDNのコンセプトが注目される背景には、サーバやストレージの仮想化が進むクラウド環境において、仮想化された計算リソース(CPU、メモリ、ストレージ等)をシステムとして組み上げるためのネットワークが、仮想化に十分対応できていないため、クラウド環境を活用した柔軟なシステム構築が難しい現状があります。特にマルチテナント※3のクラウド環境や、複数の仮想マシンとデータセンターを広域に分散するようなケースでは、ネットワークの複雑な構成管理や物理的な制約がボトルネックとなっています。

SDNは、このような課題を解決し、複数の機器で構成されるネットワーク全体をソフトウェアで制御することにより、ネットワークの仮想化を実施するコンセプトです。SDNのもとでは、場所に依存することなく、分散したデータセンター間でも必要な台数の仮想マシンの増設や移行を、任意のネットワークトポロジーのもとで、容易に、かつ短時間で行えるようになり、より柔軟なクラウド環境の構築が可能となります。

開発内容とスケジュール

ストラトスフィアは、SDNに基づく仮想ネットワークからIaaS、PaaS、SaaSまで、クラウド環境全体を統合制御するための基盤ソフトウェアの開発を行い、そのソフトウェア製品をIIJおよびACCESSの持つ販売チャネルを経由して、データセンター事業者や通信事業者、大規模なEC事業者などをターゲットに販売してまいります。第1弾として、OpenFlow技術を基にしたコントローラによる仮想ネットワークの自動設定機能を実装したSDN IaaSのβ版を今春にリリースし、その後、市場のニーズを反映させた商用製品を今秋を目処に提供していく予定です。また、並行してSDN IaaSと連携するPaaSの開発等も順次進め、年度内にクラウド環境全体の各層を制御するプラットフォーム製品を揃えていく予定です。

  • ※1 SDN(Software Defined Network): ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御(定義)する、という次世代ネットワーク技術のコンセプト。
  • ※2 OpenFlow: ネットワークの仮想化を実現する次世代ネットワーク制御技術。OpenFlow Switch Consortiumが提唱し、Open Networking Foundationにより標準化が進められている。
  • ※3 マルチテナント: クラウド環境等で、サーバやデータベースなどのリソースを複数のユーザ企業で共有しながら、セキュアな専有の仮想コンピューティング環境を提供する事業モデル。

ストラトスフィア会社概要

商号 株式会社ストラトスフィア (英名:Stratosphere Inc.)
設立 2012年4月5日
資本金 100百万円
株主構成 IIJ 50.0%、ACCESS 50.0%
事業内容 クラウドコンピューティング環境を統合制御する基盤ソフトウェアの研究開発
社員数 約10名 (IIJおよびACCESSから出向)
役員体制 代表取締役社長 浅羽 登志也 (IIJイノベーションインスティテュート 代表取締役社長)
取締役副社長 石黒 邦宏 (ACCESS専務執行役員兼最高技術責任者(CTO))
取締役(非常勤) 鈴木 幸一 (IIJ代表取締役社長)
取締役(非常勤) 室伏 伸哉 (ACCESS代表取締役社長)
監査役 米山 直志 (IIJ執行役員技術統括本部長)
監査役 安藤 彰二 (ACCESS社長室担当マネージャー)
所在地 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地

社名の由来について

ストラトスフィア(= Stratosphere)は成層圏を意味し、雲(クラウド)よりも上層にあることから、クラウドを超えた上を目指していく意志を表しています。また、成層圏は、気象が不安定な対流圏を覆っている安定した層であることから、クラウド全体を包括して安定、発展させるための技術を提供する使命を表現しています。

IIJについて

株式会社インターネットイニシアティブ(東証第一部、3774)は、1992 年、日本で初めて商用でインターネット接続サービスを提供する会社として設立されました。現在では、約6,500社の法人顧客に対して、インターネット接続、クラウドなどのアウトソーシングサービス、WANサービス、システムインテグレーション、運用管理などの各種ネットワークサービスをトータル・ネットワーク・ソリューションとして提供しています。IIJに関する詳細はhttp://www.iij.ad.jp/をご覧下さい。

ACCESSについて

ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、先進のモバイルおよびネットワークソフトウェア技術を核にしたITソリューションを提供するグローバル企業です。全世界で累計10億台の搭載実績を誇る組み込み向けソフトウェア「NetFront®」シリーズやネットワークソフトウェアソリューション「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー、サービス事業者などの製品・サービス開発やインフラ構築を速やかに実現します。現在、クラウド技術をベースにした電子出版プラットフォーム「ACCESSTM Digital Publishing Ecosystem」およびモバイル広告配信ソリューション「NetAd」など、スマートフォンをはじめとするマルチデバイス上で高付加価値サービスを実現するソリューションの開発・提供を加速しています。2001年より東証マザーズにて株式を公開(4813)し、欧米、アジア地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細はhttp://www.access-company.com/blankをご覧ください。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング

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